2008-07-30
例によってメチャクチャ陰湿な「紙プロ」
『kamipro Special 2008 AUGUST』
http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/51639230.html
◎スマックガール活動休止の危機!特集・消えたジョシカク
☆ジョシカクを作った男が、それでもネバーギブアップ宣言
篠泰樹スマックガール代表
「ビジネススタイルを変えないと存続は困難です」
☆どうなる!? ジョシカク証言集
佐伯繁DEEP代表
「ジョシカクはビジネスにならない。ただし……」
薮下めぐみ
「本気でやるなら海外に行くしかない」
☆一部マスコミ、関係者の異常なまでの猛プッシュの要因とは?
ジョシカクHENTAI座談会
あれっ!? ……おれは?
まさかカットになってんじゃねーだろうな。あの時点から、それはないと思うんだが、まさかな。いやカットになってるなら、それもそれ、載ってるとしても、それもそれ。
どっちにしろ、メチャクチャ失礼だよね、これ。つまり、喧嘩を売ってるのだ。いや、おれの方から喧嘩を売ったと言われても仕方ないので、売った喧嘩を買って頂いたと。しかも、凄くガンツ的な陰湿で根の暗いやり方で。それにしたって、ねらじゃないんだからさ。こんな発展性のない、嫌がらせして何になるんだろ。ったく、クソマスコミは、これだから。
上等じゃねえか。
2008-07-28
決してやましい服ではない
昨日は、和術慧舟會東京本部の守山代表を偲ぶ会に、出席させて頂きました。
去年の秋の終わり頃だったか、まだ、銀座にあったGCMの事務所に、久保さんに、スマック止めましたという挨拶に伺って。土曜日かなんかで、いつもは賑やかな事務所に、久保さんと守山さんしかいなかった。帰り際に、守山さんから、出来たばっかりの守山Tシャツを「おーいネットで宣伝してくれよー」と頂いた。
その頃の自分は、ネット休止宣言して、スマックも止めて、まさに引篭もりを開始したばっかりだったから、宣伝なんて出来っこない。けれど自分も「わかりましたー宣伝しときますよー」などと軽口叩いて。過去には、スマックのマッチメイクの話などをしたこともあるし、勿論、スマックや他の大会の会場でもお会いしてたので、自分が、それなりの立場でいたことはご存じだったと思うんだけど、最後まで、守山さんにとっての自分は、最初にお会いした頃の、慧舟會の悪口書いてるネット野郎のメモ8のままだったのかも。
あの人に認められるところまで、行きたかったな。あの人は天国に行って、自分は多分地獄に行くので、あの世では会えないと思うから、せめて生きているうちは、天国のあの人に恥かしくない、胸を張れる生き方したいと思う。合掌。
昨日の会、藤原さんとか戦極とかドリームとか修斗とかパンクラスとか、もう偉い人がキラ星のごとく出席されていたのだけど、やっぱりダメなのは、クソマスコミ。
いくら平服OKのお達しがあったとは言え、若い兄ちゃんファイターじゃないんだから、少しはちゃんとしたカッコで来いよ。平服OKと、ただの普段着は、別物だろが。もう、社会人として失格な奴ばっか。普段着のオッサンがいると思ったら、みんなクソマスコミなんだぜ。傍にいた、やっぱり見事に普段着の布施さんに、延々マスコミはダメだ、それはやましい服だとカラんでいたら、丁度その時、自分達の前を、短パン姿のマイケル・ジャクソンが通りましたとさ。
2008-07-27
私はヌルいのが嫌いだ
紙プロ携帯サイトの例のクソ連載で、佐伯さんが色々話している件とか、まあ色々あるわけだが、月末の紙フロ増刊が出れば、篠さんが話していることも含め、一通り出揃う感じなので、その当りから、ボチボチとやっていくつもり。
それ以前に、もう一度、自分という人間について。
やっぱり「電脳スマックガール」以降に、自分を知った人は、まだまだ、大きな部分で勘違いしている人が多い。あれは、業界内には波風立てず無難に無難に、それでも何とか少しでも面白く、そういう方針だったわけ。あれでもね。
元々の自分は、とにかく、ヌルいの大嫌いなんだって。アミューザーの掲示板で、実名隠してマヌケなこと書いていた、某格闘技ムック本の編集長の実名を晒しあげちゃうようなことする人間なんだって。今度のブログは、あっちこっちに矢を飛ばす。マスコミにも、選手にも、ヨソの主催者にも。
