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英情報機関、外国スパイ摘発強化

2008. 7/19


ーロシア、中国の活動が顕著。防諜活動の体制強化へー

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[英国のスパイ摘発の中心機関MI5]

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[MI5を率いるジョナサン・エバンス長官]


[ワシントン発7月18日=デービッド・ハルスタム]英国の防諜機関が外国情報機関の活動チェックと違法行為の摘発を強化する。英国内で活動する外国人スパイに目を光らす防諜組織『MI5』(ジョナサン・エバンス長官)が体制強化に乗り出したと英国の有力メディアがこのほど報じた。英・情報機関がスパイ摘発強化に乗り出すのは1990年の冷戦終了以来だ。MI5によると英国内で暗躍する外国情報機関は20組織と分析している。ここへきて活動が目立つのはロシア、中国のスパイ組織。ロシアの場合は『冷戦時代と同一レベルまで復活した』と指摘している。ロンドンの駐英大使館、通商代表部で30人のエージェントを確認しているとも言われる。ロシアのスパイ活動のターゲットは『外国のエネルギー政策』。豊富な資源を背景にプーチン政権以降、クレムリンは『エネルギー安全保障』を対外政策の最重要な柱の一つに据えている。MI5は米国で起きた9.11同時多発テロ以降、組織の人的資源等をテロ対策に優先配分して来た。今回、こうした体制を修正し、英国の国益の脅威となる外国スパイ機関の活動監視に一層、力を注ぐという。


           写真提供:MI5ホームページより


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