武山です18   2008.8.1

  武山です。世の中の出来事は見た目とはまったく異なる、ということが、最近あちこちで表面化しています。先日、燃油の値上がりで漁業者が食ってゆけない、と全国で一斉休漁し、国会前でデモ行進しました。どうもあれは、国の主導によるヤラセのようです。つまり、845億円の補助金を漁業者には出すが、他の値上がりの影響を受けている産業へは一切補助を行わない、というしるしです。要するに、漁業者のみを助けてお茶を濁そう、という姑息な考えで政府が主導した、というのが本当のところです。また、先日NHKテレビで「ひとりだけの告発」という雪印乳業の牛肉擬装事件を告発した冷蔵倉庫会社の社長のドキュメンタリーがドラマ化されて流されました。あのドラマでは西宮冷蔵の社長は、勇気ある社会正義を貫いた人物として取り上げられていましたが、そのウラに潜む巨悪、擬装の本質に迫る追及はまったくなされませんでした。何か気の抜けたビールを飲んだときのような思いがしました。で、今朝まで、それはなぜなんだろう、とつらつら考えていましたが、ふと答えが分かりました。つまり「ダメージコントロール」です。…皆さん、西宮冷蔵の社長のような行動を取る事は、大変勇気のあるスゴイ事デス。ですが、このような事をすると、これほど苦しむような事態にもなりますよ、というオドシにもなります……。勇気ある行動は見た目にはかっこいいデスが、それで困ることも出来て来る、という警告なんです。ニュースメディアはやはり権力と一体です。表面に出てくる事には必ずウラがある、ということデス。プロパガンダは誰にでもわかるような形では行われません。さりげなく、ごく普通に、しかも巧妙に擬装されて、出てくるのです。では。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by meisou22 | 2008-08-01 14:00

武山です17           2008.7.29

2008.7.29
武山です。私の住んでいる田舎でも昨晩は一晩中26℃を下回らず、寝苦しかったです。で、苦し紛れにいろいろ妄想をたくましくしているうち、なぜルワンダでツチ族とフツ族の衝突が起き、大量虐殺が起きたか、答えがわかりました(というより、分かった積りになりました)。むろん、ルワンダの大虐殺はイルミナティのアフリカ征服が絡んでいます。それは、中国人を移民させるにあたって、不要な黒人=原住民を始末しておくためです。つまり、下準備であったということです。この事件についてはネットを検索すれば、大量の書き込みが見つかります。ただ、重要なのは、殺戮に使われた膨大な銃器等の武器がどこから持ち込まれたか、戦闘に当たって、双方の憎悪を煽り立てるため、両方に徹底的な洗脳=マインドコントロールが使われた形跡がある事です。(歴史的にユダヤ人は戦争を画策するに当たって敵味方双方に軍資金を貸し付けて金儲けしたが、アフリカではこの手法は通用しない)この二つをみるだけでもこの大量虐殺がイルミナティ=300人委員会の介入ないしは主導が存在していた事は明らかです。恐ろしい事だとは思いませんか。ルワンダでは実に人口の10人に一人が殺され、その数は80万人に上ると言われています。ドイツのホロコーストのなんと三倍の率です。そんな事がつい最近、10年前にこの地球上で発生していたのです。感覚が麻痺させられている現代日本人は、この事を知らされてもピンと来た様子はありません。真実を報道しないマスメディアの現状は、本当に唾棄すべき状況に至っています。事態は相当に悪化していて、ジョン・コールマン博士が、ほぼ「世界人間牧場」は完成しており、あとは仕上げの段階である、というのは誇張でも何でもない事です。そういうことを考えても、多分、デーヴィッド・アイクの最新のニューズ・レターではこの事の言及もあるのではないかと想像します。いずれにしても、世界が大変な危機に陥っている事は確実です。第二次大戦前のドイツでのユダヤ人迫害とホロコーストに至る過程は、やはりイルミナティの謀略があった事が、J・コールマン博士の著作「新版300人委員会」で暴露されている事から類推すると、同様の事が今回のルワンダの大量虐殺と中国人アフリカ移住・アフリカ征服につながって行くものと思われます。ナチスによるユダヤ人迫害とホロコースト、それに続くバルフォア宣言によるイスラエル建国、そして中国に於ける8万件以上の暴動とルワンダの大虐殺、それに引き続く中国人のアフリカ大量移住・征服との相似性……。これこそイルミナティの病的・暗黒的仕業の証拠です。いったいいつまでこのような闇の連鎖は続くのでしょうか。まるで救いようがない状況だと思わざるを得ません。だがしかし、まだまだ油断は禁物です。なぜなら、イルミナティにしてみれば中東に於ける戦乱は一応の成果を挙げたものの、既に手詰まりの感が否めず、イラン攻撃を強行すれば世界中でこれまで陰に隠れていた自らの陰謀的手法がバレて破綻し、イルミナティに対する非難が集中する可能性が高いでしょう。そのため、新たな展開を図り、アフリカで民族の衝突と戦乱・破壊を演出し、大量のユースレス・イーターズ(無駄飯食い)を処分する方策を実行する……。これが今回のアフリカ征服の副次的狙いではないかと思うのです。もっとも、これらが、私の夏の夜の妄想に過ぎなければ、それに越した事はないのですが。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by meisou22 | 2008-07-29 17:24

世相のウラを読む(253)  イルミナティのアフリカ征服

 今日(7/28)の太田龍氏の「時事寸評」を読むと、イルミナティは中国を使ってアフリカ征服を狙っているらしい。実はコラム子はこれを読んではっとした事がある。それは、つい先だってフクダ総理は胡錦濤主席と会談し、相前後してD.ロックフェラーと会っていた事だ。また、アフリカ首脳との会議を日本で開いた際に、4000億円の支援を表明した。これらの事実が繋ぎ合わされると、どんな結果になるか。4000億円の支援は、何のことはない、数億の中国人のアフリカ移住と、征服のために使われるのではないか。
 無論、4000億円程度で数億の中国人をアフリカに移住させるのには足りない。がしかし、従来からアフリカに対しては各国が協調して支援している。その支援金は権力者の懐を潤すだけで、極度の貧困に喘いでいる国民には少しも行き渡っていない。要するに搾取のための手段になるだけである。つまり、この行為を徹底させるため、新たに日本から4000億円拠出せよ、と命令した(本来なら要請と言いたいところだがRockefellerの言いなりになっているフクダに取っては命令に等しい)わけだ。
 歴史的にこの事を考察してみると、ゼカリア・シッチンはシュメールの粘土板を解読して、イルミナティのご主人様はアヌンナキという宇宙人だと言っている。そのアヌンナキはアフリカの鉱物資源を掘り出すために遺伝子操作して人間を作り出したと言う。デーヴィッド・アイクはこの事を指して、今回の文章を書いたのではないかと思う。これで辻褄は合うが、まだアイクの文を読んでいないので何ともいえない。
 が、世界の情勢は今、切羽詰まっている。ジョン・コールマン博士は、イルミナティのワン・ワールド化構想は仕上げの段階に入っているという(新版・300人委員会)。事実、今や諸情勢はまさに世界が崩壊寸前である事を示している。この事を考えると、イルミナティの最終目的は、人類を奴隷化して地球資源の搾取にある事は明白と言わなければならない。
 残念なのは、日本のなけなしの富(底辺で喘いでいる庶民から搾り取った税金)がこのような謀略のために使われる事である。これを読んでいる皆さんはこの事をどう思われるだろうか。いや、そんな事はあり得ない、4000億円はアフリカの人道支援に使われる、と本気で信じているとしたら、あなたはどうしようもない目覚めない人だと言わざるを得ない。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by meisou22 | 2008-07-28 13:46

