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山口県周南市は来年度の職員採用で、学歴をいっさい問わず、年齢も59歳以下ならだれでも受験できる採用枠を設けた。名づけて「UIJターン・再チャレンジ」型採用試験。昨年度、一般の採用より年齢・学歴の条件を緩めたところ受験者が殺到したのに気をよくして、今回は条件をほとんど取り払った。
その名が示す通り有能な人材を市外から求める狙いがあるが、市内在住者ももちろん応募できる。昨年、高卒以上の22〜35歳で募集したところ、3人の採用枠に267人が受験。市は7人を採用したが、文化財の研究家や元サッカー選手など多彩な顔ぶれがそろったという。
市は今回、「高卒」の条件も撤廃し、年齢も来年4月で「59歳以下」に改めた。人数や職種も増やし、最大9人を採用する。来年度の採用予定の総数は25人で、その3分の1をこの枠でまかなう。
市人事課は「人物、能力本位の採用ということ」と説明。応募がさらに増えることも期待している。申し込みは8月15日まで。