そして、ここを忘れてはいけない。それは、ファン・読者にも飛ぶんだ。
いいか、お前ら。おれに惚れると怪我するぜ。ふっ。
何か勘違いしてるが、気にするな。
2008-07-26
やっぱり便利だインターネット
どうも、自分のブログの宣伝をするのが苦手で。
「電脳スマックガール」の時も、一番確実にアクセスを稼げる、相互リンクという方法を取れなかった。あれ、イヤでなあ、自分が嫌いなところをリンクするのが。で、好きなところをリンクするのは勿論いいんだが、相互リンクお断りとか書いておいても、絶対無神経にお願いしてくる奴がいて。で、どうもそれが断れない。それがイヤなんだな。性格がヤワに出来ているんだね。だから、リンクは一切作らない。そういう方針だった。まあ、その癖して、こっちをリンクするのをヨソに頼むのは、恥かしげもなく出来るんだが。
そんなわけで、このブログも、特に宣伝はしていない。2ちゃんの何箇所かで書いたのと(これはほとんど効果なし)、グリフォンさん(id:gryphon)が、NHBニュースに晒し記事作ってくれたのと(加えてあそこの一覧に入れてもらっているのと)、ゆんたさん(id:lutalivre)や、フリジッドスターくん(id:frigidstar)のような、格闘アルファブロガー(笑)が、アンテナに入れてくれたくらいで(大感謝)。
そんな、自分の宣伝下手を見かねたのか、シリコンバレーから電波が飛んできた。さすがインターネットの本場、シリコンバレーだけあって、電波にはいい事が書いてあった。おかげで、昨日はアクセスがドッカンドッカン増えた。
ここまで便利だと、生活困窮カネ送れとか書いたら、きっと送ってくると思うな、インターネット。
うんうん。
これで、きっと、メモ8オジさんも、格闘アルファブロガー(笑)の仲間入りだね。あとは、プロモーターが、2・3人首吊ってくれたら、ワイドショーの取材が殺到して、興行評論家として食っていけるとみた。
って、最初に首吊るのが、おれだよ!
2008-07-25
女の子はチケットを売らない2
本日25日発売、「格闘技通信」2008年9月号(No.449)、80頁に、自分のコメントが載ってます。全体で1頁、その大半は、篠さんのインタビュー、自分のは小さい囲みに小さい文字でびっしりと。
女の子は、男に比べて、チケットを売らない。これ事実。が、実はこの話、続きがある。総合の選手は、男子を含めて、ボクシングやキックの選手に比べて、チケットを売らない。
でね、プロモーターは、これを言い難いんだ。だから、おれが言うことにした。この事実を知ってて、かつ、書けるの、おれしかいないもん。当然ながら、ボクシングやキックは、苦闘の歴史を経て、そういうシステムを作りあげてきた筈。そして、その先達に見習わない理由は、ひとつもない。
このまま行くと、総合が潰れますよ。ソーゴーが。
選手個人が売るのは、限界がある。そんなことわかってる。おれだって、なかなか売れないもの。プロモーターが売れないんだもの。だから、指導者・マネージメントをしてる方、選手を個人的にサポートしてる方、そういう方々と、プロモーターが、一丸となって、チケットを捌くようなシステムを作っていかないと、総合、じきに潰れます。
さらに、極論を書く。後楽園ホール規模までなら、お客さんは全員身内だっていい(勿論、一般ファンに来るなと言っているわけではないことは誤解なきよう)。とにかく、興行が続けられるシステムを作るのが先。特に、クソマスコミは、ここをよく理解するように。「あそこは身内で埋めてるからなー」とか、ファンみたいなこと言わないように。おめーらがいくら煽っても、チケットの売上げは、ピクリとも動かないんだ。
この項、当然ながら、まだ続く。
2008-07-24
女の子はチケットを売らない
自分は、男子の興行をやったことがあるわけじゃないので、正確なデータを持っているわけじゃない。が、他の団体の情報を、漏れ聞く限りでは、間違いなくその傾向はあると思う。