世相のウラを読む(252) 日本経済没落の真の意味

 このブログの読者には、なぜ日本経済がこれほどまでに落ち込んでいるか、疑問に思う人が多いはずだ。ただ何となくおかしい、と感じている人を含めれば世間の相当の人が疑問を持っていると思う。バカな政治家や欲に眼が眩んだ財界の売国奴どもが自らの利権のみに走って、日本を食いものにしているという指摘も正しい。しかし、この説では問題の本質を捉え切っていない。コラム子はこの事を世間に知らしめるため「ヤヌスの陥穽」という本を書いた。そして、最近ジョン・コールマン博士の書いた「新版300人委員会」(上下二巻:成甲書房・刊)を読んで更に確信を持った。
 その答はただ一つである。NWO(新世界秩序)の実現にある。しかも博士によれば、それは既に仕上げの段階に入っているという。その具体的な手法は、①国民国家の破壊=国家は不必要(一人一人の思想から愛国心を除去する)②脱工業化社会の実現=無駄飯食いの削除 である。この成果は既にイタリアで挙げられている。アルド・モロという首相まで務めていた政治家が、正面切ってこのやり方に反対したため「赤い旅団」というマフィアともテロ組織とも言われる一団に、護衛や関係者もろとも一夜にして暗殺された。この事件は誰が見ても明らかであり、こんな事が出来るのは唯一つの存在を除いて誰もいない。それはイルミナティの隠された本丸である300人委員会のみである。このやり方はアメリカを始め諸国で行われ、完結している国もある。大国では、強かな経済手法と賢明な思想を持つロシアのプーチンだけがこのNWOに抵抗しているのだ。小さな国ではベネズエラのチャベス、キューバのカストロがいるが如何せん経済力が小さい。しかし300人委員会の息のかかったマスメディアは、彼ら(チャベス、カストロ)がいかに悪どい独裁者かを宣伝するために180度捻じ曲がった報道を繰り返している。金正日とムガベは別だ。この二人は闇の権力者に雇われた飾りものの独裁者である。だからこそ日本は多くの心ある人々の提言にも関わらず、増税と緊縮財政を繰り返し、日本を世界の経済大国から引き摺り下ろし、農水産業、建設業、製造業等を破壊し、多くの若者をワーキングプアにまで貶めているのだ。脱工業化社会は既にアメリカで完成している。やがて日本も同じ運命だろう。その彼らが最も恐れているもの、それは常温核融合とフリーエネルギーの実現なのである。成田作や文鮮明が死んでも問題は解決しない。黒幕は誰かを理解しなければ真の解決には至らない。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by meisou22 | 2008-07-22 11:37

世相のウラを読む(251)度重なる擬装・欺瞞の発覚

 今の世相は、バレなかったら、嘘を隠しおおせたら、騙したものの勝ち、という誠に嘆かわしい風潮で満ち溢れている。目を覆いたくなる数々の食品擬装、年金記録問題、はては自民党の幹事長さえ国民を騙して来るべき衆議院選挙に勝利しようと(国民を目晦まししてでも勝つ、という発言)呆れ返ったもの言いが続いている。庶民をバカにするのもいい加減にしないと厳しいしっぺ返しを受ける事になろう。
 だが、擬装問題の究極のものは、地球温暖化の二酸化炭素犯人説である。心ある科学者は確定していない理論である、CO₂による地球温暖化説を煽るのは良くない、と声を上げ始めている。しかし、メディアの暴走は止まるところを知らず、大きなうねりとなって社会全体を巻き込んで、一種の社会現象にまでなっている。いま炭酸ガスを減らす事に反対でもしようものなら、袋叩きに逢うような、とんでもない時代になった。もしこの理論が間違っていたらどうするのか。洞爺湖サミットを例に出すまでもなく、社会全体がバカ騒ぎをした事のムダのツケは結局国民が払わせられる事に誰も言及しない。
 実は過去の誤りの中にも似たようなものがあったのを、皆が忘れている。その最たるものは「フロン」のオゾン層破壊説であろう。今では南極のオゾン層が春先に自然消滅しているのは定説となっており、フロンとは何の因果関係もない。ダイオキシンも毒物学者の間では、さほどの毒性がない事は常識である。ベトちゃん奇形現象はもともとベトナムのあの地方が昔から或る種の奇形のよく発生する場所であったという事実は、ダイオキシンを含む枯葉剤による奇形ではなく、原因は他にある、という事を示している。この二つの事実誤認がどれほどのムダを生じさせたか、メディアを始めとして検証する者はいない。済んだ事だと簡単に片付ける訳にはいかない莫大なムダだ。
 だが、今度の地球温暖化の二酸化炭素説はこの二つの事実誤認とはいささか趣が異なる。背後に大きな利権が絡んでいるからだ。詳しい事情を意図的に隠蔽されている一般大衆は、御用学者や権力に擦り寄ったマスメディアに騙されている。では、今後もこのような欺瞞がまかり通るのかというと、そうは問屋が卸すまい。今、じわりと真実が目を覚まし始めた。騙しが極限に達すると、化けの皮が剥がれてくるのである。騙しの下手人は重大な覚悟が必要であろう。メディアと関係者よ、狼と少年のイソップ寓話を思い出せ!

