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厚労相の率直、医師ブログの可笑しさ

 医学書院のサイトに6月16日付で掲載された「【対談】医療崩壊を防ぐために」は、岡井崇・昭和大教授(産婦人科学、日本産科婦人科学会常任理事)と舛添要一・厚生労働相の対談でした。 舛添さんは決して及第点には達していませんが、それでも前任者に比べれば(「安倍内閣は産科医療崩壊とは思わない」)良く頑張っていると思います。

 今回、特に率直だなと感じたのは診療関連死因究明制度をめぐる次の部分です。岡井さんは「刑事罰だけは間違いです。個人に刑罰を科しても事故の再発防止という医療の向上には全くつながりませんから。逆にそれが,社会にどんな悪い影響を及ぼしているか」と多くの医師の声を代弁します。厚労相は「業務上過失致死という罪が日本の法体系にあって,医師だけをそこから免責することには国民的な合意がないといけません」「医師と看護師だけを除外するわけにはいかないのです」「岡井先生のおっしゃることはよくわかります。それを国民に説得するための努力は,医療提供者側がやらないと駄目だと思います」と返しています。

 私も昼間はマスメディアの内側にいますから、厚労相の言っていることはよく分かります。最近のマスメディアに対して「医師の肩を持ちすぎる」との批判が読者からかなり多いのです。同じような声が厚労相に届いていると思えます。どう評価するかは別にして、これがいま現在の現実です。

 先月、書いた「医療崩壊と医師ブログ林立、勢いと隘路」のコメント欄には、医師ブログ主流に常駐と思われるコメンテーターから、お相手できないようなコメントが多数飛んできました。一騒ぎが終わって、現在、大賑わいの医師ブログはいわば「裸の王様」状態であると気付きました。取り巻き連多数の、小さなコップの中にいて、厚労相の問題意識にあるような「国民に説得」が出来ようはずがありません。

 医療崩壊は必然、崩壊してから後のことを考えるのがスマートなのだ――と主流派はお考えのようですから、厚労相の問題意識など毛の先ほども気にしていないとは思っています。私はいまや医師ブログの多くに期待していない立場に変わっていますので、はっきり言いますと、医師ブログのコメント欄では医師でないのに医師を装って発言している人が相当数いるようです。先日の騒ぎのアクセスログを見ていると、1、2時間に1回も見回りに来ている方が相当数いました。そんな暇なお医者さんはいませんよね。そういう醒めた目で医師ブログや関連ブログのコメント欄を見ると、不毛な議論が多く、敢えて時間を掛けて読む必要なしと思えてきます。

 ご注意=このエントリーだけコメント欄に特別ルールを設けます。「email」か「url」欄に正規の記入がある方、つまり実在する方にだけコメントを認めます。その他の方は内容のいかんを問わず、非公開とします。プロフィールに書いてあるルールも当然、適用です。

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コメント
裸の王様の例えは、タクシー運転手を殴りつけて逮捕されるような非人格者が、幹部に上り詰めることのできるような、大マスコミにこそ適用されるべきではないのですか?
  • 2008/06/19 6:49 AM
  •  
承認待ちのコメントです。
  • -
  • 2008/06/19 11:19 AM
  •  
これでも読んで、勉強してくださいね。
政治家のHPですが、よく問題がまとまっています。
http://www.jimisun.com/messege.htm
  • ppi
  • 2008/06/19 1:29 PM
  •  
ああやっとコメントが
結局のところ、マスコミの方(というか団藤さま)は医療崩壊問題は医者の手をマスコミの側から借りるほどのことではない(向こうが実名で頼み込んできたら手を貸してやらないでもない)という程度のことと認識されていると。わかりました。
  • You-me
  • 2008/06/19 5:56 PM
  •  
承認待ちのコメントです。
  • -
  • 2008/06/19 5:56 PM
  •  
そういえばこれをいっておかないと
団藤さまに煽られるまでもなく、ネットで発言する実名の医師はぼちぼちいらっしゃいますよ。そういう方経由で、実在の医師であることが確認されている医師ブロガーも何人もいます。
団藤さんに煽られるまでもなく実名の方がいいと思った人は実名で動いてますし、そこまでは自分の手にあまると思った人は匿名でやってます。
今さら実名でやりましょうなんて、いったい医師ブログの何を見ていたんだ?という感じなんですよ。言われなくてもやってる人はとっくにやってるよ、お前ら(マスコミ)はなにをやってたというんだ?、というところじゃないでしょうかね。あの燃えっぷりは。
  • You-me
  • 2008/06/19 6:10 PM
  •  
 以前のエントリのコメント欄に、「医療崩壊で困るのは患者の方であって、医師ではない」とかなんとか書き込んだ非医療従事者です。このあたりのことをやや詳しく書いてみます。

