2008年7月31日 20時57分更新
県内の高校生が物理や化学についての研究の成果を発表し、大学の教員などから助言を受ける交流会が岡山市の岡山大学で開かれています。
これは岡山大学が高校生に科学への関心を高めてもらおうと開いたもので、県内の高校生や岡山大学の教員などおよそ50人が参加しました。
交流会では、高校生たちがクラブ活動などで物理や化学について研究してきた成果を紹介しました。
このうち岡山市の県立一宮高校は、酵母を使って有機化合物を分解し、アルコールをつくる発酵についての研究成果を発表しました。
生徒たちは、酵母を集めて固めた「ゲル」と呼ばれる固形物をさまざまな形に変えながら有機化合物と反応させた結果、「ゲル」を糸状にすると最もよく発酵が進んでアルコールを多く生産できたことをスライドを使って説明しました。
これに対して教員からは「ゲルを糸状にすると発酵が進む理由がわかったのか」といった質問が出され、生徒たちは実験の過程などをくわしく紹介しながら糸状のゲルでは発酵のスピードが高まることなどを説明していました。