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by meisou22 | 2008-07-18 12:09

頂いた感想文です

 今日は私の本「ヤヌスの陥穽」を読んで感想を寄せていただいた、87歳の女性の文章を掲載します。彼女は御高齢にも関わらず、非常な興味を持ってこの本を読んでいただきました。

 「宇宙の何百億光年の彼方に世界がある事を信じる私に取って、武山祐三氏のこの本は強烈な衝撃であった。タイトルに曰く、『国家を嵌めた日本での陰謀の連鎖とメディア、財務省、中央銀行制度の欺瞞』。そんな高邁なことは87歳の老残者にはわからない。わからなくても、日本政府が服従これ勤めているアメリカは格差社会の典型と言われて久しいが、1976年には所得差が36倍だった。それが2004年では431倍にも広がっている、のはわかる。更に、2008年6月9日に書かれた著者のコメント、『凶悪ないしは凄惨な事件(秋葉原事件)が発生するのは、確実に社会の有り様が悪くなっているためである、もしくは庶民の心を汲み取れない政治と政治家が悪いためである』と。著者はその事を示す『ハインリヒの法則』をも示してくれている。とにかく、私自身も再読、再再読したい本である。」

 真に身に余る光栄です。また、このように真剣に読んでいただいた事は、苦労して書いて良かったとも思いました。心から感謝申し上げます。どうか、このコラムを読んでいただいておられる皆様も、「ヤヌスの陥穽」をお読みになられたら、ぜひ出版社まで感想をお寄せください。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by meisou22 | 2008-07-16 09:57

