暁天座禅は釈迦が明け方の空を見上げて悟りを開いたことに由来する宝福寺の夏の風物詩です。宝福寺の方丈の縁側にはおよそ40人が静かに目を閉じて座り気持ちを落ち着けていました。境内では小鍛冶圭一副住職が手にする警策の音だけが静寂の中に響いていました。宝福寺の暁天座禅は5日まで毎日行われ朝4時半から5時の間に受付をすれば誰でも参加できるということです。
玉野商業の簿記部は先月東京で開かれた全国高校簿記コンクールの団体で600点満点中409点をマーク。優勝常連校の岐阜商業に僅差に迫る健闘で岡山県勢初の準優勝を納めました。また、「簿記の甲子園」とも言われる高校IT・簿記選手権でも3位入賞を果たしました。黒田市長は「皆さんの活躍は県内の商業高校生にとっての大きな名誉です」と好成績を称えました。玉野商業簿記部は現在部員9人。日商簿記1級の腕を持つ3年生の奥山恵梨香さんを中心に日々練習問題に取り組んできました。玉野商業高校は6年連続で全国大会に出場しておりさらに腕に磨きをかけたいと意欲を燃やしていました。
今年用意されたスイカは100個です。渋川にやってきた海水浴客に喜んでもらおうと渋川海水浴場運営協議会が行っているイベントのひとつです。2隻のボートから次々と投げ込まれるスイカを手に入れようと海の上で争奪戦が繰り広げられました。来週8日には小学生を対象にした「スイカ割り大会」が行われるほか、24日には砂浜に隠された木の札を探す「親子ふれあい宝探し大会」も開かれます。海水浴場としては今月末までですが今年は9月5日から7日にビーチバレー大会が開かれるなど海水浴シーズン以外でも渋川でのイベントは目白押しです。
岡山大学資源生物科学研究所で行われた、高校生に実験を通して生物学のおもしろさを感じてもらおうというプログラムがサイエンス・ブートキャンプなのです。倉敷青陵高校をはじめ県内から14人の高校生が参加しました。実験はミッションとして5つ用意され生徒たちは興味のあるものに参加しました。こちらの実験はFBI蛍光性細菌捜査局と名づけられています。生徒たちは、口の中にいる見えない細菌に色をつけて顕微鏡で観察しました。他にもタバコの仲間を使って紫外線をあてると光る性質をもつウイルスを見つける実験など5つの実験が行われました。岡山大学資源生物科学研究所では去年、文部科学省のプログラムで実験体験を行いましたが、今年は初めて独自に実験内容を決めて行いました。
このイベントは、岡山県立図書館と香川県の「e・トピアかがわ」が主催して開いたものです。倉敷市や岡山市、それに香川県内の小学生、あわせて22人が参加して、岡山と香川をつなぐ瀬戸大橋について、調べて回りました。子供たちが最も楽しみにしていたのは、瀬戸大橋の塔に登る体験で、いくつものはしごとエレベーターを使って、175メートルの頂上まで登りきりました。瀬戸内海の島々や、岡山・香川双方の陸地の眺めに、子供たちは歓声をあげて大喜びし、ビデオカメラで自分たちの感想を収録するなどしていました。このイベントは、子供たち自身が「取材者」になって、地元のことを調べて学び、交流することを目的としています。今回は、開通20周年の瀬戸大橋を「交流の架け橋」として題材に選びました。
この教室は、精巧な花筵「錦莞莚」を開発した茶屋町の発明家で、今年で没後100年になる磯崎眠亀の業績をたたえ地域の子どもたちに創意工夫することの大切さを知ってもらおうと磯崎眠亀顕彰会が開きました。この日は、近隣の小学校から38人の児童が参加し、講師を務めた顕彰会会長の佐藤圭一さんから、発明は、「日常生活で不便さを感じたとき生まれるもの」との説明を受け、丸い鉛筆が転がっていかないよう六角形の鉛筆が考え出されたことなど、実際に、不便さから誕生した商品について学びました。続いて、児童たち自身が、身近で困っている事を見つけ出し、それに対して自分が考えた発明のアイデアを発表しました。顕彰会では、9月に、発明工夫アイデアコンクールを開く予定で、現在アイデア作品を募集しています。詳しい募集内容などについては磯崎眠亀顕彰会までお願いします。