【2008年08月01日04時17分 更新】


1.7月は記録的少雨で、農作物に影響も
 (08/01 04:14)

7月、県内は、南部平野部を中心に記録的な少雨となりました。一方、少雨により、農作物の生育に影響が出ていて、このままでは、水不足におちいる可能性も懸念されています。気象台によりますと、県内の7月の降水量は、南部平野部を中心に、記録的な少雨となっていて、宮崎市では、平年の10%となる31ミリと、観測史上2番目の少なさとなっています。少雨により、農作物への影響も出ていて、このうち、日南市のみかん園では、極早生温州みかんが変色するなど、生育に影響が出はじめ、実に袋をかける作業に追われています。(みかん農家は)「やっぱり小玉傾向になると思います。雨がちょっと降ってくれればいいかなと思うところです」一方、日南市では、水源の水位も減少していて、日南市は、31日、鵜戸地区にある配水池の水位を調べるなど、対策に乗り出しました。このまま雨が降らなかった場合、水不足に陥る可能性もあることから、日南市では、8月4日、鵜戸地区の住民に、節水をよびかけるチラシを配布することにしています。(日南市上下水道課・井上哲男課長)「盆を控えてますし、それまで晴天が続きますと、心配されることが起きるかもしれないので、広報活動、ならびに給水の準備を今からたてておきたい」気象台によりますと、8月の前半まで、平年より晴れる日が多くなるということで、今後の天気によっては、深刻な水不足も懸念されるところです。


2.アカウミガメがふ化 雨不足の影響も…
 (08/01 04:14)

日南市では、今年初めて、アカウミガメの卵がふ化し、子ガメが海に放流されました。しかし、猛暑と雨不足の影響で、ふ化の数は、かなり少なくなっています。ふ化したのは、5月に産卵したアカウミガメの卵で、98個のうち、17個のふ化が確認されました。3匹の子ガメは死んでいたため、31日は、残りの14匹が海に放されました。今年のふ化は、例年より1週間前後遅れている上、ふ化の数も、大幅に少ないと言うことで、これは、猛暑と雨不足の影響と見られています。(保護監視員・桑田守さん)「あまりに日照りが強すぎて、中の水分が足りないと思う」「雨も少なかったし、そういう条件が重なったと思う」一方、日南市の海岸には、今年、106頭が上陸、このうち77頭が8400個を産卵していて、上陸頭数と産卵個数ともに過去最高となっています。アカウミガメのふ化は、10月上旬まで続きます。


3.漁師悲鳴 A重油また値上げへ
 (08/01 04:15)

あすから8月、様々な商品で、また値上げが予定されていますが、漁船の燃料となる重油が、8月、1リットル当たり8円80銭値上げされることが分かりました。漁船の燃料に使うA重油。県漁連は、原油高騰の影響を受け、県内19漁協へのA重油の供給分を、8月5日から、1リットルあたり8円80銭値上げすることを明らかにしました。このため、A重油の価格は、1リットル130円前後となる見込みで、10年前の約4倍に値上がりすることになります。日南市の油津港には、31日朝も3隻のマグロはえ縄漁船が水揚げ作業を行いましたが、相次ぐ燃料の値上げに、漁師は怒りをあらわにしています。(漁師)「また上がるまた上がるというばっかりだ。国ももっと考えてくれんと、漁師はどうにもならない」「値段が上がらんで補てんしてもらったら確かに助かるが、また重油の単価が上がったら意味が全くない」政府は、省エネに取り組むことを条件に、燃料の値上がり分の9割を補てんすることなど、総額745億円の追加支援策を29日発表しました。しかし、燃料高騰に歯止めはかかっておらず、漁業関係者の苦悩は、しばらく続きそうです。


4.宮崎市で少女が傷つけられる
 (08/01 04:15)

31日午後、宮崎市で、自転車に乗っていた少女が、同じく自転車に乗った男に刃物のようなもので切り付けられ、首などにケガをしました。警察では、傷害事件として捜査しています。31日午後3時前、宮崎市潮見町の「ファミリーマート潮見町店」の近くで、自転車に乗っていた18歳の少女が、同じく自転車に乗った男から、すれ違いざまに、刃物のようなもので首とわき腹を切り付けられました。少女は、病院に運ばれましたが、ケガの程度は軽いということです。少女を傷つけた男は、黒い帽子に白いシャツを身に着けていたということで、警察では、緊急配備を敷くなどして、逃げた男の行方を追っています。


5.県労働委「都城東高校の懲戒解雇不当」
 (08/01 04:15)