キューバの奇跡

  面積:111,000平方キロ 人口:11,000,000人     
国語:スペイン語  首都:ハバナ(人口;220万人)
 いきなりキューバなんていう国をもち出すのは、どうしてか、多くの人は疑問を持たれるだろう。カストロの国、独裁者の言いなりになって、アメリカから経済封鎖され、塗炭の苦しみを味わっているカリブ海の小国。歴史的にはフルシチョフの旧ソ連とケネディのアメリカが核ミサイル問題で対立し、名高い「キューバ危機」を迎えた事。無事危機は回避されたが、以降歴史の表舞台から忘れ去られた国。と言うより、歴史に置き去りにされた国、とでも表現した方が感覚的には正当である。それには大きな理由があるのだが、誰もその事に触れようとはしない。ただ、いまさら時代遅れな独裁者の治める国など、知るに値しない、とは普通の人の持つ感想ではある。
 ところで、まずキューバの事をおさらいしておこう。ご承知の通りキューバはカリブ海に位置し、国の中央を北緯20度線が通過する熱帯の島である。伝説によれば、キューバを含む冠状列島は大・小アンチル列島(西インド諸島)を形成し、11,000年前に一晩の内に大西洋に沈んだといわれるアトランティスの一部であった、と語り伝えられている。メキシコ湾の入り口、つまりアメリカ合衆国の喉元に位置し、首都ハバナの正面にはフロリダ海峡をはさんで保養地マイアミがある。その左手は古代史の国マヤがあった、メキシコのユカタン半島に面しており、ここには様々な遺跡が存在する事を予想させる。
 キューバ島は1492年にコロンブスによって発見されたとされており、以後スペイン領となっていた。1867年以降独立運動が頻発し、1898年のアメリカ・スペイン戦争(米西戦争)の結果アメリカの保護領になった。しかし、キューバ国内ではアメリカの支配に対する反抗運動が止まず、形式的には1934年に独立し、共和国となった。だが、実質はアメリカの傀儡政権であり、アフリカから連行された黒人奴隷の使役や、サトウキビの収奪農業(プランテーション)などにより貧富の差が激しい植民地と何ら変わるところはなかった。1959年にチェ・ゲバラとフィデル・カストロらによって米傀儡政権を倒して革命が成し遂げられ、社会主義の国になった。だが、本当はキューバは宗主国スペインから見捨てられた国であり、アメリカの植民地政策によって搾取され続け、今でも国の西端に米軍のグァンタナモ基地が存在する大西洋の戦略地にされている。事実、石油が出るわけでもなく、鉱物資源といっても僅かにニッケルと鉄鉱山があるだけで、地政学的価値以外にはさほど欧米の金融資本の魅力を惹きつけるものは何もない。だが、今にして思えばそれが今日のキューバの奇跡をもたらしたと言っても過言ではない。このようにキューバは他の欧米の植民地とは異なった歴史をたどる事となる。それはユダヤ金融資本に操られるアメリカ帝国主義とソ連共産主義のはざまで様々な困難を抱えながら、今日まで歩んできた歴史が見事に物語っている。
 ここで、少し視点を転じて、世界の現状を見てみよう。いや、筆者から言わせれば、地球の現状と言った方がより現実味がある。まず、一番の大問題は「エネルギー問題」であろう。現代社会は、石油を始めとする化石燃料の枯渇と化石燃料の使用が引き起こす環境汚染で、まさに地球は破滅の危機にある。この事実は誰もが認識する大問題である。次は世界中の政治家や宗教家、学者・思想家等が「平和」の実現を叫びながら、いっこうになくならない戦争による破壊と殺人である。この事には深いウラが隠されているが、それをここで詳しく述べるつもりはない。その次は持てる者と持たざる者との格差、つまり貧富の格差の問題である。この問題は、先進国と発展途上国、また、先進国・途上国ともに国内での富める者と、見るも無残な貧者との格差、それはもはや是正不可能なほどの広がりに至り、国王と奴隷とも呼べる程に立ち至っている。そして、最後は食料と医療問題である。これらの大問題はすべて単独に起こっているのではない。一つ一つが複雑に絡み合って問題を引き起こしているのだ。が、しかし、根底には一つのキーワードがある。それは、富=金(マネー)である。その上、たちが悪いことに、この富=金(マネー)はすべて、絵に書いた餅=紙くず=不換紙幣であることだ。何の事はない。いま世界中の人々は本質的には何の価値も存在しない、ただの紙切れでしかない想像上の富で身動きが取れなくなっているのである。これは何とした事か、と疑問を持っている人はほとんどいない。いても、諦めるか、何か他にいい智恵はないか暗中模索しているばかりだ。だが、どこにも答などありはしない。なぜなら、この問題の根底にある偽りの貨幣経済は、すべてデッチ上げによる砂上の楼閣だからだ。実体は時が来て潮が満ちれば跡形もなく流れ崩れ去る夢まぼろしのようなものである。
 話を元に戻そう。キューバの独裁者、フィデル・カストロほど世界から誤解を受けている人物はいない。逆に、ベネズエラのチャベス大統領は、ブッシュ現アメリカ大統領を名指しで「人類の敵、悪魔の化身だ」と言った。この言葉に対して、旧宗主国スペインの国王は、チャベスに対して言葉を慎め、とたしなめた。マスメディアはこの事だけを報じ、チャベスがあたかも本当のうつけ者のようにテレビ・ラジオで流した。特にわが国のNHKが最も典型的にこの報道を行った。このせいで多くの国民はカストロとチャベスを救いようのない独裁者だとの印象を持ったはずだ。しかし、事実はまったくチャベスのいう通りなのである。911テロで自国民を3000人も殺害し、タリバンとフセインに何の根拠もない言い掛かりをつけて「対テロ戦争」と称して何百万人もの無辜の市民を殺し、いままたイランに戦争をしかけようとしている。これで悪魔と言わずして何と表現するのか。また、それを知っていながら真実を報道しないマスメディアは、悪魔に魂を売った悪魔の手先である。
 だが、歴史には、皮肉な側面が必ず存在する。キューバは度重なるアメリカ帝国主義の圧力(幾度かの反革命、カストロの暗殺未遂事件、生物化学兵器による国内かく乱、厳しい経済封鎖)にも耐え抜き、ソ連崩壊後の経済危機を乗り越えて奇跡を起こした。キューバには石油などのエネルギー資源はない、先端技術を持つ大企業も存在しないし、希少金属(レアメタル)などの鉱物資源がある訳ではもちろんない。その上、アメリカの経済封鎖とソ連の崩壊により資金も底をついている。だからこそ、この国で奇跡が起こったのだ。皮肉とはこの事である。禍転じて福となす、この諺の通りのことが実際にキューバで起こったのだ。このキューバが直面した危機とは、即ちいま地球が直面している危機に他ならない。
 どうしてこの国は危機を脱する事ができたのか。その具体的な事実をこれから挙げてみたい。まず第一に、乳幼児死亡率が世界最低水準であること。また、平均余命が世界の先進国並みに高いこと。キューバには諺がある。それは、キューバ人は生まれる時は貧乏だが、死ぬ時は金持ちだ、という。どういうことかというと、キューバにはお金がないのでみんな貧乏で生まれる。しかし、健康で長生きをし、死ぬ時は金持ちが罹るような病気でしか死なない……という事だ。キューバでは世界最高水準の医療が施され、しかもすべて無料である。ガンに罹っても手厚い医療が受けられ、エイズはほとんど蔓延が抑え込まれて、近くワクチンさえ開発される見通しだという。
高血圧も、サトウキビから抽出開発された医薬品で劇的に改善され、多くの人の健康維持に寄与しているという。国内ではファミリー・ドクター制度が定着し、医師の能力も高く、医師の数は医師1人あたり国民160人である。これは日本の一人当たり国民700人を遥かに凌ぐ数字だ。しかも、この成果を国内だけに止めず、世界で頻発している地震やハリケーンなどの自然災害発生時には大量の医師団による大規模支援活動を実施し、被災国から大きな感謝の声が上がっている。また、食料自給のため都市農業を実践し、大きな成果を挙げている。しかもその都市農業の内容がすごいのだ。現在、キューバで生産される農産品はすべて有機・無農薬で栽培され、低コストで国民に供給されている。なぜ、有機・無農薬なのか。答は単純だ。農薬も化学肥料もまったく輸入できなかったからである。ないものはしょうがない。が、これが結果的に大成功した。国民は輸入された牛肉や農薬まみれの野菜を食べるかわりに、無農薬・無化学肥料の野菜や、大豆などの植物性蛋白を摂るようになり、あっというまに生活習慣病が激減し、国民が健康になった。もちろんこれが一朝一夕に達成されたわけではない。慢性的な食料不足という苦しみに耐え、土壌の改良、天敵を利用した害虫の駆除、自然環境の回復などを、それこそ食うや食わずで試行錯誤した結果なのである。だが、それに耐え抜いた国民もすごいが、カストロ以下指導部の努力もすさまじいものがある。
今ではキューバにはゴミ問題も排ガスなどの環境問題もほとんどないという。また、原発も存在せず、究極のエコ社会が実現している。
最後に、貧富の問題であるが、当然キューバでは格差は目に見える形では存在しない。カストロでさえ、住居は普通の民家であるといわれている。教育は幼児教育から大学の学位過程まですべて無料であり、識字率は100%である。観光客に接するガイドでも、高度な専門用語がぽんぽん飛び出し、外国人の方がびっくりしたというのは本当の話だ。当然餓死などの問題もあり得ず、陽気なラテンアメリカの気質もあって、自殺する人もほとんどいないという。今の日本といかに異なるか。平均月収3000円程度で、まるで天国のような生活をエンジョイしているのがキューバ人であり、これを奇跡といわずして何というのか。つまり、GNPだとか、豊かな生活にはお金がかかる、とかはまったく無縁なのである。お金ですべてが決まるいわゆる先進国とは、一体何が先進的なのであろうか。突き詰めて見れば、お金など人間の幸福には何の関係もない事がキューバの現状を見れば良くわかる。さらに、キューバの国民は世界の実情に通じており、我々がこの世界の窮状を救うんだ、と意気軒昂であるという。生活の質だけで判断すれば、わが国で億という年収を持つ人でも、キューバでの月収3000円の人のそれに劣るであろう。
 では、このようなキューバという国のあり方が、我々にどのような教訓を与えてくれるのだろうか。それは「持続・再生可能な人間の生き方」という大きな教訓を与えるのである。いまのアメリカを始めとする先進各国の行き方は、早晩地球の破壊をもたらし、人類がこれ以上地球に住めなくなるのではないか、という危惧に至る。このジレンマから脱却するためには、
①化石燃料を始めとする地球の鉱物資源をこれ以上掘り出して使用する事を直ちに止めること。
②地球の生態系を破壊するような行為、例えば農薬や化学肥料を無制限に使用する、魚介類の乱獲、家畜の大量飼育、などを直ちに止めること。
③貨幣経済の行き過ぎを改め、違法なローン金利を禁止し、貴金属の裏付けのない通貨の発行を禁止すること。
④樹木の伐採を禁止し、再生可能な植物を利用して生活必需品を製造すること。
⑤もともと違法な税の徴収を停止し、国による軍事行為を直ちに停止し、すべての軍事兵器を破棄し、軍隊の解散を実施すること。
⑥すべての医療と教育を無料とすること。
 現行の地球人類のすべての社会システムは、そのほとんどが行き詰まっている。かのアーサー・ケストラーは、「圧倒的に進んだ科学技術に較べて、人間社会を支える社会運営のシステムが余りにも立ち遅れている」と指摘したが、今ではその指摘以上に事態は悪化している。
根拠のない地球温暖化説に見られるように、誤解と誤謬、偏見と利害に偏った現在の科学理論に振り回される事なく、宇宙の一員としての地球という存在の本当の認識に立ち戻らなければならない。地球とは太陽系の第三惑星であり、シリウス星系の一角を占め、広くは銀河系宇宙(ギャラクシー)の構成員である。孤立無援で地球はポツンと宇宙にただ浮かんでいるのではない。太陽系や近隣の星々と有機的に繋がり、影響を与えあいながら存在しているのである。
 地球の危機とは何を意味するのだろうか。何の事はない。新たな再生と、次元上昇のためである。リサ・ランドールは「異次元は存在する」と言った。だが、彼女が言っているのは物理学上のいわば生命の存在しない次元の事だ。そんな生命の存在しない次元など何の意味もない。多次元宇宙は厳として存在する。ただし、過去があって、現在があり、未来へと流れて行くのでもない。時間と空間はある意味で錯覚に過ぎない。認識を深める事。意識を広げる事。そして、よく考える事。五感にこだわってはいけない。目に見えぬ世界は存在する。見えないのは波動が違うからだ。何かがおかしい、と感ずることはないか。どうしてこうなるのか、と疑問を持った事はないか。我々は苦悩を持つ事だけが人生だ、と諦めてはいないか。みんな心の目を開くべきだ。目覚めてほしい。我々は何者で、どこから来て、何をしようとしているのか、どうか思い出してほしい。キューバの奇跡はそのために用意されていたのだとは、思わないか。
 そう、NESARAは必ず宣言される。そのとき、我々がなすべきこと。その答の一部がキューバにある。宇宙人が助けてくれる、のではない。天は自ら助けるもののみを助ける。これまでスピリチュアルなメッセージは地球上のごく一部の人たちに伝えられていた。だが、伝えられたのは一部の恵まれた人々にすぎない。命を削るような労働に明け暮れる6億人以上の子供と大人は文字が読めない。それは彼らのせいではない。それらの人々のためにこそNESARAは宣言されるのだ。
 最後に、カストロの言葉を紹介しておこう。「我々は航空工学も、石油化学も研究しない。そのような研究は我々にとっては意味がない。我々は石油消費の削減につながる研究、輸入資源の代替となる研究、我々が生き残り、健康を保ち、食料を増産し、我が国民と経済に恩恵ある研究だけを行うのだ」…。このことばの中の、我々とは、キューバ国民を指しているのは当然である。しかし、カストロは別のところで、「我々が地球を救う」とも述べている。このことから、カストロの心の中では、我々とは地球上のすべての人間のことだ、と言いたいのは明らかである。
カストロの頭にはもはやブッシュもチェイニーも存在しない。彼らと戦う事も念頭にない。戦争は別な新しい戦争を生むだけであり、無益なものだと悟っている。例え彼らに鉄砲を向けても、彼らは大砲を撃とうとしてくるだけである事を、カストロは良く知っているのだ
 筆者は思う。「キューバの奇跡」は、なにか大きな存在が、地球人類の最後の生き残りのための「切り札」として、取って置いたのではないか……と。
 ただ一つ、キューバには欠けた植物がある。それは「麻=ヘンプ」という植物であり、薬草である。これも神が地球人類のため、いざ、という時のために、そっと取っておいているのではないかと思うのである。