 さてdandoさんにおかれましては、医療問題は医師たちの手で解決しなければならないとお考えのようですが、実はそこが間違いです。
 今の医療業界の中で、医師たちは確かに困っています。しかし医師個人においては、この問題を解決するのは非常に簡単です。医師は医師であるがゆえに困っているのであって、つまり医師を辞めてしまえば医療問題などなんら解決せずとも個人の問題は解決してしまうのです。これは逃散と呼ばれています。

 しかしそうなると当然、医療を受けられなくなる患者が困ります。患者にはもちろん、潜在的な患者も含みます。まあ全ての人ですね。医師が医師である事を辞めることは出来ますが、患者が患者であることを辞めるのは非常に難しいので、患者が逃散することは不可能です。

 dandoさんは、医師たちがblogで医療問題に関する情報を発信している姿を見て漠然と、医師が自ら立ち上がらねばならないとお考えのようですが、実は医療問題は非医療者こそが主体となって取り組まねばならない問題なのです。医療ブログを主催する医師たちやそこに集まるコメンターたちはむしろお人好しな方々なのであって、それ以外のドライな医師たちは愚痴を延べることも無くただ単に医療から去っていっています。

 などと言うと、医師たちはなんと無責任なのだ、なんて批判が出るのが常です。しかし我々は、医師たちにそこまでの責任を求めるほどのインセンティブを払っておりません。インセンティブは金銭の問題もありますが、おそらく近年もっとも著しく失われたものは医師や看護師などの医療職の方々への敬意です。
 その、医師たちへの敬意を失わせる最大の要因がマスコミ各社の報道であったことはご自覚されておりますか?「日本の医療費は恐ろしく高く、医師たちは不当に儲けている」「日本の医師は怠けすぎだ」「医師たる者24時間365日医師であり、プライベートなんて認めない」などといった報道が山ほど繰り返され、それらに触れてきわめて強い権利意識を持った患者たちが最近「モンスターペイシェント」といわれて報道の種になっているのはご存知の通りだと思います。

 ところで大新聞社の記者たるdandoさんはこちらのブログでいったい何がなさりたいのでしょうか。医師たちに立ち上がってもらうべく、ブログを通じて医師たちを啓蒙するとかですか?いやあ迂遠なことでございます。
 dandoさんは記者として、世間に対して強大な影響力を持つ武器を振るえる立場におられます。もし医療問題をなんとかしたいとの自覚がおありなら、取材なり勉強なりしてご自身で行動することが容易にできる立場にあります。医療ブログを見て、傾聴すべき意見があれば「ある医療者によると・・・」などとつけて引用することも可能なはずです。
 そのあたりを無視して、「匿名医師のブログじゃあ引用しにくいから、実名でブログやれば俺が世間に紹介してやるよ」と言われても誰も乗りませんよ。先に書いたように、医師たちは究極的には辞めちゃえばすむ話なので、わざわざ個人情報をさらすようなリスクなど犯す必要が無いのです。ただしdandoさんが敬意を持って協力を請うなら、賛同してくれる医療者も多いはずです。取材対象に敬意を払うのは記者の基本ですよね?

 手前味噌になりますが、私は匿名医療ブロガーさんたちの記事やコメントをまとめて、一般向けに再構成した医療問題紹介ウェブページを作り、たくさんの方から賞賛のコメントを頂いております。私はそれらを、仕事が終わった後に余暇にちまちま製作しています。dandoさんは就業時間中に堂々そういうことができます。実にうらやましいことです。
  • koume
  • 2008/06/19 10:47 PM
  •  
1997年5月以来、勤務時間の外で運営しているウェブとブログですが、何か疑問でもございますか。
  • dando
  • 2008/06/19 11:12 PM
  •  
勤務時間内にブログをやっていてうらやましいとは一言も言っておりません。
勤務として医療問題に真剣に取り組めるのがうらやましいと言っております。
  • koume
  • 2008/06/19 11:26 PM
  •  
書き損じたのでついでですが、dandoさんが勤務時間内にブログを書いているとも思っておりません。どうでもいいので。
  • koume
  • 2008/06/19 11:27 PM
  •  
>先日の騒ぎのアクセスログを見ていると、1、2時間に1回も見回りに来ている方が相当数いました。

