第90回全国高校野球選手権記念大会への出場が決まっている群馬・桐生第一高校の野球部員が、強制わいせつ事件で警察に逮捕されたことを受け、校長が31日夜に会見し、「大会には予定通り出場させてもらいたい」と述べた。 強制わいせつの疑いで逮捕されたのは、桐生第一高校の2年の男子生徒(16)で、野球部員だが、大会の出場メンバーではないという。警察の調べによると、男子生徒は今月22日夜、群馬・太田市内で女子高校生(16)の口を手でふさぎ、体を触るなどした疑いが持たれている。
31日夜に会見した桐生第一高校の校長は「ほかの部員に責任を負わせるのは忍びがたい。心苦しいが、ぜひ(甲子園)大会に参加させていただきたい」と述べ、8月2日から甲子園球場で始まる大会には出場させてもらいたいとの意向を明らかにした。
一方、日本高等学校野球連盟は8月1日午後に理事会を開き、出場を認めるかどうかの結論を出す方針。