〔参考文献〕  吉田太郎:著 「200万都市が有機野菜で自給できるわけ」 築地書館:刊
           同      「世界がキューバ医療を手本にするわけ」  同

 上記二冊の著書によって、筆者は目を覚まされた。そして、この文章を書くきっかけとなった。多くの人がこの本を読まれる事を希望する。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by meisou22 | 2008-07-15 16:41

世の陰謀論すべてを悪しきものと片づけることの怖さを……

 武山です。いよいよ7月に入り、日本のみならず世界の崩壊もカウントダウンの段階に入りましたね。現状を冷静に分析する限り、社会が良い方に向かっているとは到底思えません。原油高騰によるインフレの亢進、凶悪犯罪の発生、地震等自然災害の多発、増税と所得の目減り、等で、これはあらかじめ闇の勢力が仕組んだ「アジェンダ」とも言えるでしょうが、実はもう一つの見方があるんです。それは、健全な再生の前には必ず「破壊」が必要である事。十数年前に地球は「アクエリアス」(水瓶宮)の時代に入っていますが、この宮の象意に「再生・水による洗い流し・創造の前の破壊」というのがあります。いま起こっている日本と世界の崩壊の兆しは、その主な役割の担い手が闇の手先であろうが、善なるものの意図せざる行為に基づくものであろうが、同じ事だ、という指摘があるのです。確かに、「水に流す」というのは良いことも悪いこともすべて水に流す、という意味ですね。いまそれが厳然として進行している、ということです。
 さて、今日はやはり医療の話題です。現在メディアではジェネリック医薬品の使用について盛んにPRが行われています。ですが、ご他聞に漏れずこのジェネリック医薬品も大変に大きな問題を秘めています。私は、この問題について、~安かろう!悪かろう!はどの分野でも同じ~ というタイトルを付けたいと思います。詳しくはネット上に様々な問題点指摘の書き込みがありますので、そちらを読んで欲しいのですが、これとは別に以下の問題点を指摘しておきます。
①原材料である、バルク生産はインド・中国等で行われ、その製造過程に製品の質の担保がない。これは先に発生した「毒入り餃子事件」を見ても分かります。
②売りっぱなし、の生産体制は薬害に対する情報や品質保持・販売の永続性に問題がある、事です。いうまでもなく薬は病気を治療するために生体に入れるものです。しかし、体に取っては異物です。多少なりとも「薬害」は生じます。この薬害に対して担保のない薬を体に入れる事は重大な問題を引き起こす可能性がある、ということを忘れてはいけません。そういう意味で、昨今のジェネリック医薬品の無定見なPRには問題があります。我々は政府の医療費削減と薬品会社等の金儲けに利用されているのではないか、という疑問を常に持つべきです。ジェネリック医薬品の使用を促進するのは医療費削減のための方便だという事は、いかにももっともらしい言い分ですが、根底には複雑な利害が見え隠れしているのです。 
 実は、この指摘とは別に、大変重要な問題が現代医療には隠されているのです。それは、今の医療の方向付けが、対症療法に偏っている、という事実です。例えばガン治療を例に取ると、現在、ガン治療の手法は
①外科治療  ②化学療法  ③放射線治療、です。ですが、この三つの治療法はいずれも対症療法です。ガンの根本的な治療法ではありません。この事は医師自らが一番理解していることです。その上重要な事は、この三つの治療法を実施すると、ガン組織は一旦消滅しても、後でかえって転移を促進する、というデメリットが生ずるのです。その原因は三つの治療法がいずれも人体の自己免疫力を破壊するためです。そういう意味で対症療法はガンの根本的な治療法ではありません。では、なぜ今でもこの治療法が幅を利かせているのか。それは、ガン治療が現代医学では最も費用がかかる事と関係があります。昔、医は仁術といわれました。今は算術から更に忍術になり、もっと極端にいえば妖術ですらあります。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by meisou22 | 2008-07-03 14:02

