とらこもえらー、だってさ。

一言メッセージ :スメラギさんとリューミンたん!

  • お気に入りブログに登録

用がありました!


tibet_tibetのページをカーマ・アニッチャ・パンニャッタ・パンニャーナ・ムッタ・デーヴァ師補君がはてなプライベートモードから出られないように操作したらしいので、こちらに転載しておきます。追い詰められればすぐ逆上するのでわかりやすい。「2006年1月20日以来行っていない」なんてうそついてないで、正直に認めれば株も上がるのにね。

で、ここでこういうことを言ったら元に戻したようですね。わっかりやすいのう。で、またプライベートに変更ですか?いちいちやることがめめしいねぇ。さっさと削除したらどうかね、福井君。

このうち、◆hisa5z4q9sが「当事者からの反論」なんて言ってきたらしいんだけど、証拠は動かない。実際、◆hisa5z4q9s=木津尚子、と断定されてからはスレッドへの出現率は低下。プライベートモードにされても仕方がない、なにせ事実だから。しかも、この◆hisa5z4q9sは九州でオフラインミーティングをやるとか、虚言のオンパレード。

http://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:%E3%82%AA%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0/%E4%B9%9D%E5%B7%9E/%E7%AC%AC1%E5%9B%9E%E4%B9%9D%E5%B7%9E%E3%82%AA%E3%83%95
こんないい加減なオフ告知は初めて見た。2ちゃんねるのロビーオフでももう少しまともに言うだろう。

なんでこんな虚偽オフ告知がかかれたかというと、、、

http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=Wikipedia:%E3%82%AA%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0&diff=20981503&oldid=20981479
こんなことがあったからなんだね。わらい。それを修正するために虚偽オフ告知ですか、、。やることが細かい木津尚子。躁反転の疑いがあるね。人の病気にはあまり触れたくないのですが、最近「自分は鬱といいたがる人たち」も増えてるので油断は禁物である。本物の鬱はトリップなんか使ってまでBBSには、書かない。

http://b.hatena.ne.jp/entry?mode=edit&eid=4491356
概要を書き換えているのは木津尚子だけ。もうIRC組は総敗北なんだろうね。

http://wikipedia.g.hatena.ne.jp/
これも福井君が全部書くようになったし。集団ストーキング疑惑を払拭しない限りは、いつまでも追求されるのにね。


投稿ブロックを決めた方々は以下の通りです。

利用者:健ちゃん=木津尚子
利用者:Hashikure=甲斐幸輔
利用者:Aotake=松葉裕子
利用者:martin=福井利器
利用者:Suika=太田尚志
利用者:スノG=甲斐幸輔
利用者:Lemon pie=甲斐幸輔の彼女(実名は不明だが、台北には来ている)
利用者:Pugnari=福井利器
利用者:Himetv=木津尚子
利用者:Arpeggio=太田尚志
利用者:Anonymous000=福井利器
利用者:Lonicera=太田尚志
利用者:Radioactive=宮川由美子の長男
利用者:Mickey.M=福井利器
利用者:Lem=mixi_id=295970(実名は不明だが、顔写真が流出中)
利用者:Lusheeta=福井利器
利用者:Zzzz=松葉裕子
利用者:Centaurus=福井利器
利用者:Hhst=mixi_id=2246163(実名は不明だが、mixi垢は残されているため、特定は可能)
利用者:SINOBU=太田尚志
利用者:葉月=松葉裕子
利用者:Red Star Belgrade=甲斐幸輔
利用者:Occhanikov=福井利器
利用者:あきら ◆777777779w=木津尚子
利用者:Ikedat76=小西規勝
利用者:miya=宮川由美子

コレを見ればわかると思いますが、「同じ人が二回連続で書かない仕組みになっている」ことに注目していただきたい。多分禁則逃れなんでしょうが。

-

いくつかのKNOLが削除された経緯は、以下の通りです。
http://s04.megalodon.jp/2008-0801-1836-29/wikipedia.g.hatena.ne.jp/Miya/

閉じる トラックバック(0)

