2007/04/27 「待望の仙台中央オフィス誕生!」
「このままだと新入社員の机、置くとこありませんよ。」
さすがの管理部長も、もうお手上げ。どうやりくりしても本社のスペースが足りません。さらに駐車場も満員御礼。今にも車がこぼれ落ちそうな状態でした。ちなみに、サイエンティアの本社は仙台市郊外(山奥)の泉パークタウンというところにあり、所有面積1000坪。と書くと広大な土地をイメージしてしまうかもしれませんが、実はその半分が斜面で、草木のための土地になっています。
さて、問題の解決策は?
いろいろ考えた末に出した結論は、「今すぐ仙台駅前にオフィスを出そう!」でした。
「それしかないでしょ」とお思いかもしれませんが、小心者の経営者にとっては、毎月毎月出て行くこの経費をどうやって稼ぎ出すのか、考えないわけにはいきません。散々考えた挙句に、最後には「えーい、やってしまえー!」という小学生並みの結論なのですから、なんとも恐ろしい限りです。
そんな経緯で、仙台駅徒歩約6分、アジュール仙台11階に「仙台中央オフィス」が誕生しました。2007年2月のことです。どうせ経費がかかるならメリットを追求するしかありません。できるだけ使い勝手が良く、様々な利益につながる、そして何よりサイエンティアらしいオフィスにしようと思いました。
実際にオフィスを出してみて、最初に感じたメリットは、開発パートナーとの協業がしやすくなったことです。「なんだ、そうだったのか。泉の山奥に来るのがいやだったのね」って感じです。実際、TIC会員企業との新たな協業も実現しました。また、東京との時間距離が一挙に25%以上縮まったことは、かなりの効率UPにつながっています。
投資の回収という意味では、まだまだこれからではありますが、長い目で見れば、十分投資に見合う効果が得られるだろうと確信しています。
最後にこぼれ話をひとつ。
今回の事務所開設費用は、想定していた金額をかなり上回ってしまいました。パーティション工事、それに伴うスプリンクラーの移設や電源工事などなど。
「それってぼったくりじゃないの?」と思ってしまいます。タフネゴシエーターの管理部長でも何ともなりません。
というわけで、そのしわ寄せは、最後に調達を予定していた応接室のオフィス家具に。この状況で贅沢はできないけれど、あまりにチープなのも許されません。名の通ったメーカーのオフィス家具って、「何でこんなにするの」っていうくらい高いですよねぇ。
そこで採用した戦法は、ヤフオク(Yahooオークション)での調達でした。
結果的に応接室の家具はすべてヤフオク。しかも、すべて新品で、費用は通常ルートの1/3程度ではないかと思います。改めてネット社会を実感する出来事でありました。