私は非医療従事者ですが、上記の行動をしていた者に該当するものです。ただ、前回は書き込みはしてませんし、医療従事者を騙ってもいません。

非医療従事者としての考えはkoumeさんが全部書いてくれましたので、医療に関する事は割愛しますが、前回の炎上したブログを読むにつけ

マスコミ関係者が「マスコミは権力である」という事をどの位真剣に見据えて発言や報道をしているのか?

という事が頭をよぎってしょがありませんでした。そして今回の書き込みを見て、私は好きな言葉ではありませんが、一部の方が「マス"ゴミ"」と表記するのも無理はないと感じます。

普通こういう釣り的な記事を書けば、もっと沢山の医療従事者がコメントするはずですが、きっとdandoさんが医者ブログを見限ったように、ネット上で活動する医療従事者もマスコミ人としてのdandoさんを見限ったのでしょう。

そして見限られるのも止むを得ない事と思います。またdandoさんはブログのような双方向型のやりとりには向いていないので、コメントもトラックバックも閉じてしまわれる事をお勧めします。
  • 次郎
  • 2008/06/20 2:34 PM
  •  
承認待ちのコメントです。
  • -
  • 2008/06/20 4:27 PM
  •  
別段、私は匿名とか実名とかこだわりはありません。救急の現場で働く一医師です。ただ、この医療崩壊の中で、自分の立場で自分でできることはないかと思い、ブログで医師の視点から感じた問題意識を提示してきました。
dando様にはとりあえず、この二つの記事を読んでほしいです。
http://case-report-by-erp.blog.so-net.ne.jp/20080506

http://case-report-by-erp.blog.so-net.ne.jp/20080507

これは、すでに自民党のとある会議でもすでに資料として配布されております。

医師ブログを十把一絡げにして、批判はしてほしくありません。その点は、どうかご協力ください。 

医師がネット上で発言が過激になりがちなのは、それだけ業界としての危機感が強いことの現われという具合に、肯定的に受け取ってみませんか?
承認待ちのコメントです。
  • -
  • 2008/06/21 12:08 AM
  •  
なんちゃって救急医さんへ

>医師ブログを十把一絡げにして、批判はしてほしくありません。その点は、どうかご協力ください。

 前回エントリーの最後で宣言してある通りで、お話の出来る方はどうぞいらしてください、喧嘩腰だけの方はもう出ていってください、と申し上げているだけです。

 私がネットの世界に関わって20年になりました。ずっと実名で来ましたから、言葉遣いには注意しているつもりです。明日、何かの拍子にリアルな世界でお会いするとして「先日は失礼しました」と名刺を渡せるようにはしています。

>医師がネット上で発言が過激になりがちなのは、それだけ業界としての危機感が強いことの現われという具合に、肯定的に受け取ってみませんか?

 少なくとも皆さんはお医者さんなのでしょう。それは通りませんよ。あれだけの無茶をやって「味方して欲しい」はないでしょう。

 私のウェブとブログは会社の業務と完全に切り離された空間になっています。この3月までは記事審査委員という立場で社内で厳しい警鐘を鳴らす事が多かったので、ネット活動に現れてはまずいから抑制してきました。今や、会社の業務と完全に別個でネットジャーナリズム活動をしていくだけのことです。別に含むところもありませんから、イーブンで行きますが、前回エントリーを書いていた当時のシンパシーは消えましたね。いや、実態を見せて貰って良かったというべきでしょうか。

 貴方の作られているページの論旨はよく分かります。で、何をされたいのでしょうか?


koumeさんへ

>dandoさんが敬意を持って協力を請うなら、賛同してくれる医療者も多いはずです。取材対象に敬意を払うのは記者の基本ですよね?