お知らせ

(ゎ・_・ぉ)<生みの親がドイツに行くため、用のない限り更新は八月までお休みです。が、気になったことを少々。

ttp:/d.hatena.ne.jp/Britty/20080619

なんで人に向かって直でいえないのかねぇ?「名乗る人物」だって。関西オープンソース2007の時に怯えてた癖して。

ttp:/d.hatena.ne.jp/psycho78/20080630/p2

出家番号971番さんが、台北と大阪と名古屋に行ったことは物証がございます。関西オープンソース2007で私は彼を目撃しているので、「ネットだけ」で判断はしていないんですよ。服装と挙動が印象的でした。psycho78はいったい何人に共有されているのやら。今は木津準サマナのもの?

ttp:/d.hatena.ne.jp/haikyo/
ttp:/d.hatena.ne.jp/orange-strange/
ttp:/d.hatena.ne.jp/doumoto/
ttp:/d.hatena.ne.jp/ozanari3/

松葉裕子が「書け」といって、サマナと準サマナが書いています。木津は信者であることがばれたので、おおっぴらにはてなIDで書き始めました。

ttp:/d.hatena.ne.jp/psycho78
上村光治君はもう40さいか。

---
一応、指摘はしておきます。内容の割には、受講費が妙に高すぎる。「ウィキメディア財団へ寄付」といいつつ、じつはA派への布施だったら大問題だ!60人集まって、60万集まるわけだ。強力な布施だな。

http://www.infosta.or.jp/seminar/semi080730.html

講師:太田 尚志 氏 (ウィキペディアン) =利用者:Lonicera=利用者:Snow steed=利用者:Arpeggio=非日本人=◆sMt4YbtR06

(肩書きにウィキペディアン、なんて書く人はオウム。普通の人は出身大学と所属を書くでしょう?それがなく、いきなりこう名乗っちゃったら終わり。)

講師:時実 象一 氏 (愛知大学) →この方のアカウントは、いくつかの疑惑があるものの、確証がもてません。管理アカウントはもらってないような気がします。

日本語版ウィキペディアはオウム真理教の人々によって作られているので、十分注意してください。京都祇園にオウム在家信徒の手で接待されたJAWP幹部は、間違いなくサイエントロジー信者です。

http://mywebpage.netscape.com/kasumoerer/wikimania002.jpg
http://mywebpage.netscape.com/kasumoerer/wikimania001.jpg

いらっしゃいますね。

閉じる トラックバック(0)

JAWPの真実

(JAWP)利用者:Aotake=A派の諜報部員=スッカー師=(はてな)id:riko=出家番号70
http://www.kahusi.org/
http://mywebpage.netscape.com/kasumoerer/kahusi.txt

1964年生まれ

(JAWP)利用者:間久部緑郎=M派の諜報部員=カーマ・アニッチャ・パンニャッタ・パンニャーナ・ムッタ・デーヴァ師補=(はてな)id:hatenadiary=出家番号971
http://www.kotono8.com/
http://mywebpage.netscape.com/kasumoerer/matsunaga.txt

1969年2月24日生まれ

(JAWP)利用者:Lonicera=Aleph(アレフ)金沢道場?のサマナ=太田尚志(日本名、韓国人)=(はてな)id:strange=トリル
http://web.archive.org/web/20070808081327/http://web.sfc.keio.ac.jp/~n04594to/
http://mywebpage.netscape.com/kasumoerer/trill.txt

