桐一ナイン大阪へ出発
2008.07.28
８月２日開幕の第９０回全国高校野球選手権記念大会に出場する桐生第一高校野球部の出発式が２８日、ＪＲ桐生駅北口で行われ、県高野連や学校関係者、家族、大勢の市民が猛暑の大阪へ出発する選手たちを見送った。
午前９時からの式典では、県高野連の塩崎猛雄会長や亀山豊文桐生市長、佐藤光好市議会議長、山田●桐一野球部後援会長らが「敗れた選手たちの思いも受けとめ、桐一野球を繰り広げてほしい」などと声援を送った。
高橋昇校長は「昨年の決勝戦の敗戦に始まり、１戦ごとに力をつけてきたチーム。大会期間中、学校では悲しい事件が起こり、野球部の選手たちも驚いたと思うが、哀悼の意を持って甲子園で頑張ってきてほしい」とあいさつ。福田治男監督は「日ごろの練習の成果を十分に発揮し、粘り強く戦い、群馬県、桐生市、そして母校の名誉に掛けて精いっぱい戦いたい。まず初戦をとって一日でも長く大阪にいたい」と力強く語り、鈴木佑太主将は「３年間やってきたことに自信を持って、自分たちらしいプレーをしたい」と語った。
生徒会長の戸部美由紀さん、副会長の小池美穂さんから千羽鶴を、桐生大学付属幼稚園の園児から花束を、また、応援団から力強いエールを送られた選手は午前１０時すぎの電車で大阪へ向け、元気に出発していった。
※記事中の●は、山かんむりに「品」。