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PL花火、数え方変更で「10万発」が「2万発」に

2008年7月31日

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写真昨年の「PL花火芸術」=07年8月1日、大阪府富田林市、川村直子撮影図

 国内最大級の花火大会として知られる大阪府富田林市の「PL花火芸術」(8月1日開催)を主催するパーフェクトリバティー(PL)教団が、昨年は10万発と公表した花火の数を今年は2万発と修正した。教団は「数え方を厳密にしただけで規模は昨年と同じ」と説明している。

 教団によると、花火には打ち上げられる大玉の中に複数の小玉を内蔵しているものがあり、昨年は上空で破裂する小玉を合計して10万発(06年までは12万発)と公表していたという。教団渉外課は「昔の担当者が『世界一』『日本一』などの宣伝効果を狙ってこの数え方を始めたのではないか」と話す。

 しかし、打ち上げ時間は約1時間で、単純計算すると毎秒30発以上になるため、教団内部でも「見た感覚とずれがある」との指摘があった。大阪府などには実際に打ち上げた筒の数を届け出ており、今年から公表数もこれに準じたという。同課は「我々もすっきりした気持ちでやりたかった。火薬の量は昨年より増えており、規模としては依然日本一だと思っています」としている。

 一方、PLの修正により、インターネットの花火関係のサイトなどで打ち上げ数が一躍「1位」となったのが、長野県諏訪市の「諏訪湖祭湖上花火大会」の4万3千発だ。同市観光課によると、昨年までのPLと同様、上空で炸裂(さくれつ)した花火の数をカウントしているという。筒数に数え直せば「もっと少ない」と認めるが、「うちは数で勝負しているわけではない。迫力はもともと日本一だと自負している」と話した。(白木琢歩)

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