武山です(緊急のお知らせ)  2008.6.24

 武山です。とんでもないニュースが飛び込んできました。ベンジャミン・フルフォード氏のブログにHIVの件について書き込みがありました。エイズはやはり生物化学兵器であったこと。いま先進国で各種のガンが猛烈な勢いで増えている原因は、意図的にワクチンの中に混入されたSV40というウィルスである事、が暴露されました。気になる方はB・フルフォード氏の本日の書き込みを読んでください。
このなかで、ジョナス・ソークという人は、ポリオ・ワクチンの有名な開発者で、ソーク・ワクチンとして日本でも知られています。また、フォート・デトリックとは著名な生物化学兵器の研究所の事です。さらに、記事中に記載されている、混入された遺伝、とは明らかにSV40ウィルスのことです。このウィルスの内容に関しては以前の武山レポートで記事にしてあります。恐らく読者の皆さんは、この情報の重大性にそれほどの重きを置かれないことと思いますが、これは大変なことです。ベンジャミン・フルフォード氏ほどの人が全くのデタラメの情報を流すとは、とても思えません。この情報に関しては、既にある本が存在します。それは名古屋大学医学部教授の横山逸男氏が書いた、「ミクロの侵入者、ワクチンに潜むガンウィルス」(郁朋社・刊)です。ぜひ読まれる事をお薦めします。この本については、きくち ゆみ さんが自らのブログで最近触れられています。
 結論を言いましょう。エイズは言わずもがな、各種のガンも意図的に、子供を中心に接種されたワクチンに混入され、1950年代後半から、全世界にばら撒かれ、すでに取り返しのつかない状態に陥ってしまっている可能性が高い、ということです。SV40というウィルスはガンを発症するまでの潜伏期間が20~30年と長いのが特色です。この事については、近く詳しいレポートにして発表する積りです。では。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by meisou22 | 2008-06-24 17:20

武山です

このブログの読者の皆さん、今朝(6/18)の読売新聞の岩手・宮城内陸地震の記事を読んでみて下さい。この記事では震源地付近で倒壊家屋が極端に少なかった、と報じています。
 まあ新聞記者というのは気がきかない見本みたいなもので、今回も何の疑問も持たず学者の説明を鵜呑みにして記事を構成しています。ということは、この記事を読んでいる読売新聞の購読者は真実を何にも理解できない、という事になりますが…。はっきり言えば、震源地で倒壊家屋が少なかった、というのは「横揺れ」がほとんどなかったためであり、通常の地震ではあり得ないことです。(地震波は縦揺れと横揺れが同時に同程度かそれに近い揺れを起こす。
 その事は地震が断層がずれる事による揺れだからで、今回の岩手・宮城内陸地震では学者が逆断層のずれによって地震が起きた、と説明している事と現実の現象が矛盾する。
 通常活断層はナナメ若しくは真横にずれるのであり、ナナメであるからこそ縦揺れと横揺れが起こる。この事は地殻を構成するプレートのせめぎ合いによって断層のズレがおき、地震が起きる、というメカニズムとも関係している。
 従って自然の地震がおきる断層のズレはナナメか真横にしか起きない。縦にズレないと今回のような大規模な崩落を伴った陥没は起きるはずが無い)。この事は震源地近くの住民の証言に、横揺れがほとんど無く、ドスンと落ちるような感覚であった、との言葉を考えても家屋の倒壊が少なかった現象と一致するのです。如何に今回の地震が特異であるか理解できるでしょう。
 とかく学者というものは自分の理解を超えた現象には目をつぶりがちです。ですが、これでは真の学者とはいえません。その上、大規模な崩落がまるで火山の噴火口のように起きており、これを活断層の逆ズレと説明するのはイカにも不自然です。
 住民の「ドスンと縦に落ちた」という証言がその状況を示しています。震源地では完全に上下にズレているのです。自然では起こり得ない地震であり、つまり「人工地震」である、ということです。縦にズレる事は真上から力が加わるか、地中が一瞬の内に空洞になり下向きに引っ張られる、かしないと起こりません。そう言う意味では、真上から何らかの巨大な力が働いた結果、山が消失するような現象が起きたといえます。
 事実、震源地付近の瞬間加速度が4000ガルを超えるというものすごい縦揺れからも理解できます。4000ガルという加速度はこれまで計測された事が無いトンデモナイ数値です。ああ、言い忘れました。今度の地震を「逆断層のズレ」と説明している東大の地震学者は大バカモノでエセ学者というべきです。若しくはイカサマ学者です。恐らく「御用学者」とさえ言えない学者デス。
では、「人工地震」だとすると、誰が、何のためにこんな事をしたのか、という疑問が当然おきます。ですが、今のところ意図不明だというしかありません。誰が、という事は、今、現在こういう事ができる施設なり技術を持ち得る国がアメリカしか存在しない、ということで解答になるでしょう。
 一つ興味深い事実があります。それは、岩手県内に本拠を持つ、住宅建設を手掛ける建設会社の株価が、地震が起きる直前に異常な取引数になっていた事です。これは一種のインサイダー取引であり、誰か事前に東北地方で甚大な被害を出す地震が起きる事を事実として知っていたという事です。人工地震と言うしかないのなら、何らかの情報漏洩があった、という事デス。では、また。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by meisou22 | 2008-06-19 15:31

世相のウラを読む(250)  中国は格差社会?