そうそう、ちょっと脱線して書いておけば、大昔のリングスとパンクラスとか、一時期のプライドとK−1とか、敵対関係が激しかった歴史があるし、お互いのファンがネットで罵倒し合ったりするから、団体間の関係ってのは随分悪いようにイメージされがちだが、実は、ファンが想像するほど悪いものではない。昔のことは知らないし、今のことでも全部を知っているわけではない。自分の知らないところでは色々あるのかもしれない。特に分裂を繰り返しているキックとか空手とかだと。が、自分の経験した限りでは、むしろ、みんな仲良くなってしまう傾向が強い。狭い業界だしね。
勿論、あくまで商売敵であることも確かで、つまりは、同業他社の営業職同士で親睦会もやることもあるけど、仕事ではライバルであり、当然争いがあるし、仲良くなってしまうが故に、モツれると悲惨なことになって、激しく感情的に対立する、みたいなこともないではない。いや、しょっちゅうある。例えば、勝井と番頭はお互い陰湿なので、表面上は紳士的なのに、その磁石のマイナス極が激しく反発し合うような、水面下での陰湿合戦は、ハタから見てるとメチャクチャ面白いぜとか。おっと、さらっと面白いこと書いてしまった。
けれど、こういうことは、あくまで個人間の問題であって、表面上はいたって穏やかなものだ。狭い業界なんだから、表立った喧嘩をしちゃうのが、1番マズい。だから普通はしない。喧嘩しちゃうと、八分にされちゃう可能性もあるからね。どっかのインチキなネットマスコミみたいに…うむ、この話は、まだ止めておこうかな。
などと、話がどんどん暴走していくところを押し止めて、つまり、そうやって横の繋がりはあるので、ホントの収支とか、その辺の細かいところまでは、さすがにわかってなくとも、あの選手は何枚売っただの、そういう情報は、意外とすぐ入ってくるものなのだ。伝言ゲームになると、話に尾ひれがつきやすいのは確かだが、いざとなったら、ホントに知っているコアな人間に訊いてしまえばいいわけで。その程度のホットラインは、どこもある。少なくとも、後楽園規模で興行やってる、ほとんどのプロモーションが、友好的に繋がっている。ああ、パンクラスと修斗はどうなんだろ。さすがに、昔の喧嘩の名残りはまだあるのかもしれない(今度訊いてみよう)。が、それが特殊といえるほど、横は繋がりあるということを強調して、この項、続く。
2008-07-22
人間のクズ、メモ8
ああ、おれはバカだ。
1度は断ったものの、クソマスコミとまで書かれたら、話聞かないわけにはいかないとか言われて、おお、君いい根性してるねと、熱意にほだされて、格通の取材受けちゃう、おれってバカバカバカ。クソだ。おれが一番クソ。クソの中のクソ。
実はその前にも、勢いで、チョロが書くならどんな酷いことでも許すとか書いてしまったのを、当人につけ込まれ、一応、断ってはみたものの、断りきれずに受けてしまい、あまつさえ、ついつい面白いことを、しゃべりまくってしまう、おれってバカバカバカ。クズだ。クズの中のクズ。
「人間のクズ」
おれはダメな奴だ もう死んでるんだ
腐った心の持ち主 誰にも合わせる顔がない
クズクズクズクズ 人間のクズ
クズクズクズクズ 人間のクズ
おれのことさ
清志郎、がんばれ。いや、そんなことはどうでもよろしい、問題は、この歌詞の引用は昔もやったことだ。ブログのアイディアすら出やしねえ。ホントにもう死んでるんだ。腐った心の持ち主。スターは2個しかつかねえし。しかも身内だし。お蔭で、昨日のDREAMや、久々に行ったデモリッションのことを書く気力もねえ。但し、デモリッションについては、これだけは言いたい「愛深きゆえに愛を捨てた男シバター」は最高だ。ちなみに、格通は25日、紙プロ増刊は31日(だったかな?)の発売でございます。あれ、まだ書いちゃいけなかったかな。どうせクズだから、何でもいいや。
2008-07-21
「電脳如是我聞」とは何か
いやあ、ヒョードル、クソ強かったですね。
自分は、リングスの後楽園、ヒョードル日本初登場を、勿論、一般ファンとして、リングサイドで見ていて、ああこいつはモノが違うと…いやもう、老人の昔自慢にしかならないので、止めておくか。
さて、勢いでネット復活してしまい、ブログも始めてしまい、あまつさえ、業界向けの罵詈雑言なども書き始めてしまったわりには、全部、勢いなので、ブログとして何を書いていこうとか、何も考えていなかった。
