ミュージカル「エリザベート」
涼風真世、朝海ひかるのダブルキャスト 8月3日から28日 中日劇場
トップ > 特集・連載 > 北朝鮮問題 > 記事一覧 > 4月の記事一覧 > 記事
【北朝鮮問題】米議会、公表遅れ批判 北朝鮮のシリア核支援2008年4月25日 【ワシントン=立尾良二】ヘイデン米中央情報局(CIA)長官ら情報当局者は24日、北朝鮮とシリアの核協力について非公開で議会に説明。議員らは「遅すぎる」として批判し、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議で合意しても「議会の承認を得るのは困難だろう」などの強硬意見も出た。 ヘイデン長官らは上下両院の外交委員会などで、昨年9月にイスラエル軍機が空爆したシリアの原子炉について、北朝鮮の寧辺(ニョンビョン)の原子炉と酷似していたことをビデオや写真で説明。当局者によると、原子炉は核兵器用のプルトニウムを生産可能で、稼働まで数週間から数カ月を要したという。燃料のウランは検出されなかった。 下院情報特別委員会の共和党トップ、ホークストラ議員は「中東やアジアの深刻な核拡散問題なのに(空爆から)8カ月間も説明がなかった」と、情報開示の遅れを批判。6カ国協議で何らかの合意に達しても「ブッシュ政権と議会の信頼関係が損なわれたため、合意事項を議会で承認させようとしても困難になった」と指弾した。 一方、下院外交委員長のバーマン議員(民主党)は「北朝鮮との交渉を中断する理由にはならない。6カ国協議を通じて朝鮮半島の非核化に向けて進むべきだ」と、ブッシュ政権の対北朝鮮外交を支持した。
|