2008年 7月 30日
香川で合宿、北欧五輪代表の最終調整始まる
北京オリンピックの開幕まで30日であと9日です。事前合宿のため香川入りしているフィンランドの選手たちが、30日から本格的に最終調整を行っています。坂出市の府中湖では、ボート競技に出場するフィンランド代表のサンナ・ステン選手とミンナ・二ーミネン選手の2人が、30日朝から、オリンピックに向けた最終調整を始めました。2人は、去年の世界選手権で、銀メダルを獲得している有力選手です。北京オリンピックでは金メダル獲得を目指していて、最初からスピードを上げた猛特訓を重ねているそうです。ボートのメンテナンスなど最終調整をサポートしているのは、地元、坂出高校のボート部員です。世界トップレベルの技に感激したり、和やかに交流する場面も見られました。選手たちは、来月4日ごろまで香川で調整を行ったあと、決戦の地、北京に出発します。

伊豫商事元専務に懲役13年の判決
銀行から約146億円の融資金をだまし取った岡山市の紙製品卸売会社、伊豫商事の詐欺事件で主犯格の元専務に30日、懲役13年の判決が言い渡されました。判決を受けたのは伊豫商事の元専務、大島敏昭被告60歳です。判決によりますと大島被告は他の役員らと共謀し、2002年から3年間に渡って、会社の納税証明書や取引があった全国農業協同組合連合会の債務保証書などを偽造し、4つの銀行から総額約146億円の融資金をだまし取ったものです。30日の判決公判で岡山地裁の磯貝祐一裁判長は「犯行は狡猾かつ巧妙で、被害は多額」として、懲役14年の求刑に対し、懲役13年の判決を言い渡しました。大島被告側は控訴しない方針です。また、共犯で伊豫商事の元常務、西田嘉幸被告48歳にも30日、懲役11年の判決が言い渡されています。

香川用水、来月3日にも第2次取水制限へ
四国の水がめ早明浦ダムの貯水率低下で香川用水の第2次取水制限が早ければ来月3日にも行われる事が決まりました。国や県などでつくる吉野川水系水利用連絡協議会はダムの貯水率が45%を下回った時点で、香川用水への水の供給量を35%カットします。30日、午後5時現在の早明浦ダムの貯水率は、52.3%で、平年を30.5ポイント下回っています。このまま雨が降らなければ来月3日ごろ、貯水率が45%前後になる見通しです。

甲子園出場の香川西、壮行式で健闘誓う
2年ぶり3回目の夏の甲子園出場を決めた三豊市の香川西高校で野球部の壮行式が行われました。香川大会の優勝旗を掲げて入場した30人の野球部員。集まった約400人の市民や生徒が大きな拍手で迎えました。そして、三豊市の横山忠始市長が「皆さんの活躍は、三豊市を明るくしてくれました。できるだけ長く、甲子園でプレーしてください」と、激励しました。この後、選手たちは、応援団からエールを受け、甲子園での活躍を誓っていました。式の後、香川西ナインは大阪市の宿舎に向け、出発しました。香川西は大会7日目、来月8日の第3試合で、岐阜県の市立岐阜商業と対戦します。

オートバイが軽乗用車と衝突、男性死亡
30日、倉敷市でオートバイが軽乗用車と衝突し、運転していた男性が死亡しました。正午ごろ、倉敷市真備町尾崎の県道交差点で、右折しようとした軽乗用車に右側から追い越そうとしたオートバイが衝突しました。この事故でオートバイを運転していた倉敷市堀南の川上恭幸さんが車の下敷きになり、ドクターヘリで市内の病院に運ばれましたが、死亡しました。現場は片側1車線のはみ出し禁止の道路ですが、オートバイは対向車線にはみ出して、追い越そうとしていたと見られています。警察が車を運転していた総社市の48歳の女性から事情を聞くなどして、事故の原因を調べています。

総社市で父親を切りつけた男を逮捕
29日夜、総社市で父親を包丁で切りつけ殺害しようとした男が、殺人未遂の現行犯で逮捕されました。逮捕されたのは総社市総社に住む26歳のパート従業員の男です。警察の調べによりますと男は29日午後9時10分ごろ自宅で53歳の父親と口論となり、台所にあった刃渡り約16センチの文化包丁2本で、父親の頭などを切りつけ殺害しようとしたものです。父親は全治2週間のケガを負いました。救急隊員からの通報を受けて駆けつけた警察官が家にいた男から事情を聞いたところ犯行を認めたため現行犯逮捕したものです。警察によりますと逮捕された男は知的障害があり、警察は男と父親の間に何らかのトラブルがあったものとみて、調べを進めています。

涼を求めて・・津山市の布滝
連日、暑い日が続いていますが津山市の山中にある滝には、涼を求める人たちが訪れています。標高830メートル鳥取県との県境に近い津山市の北部阿波地区にある「布滝」。山から湧き出る水は水しぶきを上げて流れ落ち、涼しさ満点です。滝の落差はおよそ50メートル幅はおよそ10メートルあり、水は黒い玄武岩の上を流れています。白い布を広げたように見えることから布の滝「布滝」と呼ばれています。水の音が響く滝のまわりは落葉樹に覆われ訪れた人たちの心を癒してくれます。津山市の納涼スポット「布滝」。暑さが一段落するまで、涼を求める人たちの目を楽しませてくれそうです。

岡山市で夏休み環境教室
料理や工作を通じて子供たちに地球環境の大切さを学んでもらおうと岡山市で夏休み環境教室が開かれました。子供たちに身近な体験を通じて環境問題について関心を持ってもらおうと中国電力が開いたものです。教室には夏休みの自由研究に役立てようと7組の親子連れが参加しました。会場ではジャガイモやニンジンの皮をむかずにカレーを作ったり、タマネギの皮で草木染めをしたりと、普段、捨てているものが有効に活用できる事を学んでいました。中国電力では電力消費量が増える夏の間、親子などを対象にこうした教室を開いて、地球環境の大切さを呼びかけていく事にしています。

岡山市の保育園でごみスクール
園児たちに正しいゴミの分別方法を知ってもらおうと、岡山市の保育園で30日、市職員による講座が開かれました。この講座は、岡山市が市内の保育園で初めて開いたもので、横井保育園の園児約50人が参加しました。最初に園児たちは、パズルを使ってアルミ缶や、ペットボトルなどに、リサイクル方法の分類をマークで示している事を学びました。そして、実際にゴミを分別して、それぞれのゴミ箱に捨てる練習をしました。この後、ゴミ収集車がゴミを回収する様子を見学したり、実際に車に乗り込みゴミがどのように回収されているのかを学んでいました。

岡山市で五輪報道写真展
北京オリンピック開会を前に過去のオリンピックで活躍した日本人選手などを紹介する写真展が岡山市で開かれています。この写真展は、JOC日本オリンピック委員会のオフィシャルパートナーとして、日本代表選手を応援しているキリンビールが岡山工場内の施設で開いているものです。会場には1928年のオランダ・アムステルダム大会以降の名場面をとらえた写真20点が展示されています。2000年のシドニー大会で、高橋尚子選手が女子マラソンとしては、日本人女性初の金メダルを獲得した時の写真などが、訪れた人たちの目を楽しませています。この写真展は岡山市瀬戸町のキリンビアパーク岡山で来月31日まで開かれ、北京オリンピック開会後は日本人選手の活躍を紹介する写真が追加される事になっています。