 昨日(6/11)のNHKの番組、クローズアップ現代を見られた方は多いだろう。だが、その中で呆れるばかりの無意味なテロップを流し続けていたのを気にした人が何人いただろうか。「中国は格差社会!」。コラム子はこれを見て一瞬目が点になった。おいおい、それはないだろう、と。だが、勿論中国が格差社会ではない、と言う積りは毛頭ない。そうではなくて、ことさら中国の格差社会を強調するところにNHKの意図が如実に見え、なおかつ四川大地震の被害を格差社会が助長したように表現している事に、おい、それはないだろう、と思ったのだ。いま、地球上に格差のない国などあるのだろうか。そして、地震やサイクロンなどの自然災害で大きな被害を蒙っているのは常に格差社会の底辺で苦しんでいる人たちなのだ。それはアメリカのニューオーリンズのハリケーンカトリーナの被害の時を思い起こせば理解できる。NHKのこのような報道の目的がどこにあるのか、よく考えればすぐに分かろう。
 しかし、殆どの人はあの放送を見て、中国はなんと遅れた非民主的な独裁国家なんだろうか、と思ったに違いない。それに引き換え日本は、と思わせぶりな論調。ここにこそマインドコントロールの真骨頂が表れている。
 中国という国は誤解するといけないから言っておくと、推計13億人以上の人口を擁する巨大国家である。歴史上この国が独裁国家でなかった時代はない。また、単一民族ではない複雑な人種の混在する国である。中国は、などと十把一絡げで判断できるほど単純な国でない事はちょっと中国へ足を運んだ事のある人なら誰でも知っている。いうまでもなく四川省の多くの学校が手抜き工事が原因と見られる建築工事で沢山の子供が犠牲になったのも事実であろう。この事が国のあり方の欠陥であるとの指摘も正当なものだ。だが阪神大震災の時、わが国の最新のビルやマンションに手抜き工事が全く無かったのか。私は四川大地震の数十分の一の地震で根元から無残に崩れた大手建設会社の建築工事が手抜きでなかった、とは到底考えられない。その残骸が誰も指摘する暇さえ無くあっという間に撤去され、見事に更地にされた事を、どの報道機関も不可解だとは指摘しなかった。これは明らかな証拠隠滅行為であった。この後「耐震擬装」が日本を覆った事を多くの人はもう忘れている。この事に象徴されるようにこの国のマスメディアは既に腐っているのだ。私は昨日から今後一切NHKにチャンネルを合わせるのを止めようと思った。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by meisou22 | 2008-06-13 15:39

世相のウラを読む(249) ハインリヒの法則

 秋葉原でまた凄惨な事件が起こった。誰もが驚き、悲しんだ。一体なぜこんな事件が休日の昼間に堂々と起きるのか。人々はまた、不審に思いながらも、確かな情報は得られず、恐怖と不安に苛まれながら事件の記憶だけが連綿と尾を引いていく。このようなやりきれない思いは万人共通だろう。
 だがしかし、見逃してはいけない重要な背景が事件のウラに存在する。その第一は、今朝もテレビで流していた通り、奇しくも7年前の同日に起きた大阪池田小学校の児童殺傷事件である。被疑者の潜在意識のなかに池田小事件の模倣思考が存在しはしなかったか。偶然にしては出来過ぎている。
 第二に、事件の直接の原因と思われる供述の中で、「世の中が厭になった」という自分の置かれた環境に対する反感ともとれるものがある事。御他聞に漏れずこの被疑者も過酷な労働環境で働く派遣工員であった。いま日本では戦前の過酷な労働搾取を描いた小林多喜二の「蟹工船」が若者に再認識され、読まれている。これも偶然では有り得ない、事件の重大な背景になっている。
 凶悪ないしは凄惨な事件が発生するのは、確実に社会の有り様が悪くなっている為である。若しくは庶民の心を汲み取れない政治と政治家が悪い為である。唯単にこのような事件が偶発的に起きたとだけ捉える訳にはいかない。
 その事を如実に示す、ある経験則がある。それが冒頭に挙げた「ハインリヒの法則」である。この法則はアメリカの1930年代に損害保険業界の幹部数学者が見出したもので、ひとつの重大な事件(事故)の背景には29の中規模の事件、300の小規模の事件が起きている、という事実が存在するというものである。この事はこれまで様々な事故と事件で証明、実証されている。確率は1対100対10000という事もあるという。
 この法則の意味するところは重大である。つまり、今回の事件は単独に起きたものではなく、過酷な労働環境と格差社会の歪み、人間精神の分離と孤独がもたらした、現代の社会の病巣が表面に現われた事件である、という事だ。直接の原因は薬物かもしれない。日研総業という派遣会社の劣悪な雇用環境かもしれない。だが、この事件の背景には、多くの中規模の搾取と歪み、数限りない庶民の搾取と歪みが隠されている事を見逃してはならない。
 被疑者の言う「殺すのは誰でもよかった」という言葉は、殺す行為によってしか彼の心ははけ口がなかったという事だ。また一つ社会の破壊が進んだ。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by meisou22 | 2008-06-12 23:23

すべてを“陰謀論” で片づけてしまう怖さ 陰謀論の真贋を見極める  

世相のウラを読む(248)頭のタガが外れている福田首相
                        
 福田康夫首相ほど国民の期待から外れた総理大臣は過去になかったのではないか。無論、本人ははなから総理になれるとは思ってなかったようだし、まるで棚からぼた餅のように総理総裁の椅子が転がり込んできたのだから無理もないが、それにしても能力と指導力に欠け過ぎるではないか。ひょっとすると、何もしないのではなくて、しない事が目的で、変な言い方だが、しないようにしている、のを仕事にしているのではないのか。これが本当なら、恐らくかなり高い所からそのように圧力がかかっていると思うしかない。
 それにしても思慮がない。今回の四川大地震の自衛隊派遣問題。これは「田中レポート」にもあるように、日本側(防衛省)から持ちかけて日本側(外務省)から潰した、という全くみっともない事実が判明している。また、例のガソリン税の暫定税率問題も、何も出来ないで税率が無意味に上下し、国民生活に混乱だけをもたらした。ここに来て1バレル130㌦を超えるような暴騰で更なる値上げにより1ℓ/180円を超える上昇になっている。これがどれだけ家計に負担になるかはまるで眼中にないかのようだ。地方では車がないと生活できない。1年間に75000円もの負担増になるという試算もある。
 言うまでもなく、後期高齢者医療制度も何も修正はしない、と言っておきながらボロボロと綻びが出てきて、今や何らかの手を打たないと政府自民党自体が危機的崩壊を危惧すべき事態に陥っている。年金問題は言わずもがな、消費税の増税もここに来て具体化しつつある。先日のアフリカ支援では、国内からも支援を受けるアフリカ側からも双方からブーイングが出る始末だ。KYなどという単純な事ではなく、一体この人に政治的センスが備わっているのかとさえ思ってしまう。さらにもっと危険な兆候もある。現在欧州歴訪中だが、ドイツのメルケル首相と会談した際、自衛隊のアフガン派遣を検討したらしい。一体何の目的があって自衛隊をアフガニスタンに派遣しようとするのか。カルザイ大統領すら日本の憲法では海外派兵を禁じられている事を認識し、自衛隊派遣は不可能だと述べているのだ。ドイツ、カナダ、イギリスはアフガンから手を引きたがっている。それを穴埋めするためにアメリカから秘かに要請され、防衛省がそれに乗って首相を動かしたのだろうが、国益を考えたら自衛隊派遣がとんでもない暴挙である事は疑いない。こんな総理では諸外国からバカにされ、早晩国が滅びる。無能も許容範囲外である。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by meisou22 | 2008-06-03 13:45

