松江市は29日、同僚やタクシー運転手を殴り、顔面打撲などのけがを負わせたとして、島根支所の男性主任(43)を減給10分の1(3カ月)とする懲戒処分にした。
市によると7月11日、この男性主任は市内のホテルであった職場の親ぼく会でビールや冷酒を飲みめいてい状態になり、同僚4人とタクシーで帰宅した。午後9時半ごろ、同市鹿島町の自宅付近でタクシーから降りる際、振り返って女性職員の肩を殴った。さらに、ドアを開けて待っていたタクシー運転手の男性を殴り、続けて止めに入った男性職員にも殴りかかり、再びタクシー運転手を殴った。タクシー運転手は顔面打撲のけが、女性職員にけがはなかった。
男性主任は「覚えていないが大変なことをした」と深く反省しているという。川原良一総務部長は「市民の信頼を失墜する行為。申し訳ない。公務外でもきちっと対応するよう徹底する」と謝罪した。【御園生枝里】
毎日新聞 2008年7月30日 地方版