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NASA「核爆弾で小惑星を迎撃」計画に批判
Image: Don Davis / NASA
地球に向かってくる小惑星を核爆弾で阻止することは可能だろうが、多くの場合、これは最善の選択ではない――『アポロ9号』に搭乗した宇宙飛行士Rusty Schweickart氏が、7月23日(米国時間)にサンフランシスコで行なわれた講演会でこう述べた。
Schweickart氏は、最大級の天体でないかぎり、無人宇宙船を後部に追突させるか、これを牽引することで、進行方向を変えられると説明した。
米航空宇宙局(NASA)は昨年、地球に壊滅的な影響を及ぼす衝突を回避する最善の策は核爆弾を使用することだとする報告書を発表している(日本語版記事)。
月着陸船の操縦に自分の命を賭けたくらいだから、Schweickart氏はNASAを強く信頼しているが、同氏はこの問題に関して、NASAは巨大な政治的圧力を受けて間違った声明を発表したのだと感じている。これは、宇宙に核兵器を持ち込むための不誠実な口実だったのだと。
Photo:Jessica Culler
Schweickart氏が主催する団体『B612 Foundation』の目的は、2015年までに、もっと穏やかな方法で小惑星の軌道を変えられるようにすることだ。
現時点では、地球に深刻な被害を及ぼす可能性のある物体の大半を追跡できているわけではないが、来世紀には強力な新型望遠鏡がオンライン化され、こうした物体の多くは監視されるようになるだろう。そうしたら、地球に衝突する可能性のある物体を判別して、難しい決断を下せるようになる。
小惑星の追跡には不確実な要素があるため、間違った警告が出されることも多いし、行動を起こす必要がまったくない場合もあるだろう。しかし、阻止しなければならない小惑星の場合は、宇宙船を衝突させるべきなのか、引っ張るべきなのか、あるいは吹き飛ばして進路を変えるべきなのだろうか。
Schweickart氏は現在の状況を、目隠しをしてバッティング・ケージの中に立っている状態にたとえた。現時点では何の手出しもできないが、中には自分の方に向かって飛んでくるボールもあることはわかっている。数年たてば目隠しが取れて、全世界は決定することを強いられる――いつ首をすくめて、衝突を避けるかを。
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