すべてを“陰謀論” で片づけてしまう怖さ 陰謀論の真贋を見極める     

 今日は余りにもひどい話が続きますので、少し言葉が過激になりますが、お許しを願います。それは熊本で一家7人が心中、6人が死亡した事件のことです。この家族は63歳になる父親が、細々と車で移動するたこ焼き屋を営んで生活を支えていました。
 体が弱く、稼ぎも少ないところから市の固定資産税の支払いが滞り、総額100万円に達したところで、市の徴税課から商売道具の車の車輪に差し押さえのロックを掛けられました。
 車が使えなければ生活の糧となっていたたこ焼き屋が営めない事は市の徴税課でなくとも、子供にさえ分かり切った話です。
 商売道具を差し押さえておいて一体どうやって稼ぎを出せるのでしょうか。そのため今後を悲観した一家は思い余って残された軽ワゴン車に乗って海へ飛び込んだのです。余りにも非情な人間らしさを欠いた仕打ちではないでしょうか。
 昔の悪徳高利貸しでもこんなむごい事はしないでしょう。その後の担当者の言い訳がまたひどい。こんな事になるとは思わなかった、残った車で商売が可能だと思った、と。たこ焼きを商売にするには道具が必要な事くらい分からないはずがないではないですか。見え透いた言い訳をするにも程があります。
 その同じ日に、福田総理はアフリカのODAとして40億ドル(4000億円)もの供与を発表しました。私は実のところこれを聞いてあいた口が塞がりませんでした。一体そんな金がどこにあるのでしょうか。
 日本の国家財政は火の車であると財務省は口癖のようにいいます。財務省の言う通りなら、4000億円という金は税金から出すしかないのです。
 だからこそ国は社会保障費を年間2200億円も削減し、後期高齢者医療制度を国民に押し付け、生活保護世帯の切捨てや、無理な医療制度改革をゴリ押ししているのです。一方地方は削減された地方交付税交付金を穴埋めするため、無茶苦茶な税の取立てと歳出の削減に走らざるを得ず、かの大阪府でさえ府民の顰蹙を買うようなめくら滅法な歳出削減計画を立てているのです。
 この結果が何をもたらすのかといえば、この事件に象徴されるような無茶な税金の取立てや、住民福祉の切り捨てなのです。
 その上、考えなければならない事があります。政府のこのたびのアフリカに対するODA支出はレアメタル、ウラン、石油等の天然資源確保がウラの目的なのです。これはすべて大企業の利益確保のためです。特にレアメタルは、現在世界中が血眼になって確保に走っている状態です。しかし、こんな事は一般庶民にはまったく関わりのないことです。
 今回のような悲惨な心中事件は、弱い者を犠牲にして大企業を肥らせる象徴のような事件です。この事だけでも福田総理は直ちに罷免されるべきです。なぜなら、一国の政府とは最大多数の最大幸福のために存在するのであり、一部の為にだけ存在するのではないからです。
 もっと突き詰めて言えば、政府は全く理由のない歳出削減を行い、公共投資を極限まで切り詰めています。何も道路やダムをつくる事だけが公共投資ではありません。
 最も差し迫った問題が医療費の削減や社会保障費の削減なのです。私たちは政府、特に財務省に騙されているのです。お金が無ければ印刷すべきなのです。日本は米国債など海外債権が300兆円近く存在します。これを基にして日銀が政府に必要な紙幣を渡せばいいだけなのです。子孫に借金を残すな、というのは全く意味のない嘘です。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by meisou22 | 2008-05-29 10:54

“陰謀論” でひとくくりにする怖さ 陰謀論の真贋を見極める

世相のウラを読む(246) ミャンマーと四川省の大災害について

 最近の世相を見て、何も感じない人は皆無だろう。ミャンマーで10万人以上の人がサイクロンの被害で死亡し、中国四川省ではM8.0の大地震により10万人近くの人が死亡した。これらの災害が人為的かどうかの議論よりも、なぜ今なのか、そしてミャンマーであり中国四川省であるのか。この議論は答の出しようがない難問を解くようなものだが、よく考えてみる価値がある。
 その第一。今回の二つの大災害はいずれも災害復旧に手が廻りかねる政治的異常地域であり、まさに決定的タイミングで発生している事。付け加えて考えると、ニューオーリンズのハリケーンカトリーナも政治的空白地域で被災し、これも併せていずれも黒人、黄色人種が多く犠牲になっている。
 第二。災害弱者=子供が犠牲者の多数を占めている事。
 第三。いずれも当初、外国からの復旧支援の申し出を拒否していた事。
 第四。被災地はある意味で世界の食料生産地である事。特に日本はこれほど国内の米余りが進んでいるのにも関わらず秘密裏にアメリカから150万トンの米を買い入れている事が判明したが、メディアは批判らしい批判をしなかった事。ましてこの米をミャンマーや中国四川省に送る事について、何の協議もなく(国民的合意もなく)決定した事。先にアメリカにお伺いを立てるなどもっての他である。一体誰の金を使ってこの米を買い入れたのか。もちろん税金だろう。税金ならまず先に国民に了解を取るのが筋ではないのか。情けない事にメディアでこの事を追求したのは皆無である。だが、そんな事より、国内で米は有り余っているにも関わらず大切な税金を使ってアメリカから米を秘かに輸入していた事の方が重大な背信行為である。こんな金があるのなら、後期高齢者医療制度などという高齢者いじめは止めて必要な医療費にまわせ。
 第五。災害が発生してからの情報伝達が異常に遅れたこと。詳細な衛星画像や、発生のメカニズムの解明がいまだ手付かずであること。いずれも全く不可解である。これらの事をつくづく考えると、この災害が如何に胡散臭いか。この国の政府は国民の事など眼中にないのが良く分かる。
 最後に災害がなぜ起ったのかという難問の答を出しておく。それは多くの人々の心に澱(おり)のように澱んだ、絶望と、恐怖と、不安と、憎悪が積り積もってこのような災害を発生させたのである。心が現実を作り出すのだ。心せよ。鬱積した悲惨な心のエネルギーは想像を絶するものである事を。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by meisou22 | 2008-05-28 16:36

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