教師ら4人を懲戒解雇にしたのは不当として、県労働委員会が、都城東高校を運営する学校法人・玉城学園に対し、解雇の取り消しを求める命令を出しました。この問題は、去年3月、都城東高校に勤務していた教師3人と事務職員1人が、勤務態度がルーズであることを理由に、懲戒解雇されたことを受け、教職員組合が、解雇の取り消しを求めて、県労働委員会に救済を申し立てていたものです。県労働委員会では、職員の無断外出や、校内での喫煙などについての事実は認めたものの、懲戒解雇に相当するものではないと判断、玉城学園に対し、懲戒解雇処分を取り消し、その間の給与を支払うよう命令書を出しました。都城東高校を運営する玉城学園では、「命令書が届いたばかりでコメントできない。弁護士と話して、今後の対応を決めたい」としています。


6.航空大事故・元整備士の控訴審始まる
 (08/01 04:16)

4人が死傷した航空大学校の訓練機墜落事故で、一審で実刑判決を受けた、元整備士に対する控訴審の初公判が開かれました。控訴しているのは、旧小松ゼノアの元整備担当者、四方貞利被告60歳です。四方被告は、平成13年、旧小松ゼノアで、航空機エンジンの組立作業を行った際、部品を適正に着けなかったため、平成15年に、そのエンジンを乗せた航空大学校の訓練機が墜落、学生ら4人を死傷させたとして、一審で、禁固2年6か月の実刑判決を言い渡されています。福岡高裁・宮崎支部で開かれた31日の控訴審の初公判では、弁護側が、他に適切な不時着地があり、事故は回避できたと主張しました。四方被告に対する次の公判は、9月25日に開かれます。


7.225万円の年金を過払い
 (08/01 04:16)

県内の2人の女性に対し、合わせて225万円余りの年金が、過払いとなっていたことが分かりました。宮崎社会保険事務局によりますと、平成15年の2月から今年5月にかけて、宮崎市佐土原町の80歳の女性の老齢基礎年金と、日南市の99歳の女性の遺族厚生年金について、合わせて225万円余りの過払いがあったということです。これらの過払いは、職員が、年金の支給に関する規定を勘違いしていたことなどから、発生したということで、宮崎社会保険事務局では、既に、2人の女性に謝罪し、過払いとなった分を返金してもらうことにしています。宮崎社会保険事務局では、職員に対し、研修を行うなどして、再発防止に努めたいとしています。


8.スポレク宮崎・キャンペーンカー貸与式
 (08/01 04:16)

来年10月、県内で開かれる「全国スポーツ・レクリエーション祭」を前に、大会をPRするキャンペーンカーが、披露されました。このキャンペーンカーは、県内2つの自動車販売店が、県に貸し出すもので、車両の正面と側面に、スポレク宮崎のマスコットキャラクター、「ザッキー」が、デザインされています。31日は、県庁で、キャンペーンカーの貸与式が行われ、自動車販売店の代表から、東国原知事に、モデルキーが贈られました。これに対し、東国原知事は、「県民のみなさんに、スポレク宮崎を知ってもらえるよう、キャンペーンカーを有効に活用し、大会の成功につなげたい」と、お礼の言葉を述べました。キャンペーンカーは、キャラバン隊として、県内の市町村を巡ったり、県内外でPRに活用されます。「全国スポーツレクリエーション祭」は、来年10月17日から4日間、県内16の市と町で開催され、ゲートボールやトランポリンなど24種目に、全国から約1万3000人が参加することになっています。


9.知事花添え県庁ライトアップコンサート
 (08/01 04:17)

県庁で、気軽に音楽を楽しんでくださいと、30日夜の星空コンサートに、東国原知事が駆けつけ、PRに一役買いました。星空コンサートは、音楽に広く親しんでもらおうと、ライトアップされた県庁を舞台に、ことしから始まった催しです。2回目の開催となった30日夜は、あいにくの雨にもかかわらず、たくさんの市民や観光客が、県庁に詰めかけ、県内で活動する弦楽器のグループ4人が、クラシックの演奏を披露しました。そして、コンサート会場には、東国原知事も姿を見せました。(東国原知事)「音楽に親しんでもらおうという主旨で始めたものです。県庁舎を有効に使うということも意味合いがあったわけではありますが、そういった意味で御理解頂きたい」「存分にお楽しみ頂ければと思う」東国原知事も花を添えた星空コンサート、8月20日までの毎週水曜日、午後8時から県庁で開かれます。