感染症である日本紅斑(はん)熱に感染し、発病していた宮崎市内の患者が、7月、死亡していたことが分かりました。県内で、死亡例が出たのは初めてということで、宮崎市では、注意を呼びかけています。日本紅斑熱は、病原体に感染している、マダニに刺されることで発病する感染症で、高熱や赤い発疹が出るのが特徴です。亡くなった宮崎市の患者は、7月10日から15日にかけて、市内の山に入った際、マダニに刺されたと推定されていて、その後、高熱や発疹を発症、25日に多臓器不全で亡くなったということです。日本紅斑熱は、県内では、年間5件ほど、発病の報告がありますが、死亡した例は初めてだということです。宮崎市では、野山などダニの生息場所に出掛けるときは、肌の露出を少なくするなど、ダニに刺されないように注意を呼びかけています。
宮崎空港で不審物が見つかりました。空港では、機動隊の爆発物処理班が出動し、一時、騒然となりました。1日正午すぎ、宮崎空港東側のバス停のベンチに、白い箱が置いてあると、空港事務所の関係者から警察に通報がありました。警察では、不審物とみて、現場に、機動隊の爆発物処理班を派遣し、防護服をまとった隊員による不審物の撤去作業が、慎重に行われました。警察によりますと、白い箱は、長さ30センチ、幅40センチ、高さが30センチの立方体で、その後の調べで、靴やスリッパそれに、シャンプーセットなど約20点が入っていたことがわかりました。航空各社によりますと、この騒ぎによる欠航便などの影響はありませんでしたが、現場は一時、騒然となりました。
福田総理大臣は、1日、内閣改造に踏み切りました。(1日午後5時現在)自民党の役員人事では、幹事長に、麻生前幹事長の起用が決まりました。福田総理大臣は、1日、公明党の太田代表との党首会談の後、内閣改造と党の役員人事に、着手しました。自民党四役のうち、党運営の要となる幹事長には、国民に人気のある、麻生太郎前幹事長の起用が決まりました。また、内閣改造では、町村官房長官や、舛添厚生労働大臣らを留任させる一方、経済財政担当大臣には、与謝野前官房長官が、財務大臣には、伊吹幹事長が内定しています。今回の内閣改造が、福田政権の支持率に、どう影響するのか注目されます。
捨て犬や捨て猫の飼い主さがしを進めようと、県の専用施設が完成しました。施設では、犬や猫のしつけも行われ、動物愛護団体が運営を任されます。県では、飼い主さがしを後押しようと、NPO法人の「みやざき動物のいのちを守る会」と協力して、捨て犬などを預かる専用施設を開設しました。完成した施設では、管理所に持ち込まれた健康な捨て犬や猫を、最長で1か月間預かることができ、飼い主に対して、去勢や避妊などの指導も行われます。(NPO法人・みやざき動物のいのちを守る会・小倉優子理事長)「私達が譲渡会を開き70〜80匹いても、もらわれるのは、せいぜい10匹前後、産ませないようにすれば捨てなくて良いので、まずは、最後まで飼うことと、産ませないようにすることを皆さんにお願いしたい」施設では、持ち込まれた犬や猫のしつけなども行う予定で、月に2回、譲渡会を開いて、処分の減少につなげたいとしています。
ふるさとの味を届けようと、串間市の特産品を詰めた「夏の便」が、全国に向け発送されました。この「夏の便」は、串間市やJA、それに、漁協などでつくる協議会が発送しているもので、毎年、お中元として人気を呼んでいます。今年は、収穫されたばかりの新米、コシヒカリや、お茶、それに、水産加工物の丸干しや、かまぼこなどが用意されました。「夏の便」は、送料込みで、一箱5000円となっており、早速、串間市の広報誌を添えて、県外で暮らす地元出身者などに送られていました。
小・中学生が参加した柔道と剣道の大会が、宮崎市でありました。この大会は、警察官から、柔道と剣道の指導を受けている小中学生を対象に、毎年開かれているもので、小学5年生から中学2年生、あわせて164人が参加しました。大会は、団体戦形式で行われ、選手たちは、日頃の練習の成果を十分に発揮していました。子どもたちの懸命な姿に、家族や、指導する警察官からは、大きな声援が送られていました。
科学への興味を持ってもらおうと、中学生を対象にした化学実験講座が、都城市の都城高専でありました。講座には、中学生11人が参加、昆布からプラスティックを作る実験に挑戦しました。都城高専では、身近なものを利用して、実験することで、化学や環境問題などに関心をもってもらえればと、話していました。
串間市消防本部の男性職員が、消防団員から集めた会費など約210万円を着服し、懲戒免職処分を受けていたことが分かりました。懲戒免職となったのは、串間市消防本部に勤務する、54歳の男性主査です。この職員は、平成17年4月から今年6月にかけて、消防団員の事務を担当していた際、団員から集めた会費など、合わせて210万円を着服したものです。このため、串間市では、この職員を7月31日付けで、懲戒免職処分とするとともに、当時の上司などを、減給や戒告処分としました。職員は、着服した金を、借金返済に充てていましたが、全額返済しているため、市は刑事告訴はしない方針です。この他、不祥事の監督責任として、市長と副市長の給与も減額することにしていて、8月の臨時議会で提案されることになっています。
今年3月、宮崎刑務所で、60代の男性受刑者が、30代の受刑者から暴行を受け、肋骨骨折の重傷を負ってたことが分かりました。宮崎刑務所によりますと、今年3月、60代の男性受刑者が、30代の男性受刑者から、わき腹を殴られ、肋骨を折る重傷を負ったと言うことです。また、暴行を受けた受刑者は、別の日にも、他の30代の男性受刑者から、顔を平手で殴られていました。暴行を加えた2人の受刑者は、「被害者の男性の日ごろの生活態度に不満があり、殴った」と、話しているということです。宮崎刑務所では、受刑者2人を、1日、宮崎地検に送検しました。
社会補償費の削減により、地域医療が崩壊するとして、31日夜、県内の医療団体などが、削減の撤廃を求める決起大会を開きました。宮崎市で開かれた31日夜の決起大会には、県内の医療や福祉など42団体から、約500人が参加。まず、県医師会の稲倉正孝会長が、「社会保障費の抑制が、医師と看護師不足を招き、地域医療の崩壊につながっている」と訴えました。社会保障費を巡っては、国の来年度予算で、2200億円削減されることが閣議了解されていて、大会では、削減の撤廃を求める決議が採択されました。(県医師会・稲倉正孝会長)「地域の医療、介護、福祉が壊れかけている。崩壊から救うというのが(大会の)一番大きな目的」決起大会を主催した県地域医療福祉推進協議会では、採択された決議を、国や県議会などに提出することにしています。