1978年9月7日生まれ

関西オープンソース2007の時に来ていた橙色のシャツの男は、利用者:間久部緑郎です。

私は彼らに3年間ストーキングを受け続けました。三人で、アジトを拠点に共同生活を送っている可能性があります。



--- --- ---

暴露したところ、三人はすでに逃走しています。これ以上は、何も申しません。各自でウィキペディア日本語版の現状について、考えてください。

以下は、アジトで生活する者が使用しているアカウント群です。日常的に共有しています。

出家番号971
d.hatena.ne.jp/anis500/
d.hatena.ne.jp/matsunaga/
d.hatena.ne.jp/Rakshasa/
d.hatena.ne.jp/talkin2u/
d.hatena.ne.jp/wikipedia_fan/
d.hatena.ne.jp/beond/
d.hatena.ne.jp/wakame1977/
d.hatena.ne.jp/ktuo2002/
d.hatena.ne.jp/kerodon/
d.hatena.ne.jp/ekken/
d.hatena.ne.jp/beyondows/
d.hatena.ne.jp/USER001/
d.hatena.ne.jp/osito/
d.hatena.ne.jp/buyobuyo/
d.hatena.ne.jp/realtime24/
d.hatena.ne.jp/another/
d.hatena.ne.jp/haineko2003
d.hatena.ne.jp/cess/
d.hatena.ne.jp/yetanother/
d.hatena.ne.jp/DameKinoko/
d.hatena.ne.jp/al001/
b.hatena.ne.jp/maruru360/
d.hatena.ne.jp/guldeen/
d.hatena.ne.jp/antonian/
d.hatena.ne.jp/SUM/
d.hatena.ne.jp/torin/
d.hatena.ne.jp/BigBang/
d.hatena.ne.jp/Ereni/
d.hatena.ne.jp/oredoco/
d.hatena.ne.jp/koshinishiki397/
d.hatena.ne.jp/pr3/
d.hatena.ne.jp/highlander963/
d.hatena.ne.jp/LondonBridge/
d.hatena.ne.jp/Prodigal_Son/
d.hatena.ne.jp/blackseptember/
d.hatena.ne.jp/Apeman/
d.hatena.ne.jp/biaslook/
d.hatena.ne.jp/uzimusisann/
d.hatena.ne.jp/moondriver/
d.hatena.ne.jp/reitoki/
d.hatena.ne.jp/kanimaster/
d.hatena.ne.jp/tsupo/
d.hatena.ne.jp/jnaoya/
d.hatena.ne.jp/jkondolife/
d.hatena.ne.jp/D_Amon/
d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/
d.hatena.ne.jp/hagakurekakugo/
d.hatena.ne.jp/tittea/
d.hatena.ne.jp/tunachan/
d.hatena.ne.jp/ozanari3/
d.hatena.ne.jp/mrnkn/
d.hatena.ne.jp/syujisumeragi/
d.hatena.ne.jp/gerling/
d.hatena.ne.jp/NOV1975/
d.hatena.ne.jp/Marco11/
d.hatena.ne.jp/repon/
d.hatena.ne.jp/Sampo/
d.hatena.ne.jp/chanbara/
d.hatena.ne.jp/zyugem/
d.hatena.ne.jp/masahiro86/
d.hatena.ne.jp/asami81/
d.hatena.ne.jp/ju-ki/
d.hatena.ne.jp/komachimania/
d.hatena.ne.jp/digimaga/
d.hatena.ne.jp/kometsubu777/
d.hatena.ne.jp/usi4444/
d.hatena.ne.jp/trshugu/
d.hatena.ne.jp/number29/
b.hatena.ne.jp/DocSeri/
d.hatena.ne.jp/hizzz/
d.hatena.ne.jp/oredoco/
d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/

ボダトリル
d.hatena.ne.jp/myamo99/
d.hatena.ne.jp/fake-jizo/
利用者:Snow_steed
d.hatena.ne.jp/mamohorPrep/

出家番号70
d.hatena.ne.jp/doller/
d.hatena.ne.jp/doumoto/
d.hatena.ne.jp/fuldagap/
d.hatena.ne.jp/orange-strange/
d.hatena.ne.jp/haikyo/
d.hatena.ne.jp/muffdiving/

閉じる トラックバック(0)

ウィキマニア報告会@大阪

報告

この報告がアップされる頃にはウィキマニア2007報告会@大阪のことなど誰もが忘れていることだろう。日本語版WPに関わる人々の言動がどのようなものかを察することが出来て、私は個人的に満足である。

報告会をするというのに、一枚のレジュメも参加者に手渡さないという行動からして落第ではあると思ったが、報告の内容はウィキマニア2007でおこなわれたレポートの話よりは、寄付とウィキアの話が多かった。利用者:Yukichi99の報告内容は、ほぼ総てがウィキアの話であった。その報告に二点、非常に気になる問題点がのこされている。