 このブログと関係ない社内業務ですが、リアル社会でこの2カ月ほどに何人ものお医者さんと共同作業をしています。お互いに厳しい注文もありますが、極めて生産的な仕事をしています。貴女も生産的な仕事をされているとのことですが、私がお相手しているお医者さん達と同じと思えないところがあります。少なくともジャーナリストは相手が「裸の王様」と思えばはっきり申し上げますよ。
  • dando
  • 2008/06/21 12:15 AM
  •  
おもしろいですね。ありがとうございました。

場違いのところに来てしまったように感じました。これにて失礼します。
再度「裸の王様」と仰っているので書き込みします。
前回は個人の傷害事件を事例として取り上げ大マスコミこそが「裸の王様」であると書き込んだ物です。
さてその後何が起こったか?
こともあろうに法律に基づき粛々と業務を全うされている方々に対して、個人でなく大マスコミさんが業務として「死に神」呼ばわりしたという事件が生じたわけです。
大マスコミさんというのは法治制度を否定するのですか?
また件の文章が発表されたときにどういう騒ぎになるか想像できなかったのですか?
あなたたちは「反権力のためなら何をすることも許される」衣をまとっているのですか?
dandoさんへ
私は内科勤務医です。なんちゃって救急医先生のブログをいつも尊敬の気持ちで拝読しているものです。

>で、何をされたいのでしょうか?
これは、この記事を本当に読まれた上で書かれているのでしょうか?だとしたらあなたの日本語の読解力を疑います。
大変失礼な言い草ですね。

他の医師コメンテーターがこれまであなたに侮辱的なコメントを送ったのかもしれません。しかし、なんちゃって救急医先生の記事を読んでこんな返答をされる方であれば、攻撃されるのも仕方がないのだとわかりました。
失礼いたします。


なんだか煽るようなタイトルなので、コメントをするのをためらっておりましたが我慢しきれなくなってきました。
「医療崩壊と医師ブログ林立、勢いと隘路」のコメント欄にご立腹のご様子ですが、確かに非常に乱暴な書き込みも少数は見られましたが、大多数は真面目に問題を考えているコメントだと感じておりました。
ブログ主さんと意見が異なっていただけであり、ネットで意見を配信しコメント可能にしているのですから、普通に討論すればいい状態であったと思います。
炎上とは性質が異なっていると思いますから、むしろあそこでコメント欄を閉じたことは自分と異なる意見が多ければそれはコメントスクラムだと言っているようで、ここは討論をする場にふさわしくないとの判断になったかと思います。
仕事とは別の単なる個人的ブログなので、自分とは異なる意見なんて相手をするのが面倒だというのであれば、こここそが「裸の王様ブログ」になってしまいます。
なんちゃって救急医さんのように実名でも活躍なさっていらして、さらに前回失礼なコメントをなさったかたでもないのに、「 少なくとも皆さんはお医者さんなのでしょう。それは通りませんよ。あれだけの無茶をやって「味方して欲しい」はないでしょう。」とか 
書かれるのはあんまりだと思います。同じ職業と思われる人の中に無作法なかたがいたからと言って、同業者であるというだけで、相手に無作法なことを言うのはあまりに短絡的かと。
貴方の作られているページの論旨はまったく判りません。で、何をされたいのでしょうか?

  • 沼地
  • 2008/06/21 7:13 AM
  •  
>岡井さんは「刑事罰だけは間違いです。個人に刑罰を科しても事故の再発防止という医療の向上には全くつながりませんから。逆にそれが,社会にどんな悪い影響を及ぼしているか」と多くの医師の声を代弁します。厚労相は「業務上過失致死という罪が日本の法体系にあって,医師だけをそこから免責することには国民的な合意がないといけません」

4年前だったかNHKで、回転ドアの事故がなぜ起こったのかを失敗学会が主催し 徹底的に検証していました。よくもまぁここまでさらけ出せるものだと思うほどでした。

この検証には、回転ドア事故の直接の責任者達もすべてをさらけ出していたからこそ 徹底的に検証が出来たのです。そして、なぜ事故の責任者達がすべてをさらけ出せたかといえば、すべてさらけ出したからと行って、責任追及をされない状況だったから出せたのでした。

失敗の原因追及を徹底的にするためには、責任追及をしないことが大切であることは、上記の回転ドア事故の検証でも判ります。

これは、人情としてもよく分かることで、誰だって原因追及途上で出てきたモノが罪状に加算されるとわかれば、「いわない方が得」とばかりに口をつぐむのは当然のことです。

失敗は誰だって恥ずかしいし、恐いし、隠したいモノ。これも人間であれば当然持つ心情です。

そこを明らかにして、今後の安全につなげようとするのですから、口を割らせ易いように環境・状況を整えるのは、当たり前のことではないでしょうか?

