県立病院医師が民間で兼業 宮城県、処分を検討宮城県立循環器・呼吸器病センター(同県栗原市)の男性医師(47)が非番中に福島県田村市の民間病院で診察をして計200万円以上の報酬を得ていたことが1日、分かった。兼業を禁止する地方公務員法に抵触するとして県は処分を検討。医師は「民間病院から医師不足を理由に頼まれた」と説明しているという。 宮城県病院局によると、医師は消化器系が専門で2002年から同センターで勤務。兼業は2003年から今年6月にかけ、月に1、2回で10万円以上をもらっていた。民間病院に常勤医がいて、やめていた時期もあった。県の調査に対し「いけないとは知っていたが、患者との信頼関係もあって辞めづらくなった」などとしている。 県病院局は「医師不足に悩む地域は多く、事情は理解できる。承認された可能性は十分あり、申請してほしかった」としている。
【共同通信】
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