なんと「フリーコンテンツの図書館を作る」といったときには、流石に眠たくなっていた私の目もさえた。WPの連中は図書館学を知らないのだろうか?フリーコンテンツとは、原則的には貸し借りをするようなものではない。単純にクレクレ君に盗まれるものである。「そんなことが出来ると思ってるの?」と利用者:Yukichi99にきいたが、積極的に解決を期待させるコメントはなかった。

これを聞いてすぐ私の頭の中に浮かんだのは、「秋吉台に現代音楽の図書館を作る」という計画を唱えていた某作曲家のことであった。その計画は素晴らしかったが、結局2007年現在実現していない。その某作曲家(あくまでも提唱当時の)と利用者:Yukichi99の行動様式は妙に近似している。「善意はただで幾らでも手に入る」という幻想。IMSLPですら一時閉鎖していると言うのに。

ガウデアムス図書館は、世界中の作曲家の自筆譜のコピーが所蔵されていると言う点において、ある意味世界一の図書館である。しかしながら、その図書館の運営は「ガウデアムス賞」レースに関わる無数の作曲家の投稿によって、支えられているのも事実である。人の努力がないと書物は生まれない、という最小限の常識すら日本語版WPスタッフの頭の中にはない。一冊の書物によって、その後の人生を変えることになった人間は多い。その書物が「フリーコンテンツだった」などということは、ありえない。著作者に感謝することが、できない。著作者に感謝できなくても書物の内容がよければ良い、という思考が成立するのは、日本から世界的な文学者をほとんど出せないと言う事情と無関係ではない。

ボグスワフ・シェッフェル著の作曲概論に対し、WPに与するユーザーの「たかが譜例集でがっかりした」といったWP日本語版への虚偽投稿をよりどころとし、2ちゃんねるで靴下が煽る事態を私はまだ良く覚えている。その投稿に対し「テクストは別冊だ」という私の指摘に対して、反論はない。そのユーザーのみメールで謝罪があったが、2ちゃんねるに書き込む無数の靴下からの謝罪もない。フリーコンテンツが信用を得て、世界的大作曲家の書物が信用されない、といった常識が通用する時代が来るのだろうか?これは虚偽投稿をしたユーザー個人の問題ではない。ポーランド楽派という単語の存在すら否定した小西規勝からの謝罪も未だにない。ポーランドの文化に泥を塗っても、フリーコンテンツ万歳の世の中では許されるのだろうか。

またショッキングな発言に、利用者:yukichi99の「僕はウィキアに入社するときに一枚の書類手続きもなかったもん」というものがあった。この発言直後利用者:Aphaiaと利用者:Yukichi99、そしてAphaiaが「先生」とよぶ橙色のシャツを着た男は笑っていたが、一瞬にしてその場が凍りついた。「それはまずいだろ、プリントアウトもないのか」と問いただしても、「いやぜんぜん」とか言っていた。そういう企業だからEssjayもすぐ雇ってしまったのだろうなぁ、と連想させるに十分であった。

このような言動を繰り返す人々が多重アカウントで特定の利用者を追放し、議論妨害をしてもおかしくないであろうし、自分の気に入らない人を殴ったり、使えない組織と分かるとすぐ捨てる、などの行動も当然であろう。報告会の出席者は15名ほどであったが、利用者:Aphaiaの発言中に堂々と真正面から帰ってしまった人がひとりいた。その人の行動が、その日で最も正当であった。個人名義で寄付がなされていても、企業から「おいおまえら寄付しておけ」という社内命令が下っている可能性は否定できない。人の努力がどうやって生まれるのかと言うプロセスが欠如した日本語版には、もう積極的に関わることもないだろう。この投稿もまた日本語版WPへ誤読され、利用者:呪などの靴下が誤った論旨を展開するのであろうが、そういう攻撃が続いている限りはWPに未来はない。

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(2)

裏チロル紀行 そのじゅういち

いつもは多目的ホール上のパブで飲み会になった。一回だったか、シェッフェルは私にだけ食事をおごった「そんなもんくらいだったら払うよ、、同じのだよね」。当然かもしれないが、シェッフェルの創作の近況について根掘り葉掘りしたのは私しかいない。他の受講生は、シェッフェルが今何を書きたいのか、何も知ろうとしない。単純にこういうレヴェルのマスタークラスならいっか、くらいの気持ちで来ている。私はそれが許せなかったので、参加した。

