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体調不良 冷え、疲労、ダイエット…女性に厳しい夏乗り切る (2/3ページ)

2008.7.31 08:02
月経不順の軽減のため、低用量ピルの相談にのる島香恵子さん(右)=東京都立川市のリボーンレディースクリニック月経不順の軽減のため、低用量ピルの相談にのる島香恵子さん(右)=東京都立川市のリボーンレディースクリニック

 また、「着るだけでボディーラインをきれいに見せ、シェイプアップも期待できる」という機能性下着も、最近は中高年だけでなく10代後半の女性にも支持されている。

 しかし、骨盤に囲まれた子宮はもともと血流が悪くなりやすい場所。島さんは「産後、体形を維持しようと、5〜6年にわたりコルセットを着け続け、骨粗鬆(そしょう)症になってしまった女性もいる。機能性下着などに頼り過ぎると筋肉が衰える恐れがあります。正しいウオーキングなどで体を鍛え、自分の筋肉で体形を維持することが大切です」と話す。

 ◆温食と入浴

 「現代の女性は一年中、体が冷えている。夏には、体を冷やすトマトやナスなど夏野菜を食べるより、ショウガ入りの鍋料理など温かいもので体調を整えて」と指摘するのは、『婦人科で始めるキレイのためのホリステイックケア』(九段出版)などの著書がある婦人科医の土居美佐さん。

 土居さんによると、体の冷えに加え、ダイエットによる栄養不良、ストレス、喫煙などの影響で卵巣の老化が早まり、30代で閉経を迎える女性もいるという。一般的に、体脂肪率が17%を切ると卵巣機能が落ちるといわれる。薄着になるからといって、ダイエットによる急激な体重ダウンは、体に「生きるか死ぬかの問題」と勘違いさせ、生命の維持に直接かかわらない卵巣の機能を最初に止めかねない。

 土居さんは「体を温かくして、ストレスをためず、バランスの良い食事をすることで、閉経期を本来の50代まで延ばせます。食事(量)のバランスを朝4、昼4、夕2に、そして湯船に使って汗を流し、冷えを防止してほしい」と話す。

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月経不順の軽減のため、低用量ピルの相談にのる島香恵子さん(右)=東京都立川市のリボーンレディースクリニック
土居美佐さん
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