口を割らせ易いように環境・状況を整えるのは、事が医療現場のことであれば、医療関係者以外の人間がする仕事でしょう。

医療関係者は、「民事訴訟は飲む」といっているのですから、それでいいではありませんか。少なくとも、遺族の溜飲は下がるし、慰謝料も手に入るのですから。

なまじ刑事罰をちらつかせると、誰だって口をつぐむでしょう。冷静になって考えれば、誰にだってわかる話だと私は思っていました。

被害者団体が「刑事罰を!」と訴えるのは、未だ恨みが高じたままだから仕方がないとしても、マスコミは冷静なはずの立場だから、刑事罰を入れることのデメリットは、承知していると思っていたのです。

でも、刑事罰を入れることのデメリットについて、マスコミは何も触れていないようですね。ブログ主さんはどう考えられていますか?
>先日の騒ぎのアクセスログを見ていると、1、2時間に1回も見回りに来ている方が相当数いました。

私も1〜2時間に1回はアクセスしてました。なぜなら、次々に寄せられるコメントを追いかけようと思ったものですから。

それに、

>医師ブログのコメント欄では医師でないのに医師を装って発言している人が相当数いるようです。

というのも変ですよ。どこの医師ブログを指してみえるのか判りませんが、コメントを読めば医師か否か容易に判るではありませんか。それとも、医療関係者でない私の目が節穴なのでしょうか。

前回の記事に寄せられたコメントの数々はけっして、「お相手できないようなコメント」とは私は思いませんでした。一般的にいわれる「荒らし」はほとんど見られませんでしたし。

藪をつついて蛇が出てきたからと驚いて、腰が引ける思いをされたのでしょうけれど、はたしてそれは「蛇」だったのでしょうか?

私から見ると、「蛇のようにみえるだけ」だと思いますが。
で、私の文章のどうでもいい部分だけを抜き出して文句(批判ではない)を書かれたのはわかりましたが、本文についてはスルーですか?まあそれならそれでいいですけどね。
新聞記者くんだりに淡い期待を抱いていた私が猛烈なる馬鹿だったと思い知っただけです。
  • koume
  • 2008/06/21 2:12 PM
  •  
 団藤さん、こんにちは。

 医療制度は問題山積みで、多くのステークホルダーの関与があり、諸問題解決の為にはマスメディアの協力も不可欠と思います。

 さりながら、団藤さんがマスメディアの全てではありませんから、個人的には何も期待しておりません。そういう医療関係者は少なくないだろうなと感じております。

 なお、自分は研究者として医療報道をテーマの一つとしております。このコメントは中部国際空港のラウンジから、フライト待ちの時間を使って書き込ませていただきました。
すっごく遅い横レスです。
もうここにはいらしてないかもしれませんが、koumeさんにです。
医師の逃散では通常は医師を辞めることは少ないと思います。
身の回りにも医師を辞めて専業主婦になった人は多いですが、男性ではリアル知り合いで医師免許があるのに医師業をやってないのはふたりだけ。
それもひとりは医療器具メーカーの社長で、もう一人は自分の病院で院長ではなく理事長として経営に専念なさっているかた。もちろん逃散ではありません。
では逃散とは何かというと、大変な現場を去ってまた〜りとした職場に移ることです。
今まで医師の職場選びの基準というのは職人意識に支えられてきたように思います。
大変な現場のほうが「最先端の高度な医療が行われている。」「症例数が豊富である。」として、腕の磨ける職場として評価されてきました。
だから仕事の大変な病院のほうが安いお給料で医師が集まり、楽な病院のほうが高給で医師を募るという奇妙な状態でした。
今でも大変な職場で腕を磨きたいという人はいるかと思いますが、やはりハイリスクローリターンに耐えるのには限界があります。
多くの医師が医師を辞めるというような決断ではなく、大変過ぎる急性期病院を辞めるという静かな方法で逃散しています。
たぶんこれから国がまた〜りとした病院を潰して行き逃散先が無くなるかもしれませんが、それまでは逃散は続くでしょう。
で、一回過酷な職場から離れたらもう戻る気はなくなりますよね。
でも個人的にはうちの小さい娘がお産する年齢になるまでに産科医療に盛り返してもらいたいものです。(笑