シェッフェルは直感については知らぬ存ぜぬであったが、アプローチについてはどの曲もしっかりと説明した。「この作品はこれが言いたいのだ」というメッセージは、中学生程度の英語力でも伝えられることが解った。要は「伝えたいか、そうでないか」しか、ないのだ。

最終日に、私は意を決して、「みんな、セリーも独立テンポも使ってないじゃないですか!」と聞いた。怒られるのを覚悟で。そうしたら彼は「そーだよーだーれもつかっとらーん」とニコニコ顔で答えられた。毎年こんな感じなのと聞くと「まぁそだよ」と。完全にしてやられた!彼は生徒ごとに教授法を分けていたのだ。教授レシピが机の上に落ちていることもあって、そうかもとは思っていたが、、。

2007年の彼はいつもと違い、レッスンは一人3日分しかなく多目的ホールも貸してくれなかったらしい。2007年度の受講生は国が丸抱えするような生徒がおらず(2005年にはマリオスが、2006年にはトミが)、その分値切っても良いかと思ったのだろうか。レッスン室でファイナルコンサートはちょっとと思ったが、お客さんのレヴェルは上がったらしい。

だからこそ、2006年度に「毎日レッスンでくたくただった」ことを記しておくのは私の義務だと感じる。彼が私を見込んで、とりわけ親切にしてくれたわけではない。そんなに私は優秀な弟子でもない。ただ、彼は2006年度にはペンや音列表すらも惜しみなく貸し与え、最善の道を総ての受講生に指した事は伝えておきたい。彼が拾ったときのパナヨティス、レイレイ、ソジュ、ミンらが誰も知らない雛に過ぎなかったことが、よき証明になるであろう。

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

裏チロル紀行 そのじゅう

9月1日、ゲネプロを通しで聴く。チロルTVの取材の人が来て、シェッフェルの作品と受講生の作品の抜粋を録画。放映されたかどうかは知らない。シェッフェルはトミの曲を詰まらなさそうに聴いていた。そりゃそうだろう。いまさら北欧風ポストミニマルをやってどうする?わざわざシベリウスで出力する余裕があるのなら、もと別のことを考えるべきではないのか?ロベルトはすごい自信たっぷりに現代風イントロと、かつての対位法の展開の二部分からなる作品で、自分の曲が一番ロマンティックだという意気込みは伝わる。しかし、なぜ「対位」をわざわざチェロとピアノの二重奏で?19世紀的に?チェロのロハンはこういう曲にも最善の演奏で準備してくれて、本当に頭の下がる思いだった。ぺトラもチェロとピアノの二重奏だったが、連打の多い前半と非常に瞑想的、、、、っつーか「単純に手抜きで音が少ないだけ」の後半からなるが、恐らくはシェッフェルを一番怒らせた曲ではないのか。何のための後半なのか?ナタリアは現代音楽が解禁される前のウクライナの民族的書法に良く似ていた。本当にピアニストから転向したいのか?彼女のピアノを一回聴きたかった。

韓国人二名の作品、ジヤンとウンジュの曲が、出来栄えはともかく、真摯に勉強しようと言う意欲があるだけ聞ける。ジヤンの曲はロベルトに「ソの音しかない曲かよー!」などといわれていたが、実際その通り。もう少し装飾をつけたほうが良かったかもしれない。楽譜を見てよかったと思えたのはこの子だけ。ウンジュの曲はプロポーショナルノーテーションだが、オーボエのマリウスの力演もあって意外に楽しめた。ただ曲が一眼的でトリックを知ってしまうとそれまでの曲。

私の曲は大幅に指示がカットされたヴァージョンで行われたが、音量とテクスチュアには問題がなかった。ただマリウスは「しまったなこりゃ」という顔をしていたので、あまり責めないようにした。三人中楽譜が読めていたのはロハンだけ。三日しかないのに完璧な演奏だった。