うーん、アフィリエイトでもやるかね。いやいや、これ結構本気。昔から自分の好きな映画や小説の解説・紹介を丁寧に書いて、アマゾンへのリンクを貼るってのは、やって見たかったのだ。話題の新作やエロに走ることなく、自分がホントに好きなモノだけを丁寧に掘り起こすみたいな感じで。
けどさあ、格闘技系のブログは「嫌儲」が多いんだよね。どんなもんだろ。と、姑息に反応を見る。いいんじゃねーのと思う人は、スターでもつけてね! うむ露骨なスター要求。
そういや、このブログのタイトルの意味、電脳スマックガールの時も、書いたことあるんだけど、それ、そのままログから掘り起こして、貼っておこう(かなりいじったけど)。つまり、こうやって作品解説をして、最後にアマゾンリンクを貼ると。
「如是我聞(にょぜがもん)」というのは、「私はこう聞いた」というのが字義通りの意味で、釈迦が、諸経を伝える際に「他の経典と混同されたくないので、私がこう言ったと必ずつけるようにね」と弟子阿難に指示し、実際に最初に必ずついているらしい。
が、その元来の意味よりも、「如是我聞」は、太宰治の末期の評論のタイトルとして知られている。小説では、「ヴィヨンの妻」「桜桃」「家庭の幸福」等の珠玉の短編や「人間失格」という中篇を残したその末期の活動において、それらの小説群と対をなし、見事に裏表になっている傑作評論、というか今風にいったらエッセイが「如是我聞」だ。
ここで挙げたタイトルは、すべて「青空文庫」で読めるので、ご興味ある方はどうぞ。出来ればテキスト版をダウンロードして、縦書きで読めるソフトで読んで欲しい。日本語の美しさが引き立つから。
2chに書いている頃、よく「読点が多過ぎる」と指摘されることがあった。その度に、太宰の文章の一部を引いて、ほら自分とそっくりと返していたんだが、そりゃそうだ、自分が真似しているんだもの。手本はいつでも太宰治。
自分が若い頃は「太宰治を読む」という行為は、恥ずかしい行為だった。同類の作家に、J・D・サリンジャー(まあ好き)や、ヘルマン・ヘッセ(あんまり憶えてない)がいて、何で恥ずかしいのかといわれたら、それを書き始めると、あまりに長くなるので、ごくごく簡単に書いておけば、高度成長を背景とした時代においては内省的で生産性が低い文章(?)、そういうものを読むことは、恥ずかしい行為とみなされる傾向があるということだろう(かなり強引)。ある時期まで、それは確かにそうだった。
でも、いつの頃からか、太宰を読むことが暗いとか女々しいと言われることは、少なくなった。
全盛期の小泉今日子が、ラジオで『「ライ麦畑でつかまえて」が好き』と言ったら、時代が変わったのだ。内省的な文章を読むことは、「暗くて女々し」くなく、実はオシャレな行為なんだと、小泉今日子が宣言したら、時代が音を立てて変わったんだ。勿論、それはあくまで象徴なんだけれど。
そうやって「おいしい生活」が始まったと。いや時代ずれ過ぎ。
では何故、今自分が「電脳如是我聞」なのか。まあそのあたりまで書いていると、益々長くなってしまうので、極々簡単に。この太宰の「如是我聞」、内容は、当時大家であった志賀直哉に延々ネチネチ絡んでいるだけのエッセイなんですな。もう延々。そりゃ粘着だろってくらい。それだけ。
ただね、それがとにかく美しい。美しければ、すべてよし。そう言いたくなる文章。一部を引いておこう。
全部、種明しをして書いているつもりであるが、私がこの如是我聞という世間的に言って、明らかに愚挙らしい事を書いて発表しているのは、何も「個人」を攻撃するためではなくて、反キリスト的なものへの戦いなのである。
彼らは、キリストと言えば、すぐに軽蔑の笑いに似た苦笑をもらし、なんだ、ヤソか、というような、安堵に似たものを感ずるらしいが、私の苦悩の殆ど全部は、あのイエスという人の、「己れを愛するがごとく、汝の隣人を愛せ」という難題一つにかかっていると言ってもいいのである。
一言で言おう、おまえたちには、苦悩の能力が無いのと同じ程度に、愛する能力に於ても、全く欠如している。おまえたちは、愛撫するかも知れぬが、愛さない。
おまえたちの持っている道徳は、すべておまえたち自身の、或いはおまえたちの家族の保全、以外に一歩も出ない。
重ねて問う。世の中から、追い出されてもよし、いのちがけで事を行うは罪なりや。