  • 沼地
  • 2008/06/24 1:57 PM
  •  
当たり前でしょう。マスメディアの有り様が問題だと感じて11年も前からウェブを開いて論じている記者が「マスメディアの全てで」あるはずがありません。

このウェブとブログはマスメディアの一部ですらなく、dando流ネットジャーナリズムの場でしかないのです。「中村利仁」と言う名はネット上で拝見したことがありますが、その程度の理解力とは恐れ入りました。もういらっしゃらなくて結構ですよ。

沼地さんも、レスポンスを返したい方が出入りしている場所でコメントするのがネットの常識ですよ。
  • dando
  • 2008/06/24 8:45 PM
  •  
これはこれは失礼しました。
koume 様のここでのコメントへのレスなのでここに書きましたが、私にはkoume様がまだここをご覧になられているかどうか知るすべがないので、一応おことわりを書いたのですが、アクセス解析をなさっていらっしゃるブログ主さんのお言葉ではkoume さんはもうここには出入りなさってないんですね。
残念です。

中村利仁さん、こんにちは。
いつもロハスメディカル拝見しております。
とてもためになる記事が多くて勉強になります。
ありがとうございます。
職場のメールボックスに毎月届くのを楽しみにしております。
  • 沼地
  • 2008/06/24 9:04 PM
  •  
承認待ちのコメントです。
  • -
  • 2008/06/24 11:25 PM
  •  
初めまして、先日の記事からこちらのブログをROMしておりました。
当初は単なる意見の相違であったはずの話が、話者が感情的になってしまうことで決裂に至る有様を見て、とても残念に思います。
団藤様のおっしゃりようは例えて言うなら…
船が嵐で沈みかけ、乗組員が乗客たちに危険を知らせ協力してほしいと訴えているときに、「危険だと思うなら自分たちで救助を呼ぶなり救命ボートで逃げるなりすればいいじゃない。礼儀正しくお願いすれば、のろしを上げるのくらい手伝うよ?」と乗客が返答しているようなものです。
国全体の医療の話なのですよ。日本人である限り、誰も他人事じゃないんですよ。それが伝わらなくて、コメント欄の医師たちもイライラしているのではないでしょうか?
  • ROM専
  • 2008/06/25 6:18 PM
  •  
>国全体の医療の話なのですよ。日本人である限り、誰も他人事じゃないんですよ。それが伝わらなくて、コメント欄の医師たちもイライラしているのではないでしょうか

 これは異な事を。私が医療問題を気にしていないとは、どこから出る観察でしょう。それから皆さんは「協力してほしいと訴えている」のでしょうか。お集まりになってヒートアップした意見を無条件で押しつけ、マスコミに責任がと騒いでいるのではありませんか。保留しているコメントの中には、医師ブログの2年分のログを読まなければ話にならないという趣旨の意見まであります。ほとんど聖書を読めという勢いですね。議論をするというのは、新興宗教の某教団で有名な「折伏」ではないのです。
  • dando
  • 2008/06/27 7:39 PM
  •  
我ながら機を逸したコメントだな、と思っていたのですが、お返事をいただきありがとうございます。
ご指摘の部分についてですが、団藤様の医療に対するスタンスは、あくまでニュースという一商品を扱っている感じで、ご自身が明日倒れたらどうしようという危機感のあるものではないように思われたので、あのような書き方をいたしました。ですが、マスコミ人としてのプロ意識とはそういうものかな、とも思いました。
また、「協力して欲しいと訴えている」の点については、少なくとも一部の医師は国民に対して行なっていると思います。感情的になるあまり印象を悪くしてしまう方も確かにいらっしゃいますが(数年前よりもこれは減った気がします)、出発点は同じだと信じております。
いずれにせよ、医療問題にも造詣の深い団藤様に対し、不躾なコメントでしたね。申し訳ありません。
お忙しいことと存じますので、再度のお返事は結構です。お目汚し失礼いたしました。
  • ROM専
  • 2008/06/29 4:10 PM
  •  
承認待ちのコメントです。
  • -
  • 2008/06/30 12:33 AM
  •  
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