演奏が終わると、シェッフェルは思い切りがみがみとマリアンヌにまくし立てた。私の曲のときだけ、いきなりマリアンヌにドイツ語で恐ろしく速くしゃべった。どうも私が「シェッフェルが教えたこと」をプログラムノートに書いたことについて、なにかをしゃべったはずである。もし私の理解が的外れであっても、あの演奏後のまくしたてはいったいなんだったのかが、一年経っても気になる。他の人の作品は総て黙って聴いていたのに。

その日だけ「お前はオレの(左)横に座れ」と言った。当然だが、彼の右横にはマリアンヌが座っている。

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

裏チロル紀行 そのきゅう

8月29日、今日はランゲバルテルスのインスタレーション「Fallen」をインスブルックまで行って見に行き、その後でランゲバルテルスの講義があった。すでにセミナーから一年経っており翌年のアヴァンギャルド・チロル2007も終わったにもかかわらず、2006年のセミナーのことは良く覚えている(2007年のセミナーについては後述)。

ランゲバルテルスのインスタレーションは電球状のガラスを鉄板にあてて音を出し、そのガラス球はモーター駆動する糸につるされている。糸のスピードで音量は決定されるが、一つの球がなると他のモーターはそれに反応して一定の時差を生むように設計されており、タイミングは予期できない。しかし、そのガラス球からなる音色は、旧来のコンピュータ音楽で使われた音源に良く似ている。「これ古典的じゃないか?」という声もいくつか見られた。非常に温厚な紳士という感じの方であったが、どうやらその性格が活動にそのまま反映している。

講義のほうはヴァレーズ、チューダー、ケージといった大家の仕事を一般向けに説明する内容で、ドイツ語の不自由な私でも何を言っているかはある程度推察できた。ケージの「複数のラジオ音源がミックスされた『音響』」のアイデアに多くの観客が驚いていたようで、「やっぱケージは凄いよ!」とものすごく喜んだロベルトの顔が今でも忘れられない。

8月30日と31日には残りの通しリハーサル。演奏家連の努力は凄いもので、なんとか全ての曲にそれなりの解釈を与える境地にまで到達した。その間にもレッスンは休みなく行われていた。「今からチェロがこう来ると、ピアノはこのピッチでいいだろう、、そういう風に、、って二分でここまで書けるよ」といい、良い意味で指導力の強さに呆れた。

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

裏チロル紀行 そのはち

8月28日、久し振りにコンサートはないものの、レッスンは続いているので休む暇がない。日付は戻るが、私の作品の一部をコピーし、残りのパートをシェッフェルがその場で作曲するという面白い趣向も見せてくれた。その結果がベストとはいいがたかった(本人もそう感じていたかも)が、彼がどうやってレンジを設定するのかが知れただけでも収穫。また彼は「いっぺんくらい、俺の使ってるイディオムを使いなさい」とまで言った。そのイディオムを次の日に挿入して、彼からのコメントを伺うという事態もあった。

確か、私の記憶ではリハーサルはゲネプロを除いて二回あった。シェッフェルはリハーサルの日時を確認し、ちゃんと二回とも来てくれた。(ゲネプロはお昼ご飯のために休んだらしい)私の作品のいくつかの指示がコンサートに不向きだからという理由で割愛されたが、ピッチやテンポ情報はそのまま演奏された。練習時間の一番短いデ・サラームの演奏が、一番正確だったことに驚いた。ただでさえ練習時間が短いのに、一切演奏家の事情を考えていない作品が集まっていることに驚く。何様のつもりなのか。もう少し人の気持ちを考えたらどうなのか。トミの曲は一ヶ月くらい練習しないと難しいオーボエのハイトーンの連続に、アコーディオンみたいな小難しいパッセージをピアノにやらせて、全員きつそうだった。これでポストミニマル調の音楽性しか出てこないのだから、どこに行っても通用しないだろうな。

シェッフェルは私の作品の問題点をやかましく指摘した。「ケンタロ、これはやばい。たいへんやばい。演奏家が観客にアクションを与える作品は、観客からのリアクションも考えないとだめだ。反応した客が『クケー』なんていったらどうする?責任取るのかよ」というアドヴァイスはかなりためになった。70年代に10年もイヴェント性作品を作曲しただけのことはある。これ以外にもいろいろと指摘した後、確定された情報のソノリティとテクスチュアに関しては「これは面白いね」と真剣な目つきでコメント。私の音楽観は間違っていない。やはりピッチとリズムの領域は、まだまだ探求されていない世界がたくさんある。それはシェッフェルのレッスンでも、「作曲なんてね、まっだまだ可能性なんていくらでもあるよ」という究極の救いを授けてくれたことにも現れている。

