2008年7月30日 18時57分更新
夏休みの子どもたちが、古代に行われていた火起こしの方法を体験する催しが岡山市で開かれました。
これは、子どもたちに歴史に関心を持ってもらおうと岡山市の岡山県古代吉備文化財センターが開いたもので、およそ20人の親子が参加しました。
参加者たちはセンターの職員の指導を受けながら、板のうえに立てた棒をひもを使って回転させ、摩擦で火種をつくる古代の火起こしの方法を体験しました。
最初は棒をうまく回すことができない子どももいましたが、お父さんやお母さんに手伝ってもらって5分ほどかけて火種をつくりました。
そして、火種のうえに松葉をかぶせて、息を吹きかけると、炎があがり、子どもたちは歓声を上げて喜んでいました。
参加した小学4年生の男の子は、「棒を回すのはとても力がいるので昔の人は大変だったんだなあと思いました。」と話していました。
参加者たちは、火起こしの体験のあとセンター内の展示室で県内の遺跡から出土した土器や装飾品を見て回り、古代の人たちの生活について学んでいました。