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外国人患者診療拒否 タイ団体が日本抗議

2008.7.30 22:38

 エイズを発症した外国人労働者への診療拒否が日本国内で相次いでいるとして、エイズウイルス(HIV)に感染した人らでつくるタイ国内の団体などが30日、日本政府や長野県に事態改善などを申し入れた。

 申し入れによると、長野県内で働いていた20歳代のタイ人女性が昨年末にエイズを発症。当初訪れた病院が、帰国を勧めるだけで十分な診療をしなかったために容体が悪化したという。その後、女性は別の病院で治療を受け帰国したが今月上旬に死亡した。

 他にも、少なくともタイ人に対して昨年から今年にかけ2件の診療拒否が確認されているという。

 タイの団体の要請をうけて、厚労省で会見した日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラスなどでは「在日外国人に対する偏見やエイズに関する忌避感が原因で、許されないことだ」と主張している。

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