振り込め詐欺被害、過去最悪 上半期167億円振り込め詐欺による今年1-6月の半年間の被害は1万1755件、被害額は約166億9000万円と、統計を取り始めた2004年以降で、上半期としては過去最悪の被害となったことが31日、警察庁のまとめで分かった。 摘発は1383件で、検挙率は約1割にとどまった。1年間に換算すると、被害額は過去最悪を記録した04年の約284億円を大幅に上回る勢い。 警察庁は年金などの払い戻しを装い、現金自動預払機(ATM)の操作を指示して現金をだまし取る「還付金詐欺」の急増が被害を引き上げていると分析。「ATM利用限度額を引き下げるなど自衛策を取ってほしい」と注意を促している。 まとめによると、6月の被害は2008件、約29億4000万円で、5月(2013件、約25億6000万円)より被害額が増加した。 上半期の内訳で最も多かったのは「おれおれ詐欺」で4167件、約92億円。次いで「還付金詐欺」の3367件、約36億円だった。
【共同通信】
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