台湾との外交関係維持、ドミニカ共和国大統領が会見

　ドミニカ共和国のフェルナンデス大統領は２９日、首都サントドミンゴで共同通信などと会見し、「いかなる分野でも中国の果たしている役割を考慮しなくてはならない」と述べながらも台湾との「（外交）関係を保ち続ける」と言明した。

　また、「日本は全世界に平和、繁栄、福利を保証するために重要な役割を果たすことができる」と述べ、日本が国連安全保障理事会の常任理事国になることへの支持を改めて表明した。

　２００６年に移住５０周年を迎えた日系移民には、「人権やビジネス、健康、医療などの日系社会が必要とするあらゆるものを考慮する」と述べた。

　大統領は、国内企業の競争力強化や輸出振興、外国投資の振興を図る目的で日本の無償資金協力で建設された「貿易投資促進人材育成センター」の開所式に際して会見に応じた。（共同）