閉じる コメント(2)

閉じる トラックバック(0)

裏チロル紀行 そのなな

8月26日 最後の演奏者デ・サラームに楽譜を渡す。シェッフェルに旧作のレッスンをしてくれないかどうかを頼んだが、「それはどうしてもできない。これはビジネスの問題だ。そんなにレッスンしてほしいんだったら、今日のレッスンが終わってから新曲を書けばよいではないか。そしたらレッスンするよ。それが仕事だもん」と。ヌスバウアーから「私のための作品は書いていただけないのかしら」といわれていたこともあり、オーボエ、トロンボーン、チェロ、ピアノのための協奏曲を書き始める。二週間に三曲も書くなんてやったことがない。(ここまで作品を仕上げた招待作曲家はいなかったらしい)

シェッフェルのレッスンは真剣勝負そのものであり、「今から数分間机を離れる。いっぺんどれだけ楽譜がきれいに書けるかやってみて」と言い、ちゃんと数分後に戻ってきたときに「これだけ綺麗にかけるんだから、明日からこのくらい綺麗にお願い」とコメントをする。とにかく生徒の行動に対する条件反射が早い。世界中の弟子が四桁に達する作曲家とはこういうものなのだろうか。

今年はオーディオ・アート部門がお休みなので、ランゲバルテルスを招待して、彼にレクチャーとインスタレーションとインストラクションを任せることになった。その概要は以下。

レクチャーは自分に影響を与えた三人の作曲家の作品のコンセプトについての説明。ヴァレーズ、チュードア、ケージの三作品を一時間で説明した。インスタレーションは、彼の自前のガラス玉と鉄板で金属音を聞かせる音響彫刻に時間的位相を与えるもの。インストラクションは個別の10人の演奏家に任意のイヴェントを与えるのだが、そのイヴェントのONOFFが定期的に演奏家に示される。演奏家は何をしても良いので、本を朗読する、オペラを歌う、必死に紙になにかを書きつける、自分の髪をバリカンで刈る、などやりたい放題であった。この三つの試みの反応については後述。

8月26日のインストラクションは個別の演奏家の中にロベルトやフランツが加わり、10人の個性が見事に割れる興味深いコンサートであったが、ONOFFは常にランダムであること、非創造的な演奏家が誰かわかってしまうことなどの難点は残る。コンサート後に「あいつの動作がいちばんおもんない」、「あーそーだ。腹立つなー」、「あのONOFFランダムやろ」、「そー」とロベルトと会話。音楽療法としては上出来のプログラムであったように感じる。

そして、8月27日。この日は私にとって一生忘れられない日になることは予想していたが、そのとおりになった。フランツがホテル・ベルクホフでシェッフェルの創作の60年を回顧するというレクチャーだった。「スターバト・マーテル」、「四つの詩篇」の美しい調性的断章、「ヴァイオリン協奏曲第四番」と「ピアノ協奏曲第五番」に見られる近年の楽器法、また高弟バーバラ・ブチェクの怪作「アネクメナ」が聴けたことがうれしかった。このレクチャーを設けても、まだまだ語り足りない部分があることが脅威である。当然シェッフェルに皆で拍手。私の印象のせいか、かなり照れているようにも感じた。

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

緊急

管理者が超多忙モードに入りましたので、記事は12月までお休みです。
将来的には必ず、チロル紀行とロシア紀行を完成させる予定です。

KN

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

[ すべて表示 ]


.

とらこもえらー
人気度

ヘルプ

  今日 全体
訪問者 13 2381
ファン 0 1
コメント 0 4
トラックバック 0 7
  • My Yahoo!に追加
  • RSS
  • RSSとは?
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

開設日: 2005/7/9(土)


プライバシーの考え方 -  利用規約 -  ガイドライン -  ご質問・お問い合わせ

Copyright (C) 2008 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.