私は、自分の利益のために書いているのではないのである。信ぜられないだろうな。
最後に問う。弱さ、苦悩は罪なりや。
最後の3行の、「罪なりや」と「だろうな」という行末の対比が、特に美しい。と、思う人間はあまり多くないかもしれんが、そこが自分が太宰を手本とする所以。
弱さ、苦悩は罪なりや。
2008-07-20
女の子は殴りあうのがお好き
連載第2回。第1回はこちら。
いや、思うどころでなく、実はこれ、確信に近い。女の子の方が、男より、人を殴るという行為に対して、本質的に、躊躇いが少ないのだ。もしくは、躊躇うべき理性を断ち切り易いのだ。故に、日常との落差がハッキリ見え、結果として、非日常な空間が現出しやすく、試合は面白くなる(可能性が高く、間違いなくその傾向がある)。これが、女子格の面白さの本質だ。
この「躊躇いのなさ」について、もう少し解説する。気にいらない上司に、雑巾絞った水を入れちゃうような陰湿さを、女の子特有といえば、それは偏見だとか性差別だと言われてしまうかもしれない。が、他者と敵対すること自体に躊躇いがない、と理解すればどうだろう。本質的にその傾向が強いから、実は、雑巾絞るのは陰湿なのではなく、カラっと絞っているのだよ。陰湿なのではなく、堂々と敵対しているのだ。だから、女の子はカラっと殴りあう。
ここで、女性論をやるつもりはないので、この話はここで止めておくが、女子格闘技が特殊であるとするならば、この話は、そのすべてに関わる前提だと思っている。
と、2回目で書くつもりにしていたことはここまでなのだが、ちょっと短いし、あまりに抽象論過ぎるので、面白くない人には面白くないと思うので、オマケをつけておく。
昨年12月以降のスマックガール、つまり、篠体制におけるマッチメイクについて。意外と思われるかもしれないが、自分は、篠体制におけるそれは、正しいと思っている。理由は簡単。自分が延々作ってきたことは、4年やっても身を結ばなかったのだ。だったら、メモ8がやってきたこと以外をやるのが、唯一正しいのである。
12月大会の会場で、篠体制に文句言いたい雰囲気ムンムンの高島学を見つけたので、傍に寄って行って、いきなり耳元で「マスコミがアホやから興行が出来へん」と囁いて、それに続いて「貴方の理想とするような競技論的なものは、自分が全部作った。が、まったくそれは実を結ばなかった。だからもう同じことをやっても意味ないんであって、違うことをやろうとする、篠は正しい。少なくとも、自分がやっていた、そういうスマックに対して、それを評価して取り上げなかった貴方に、篠体制を批判する権利はない」的なことを、まくし立てた。ポカンとしてた。
自分としては、釘を刺したつもりだったのだが、ポカンとしていた高島学、やっぱり、篠体制批判書きやがった。ちっ。クソマスコミは、どいつもこいつも理解力が足りねえな。
余計、つまんなくしてしまった。続く。
2008-07-18
はてなの神様、お願い
ブログを自分でやってない人、特に「はてな」でやってない人には、まったく興味がないだろう話をひとつ。
前の「電脳スマックガール」は、勢いでアメーバで始めてしまったのだけど、元々「はてな」の方が好きだった。アメーバは、今時のブログというか、不祥事を起すタレントはみんなアメーバだし(偏見)、そういう軽さというか、チャラチャラした感じが特徴だが、一方の「はてな」は、オタク臭とモテない感が、どんより漂っていて、勿論、自分は、そっちの方が居心地がよいという。この1年、メモ8としてのネット活動は自粛していたわけだが、ネットで遊んでいなかったわけではない。時間的な余裕も出来たので「はてな」の機能も色々遊び尽くした。
結論としては、「はてな」の特徴である、はてな記法は嫌いじゃない。自分のようにソフト屋を本業としている人間にとっては、実にしっくりくる。
が、今のところ発見出来ないのが、このブログでは右側に見せている過去タイトル欄の一覧から、カテゴリーを設定してあるエントリーでも、その表示を消す方法。誰か知らないですかね。これが出来たら、最近はエントリーのタイトル欄も2行表示が出来るようだし、カテゴリーを設定してもいいんだが。ざっくり調べたが、わかんない。
タイトルを凝るのが自分は楽しいわけだが、そうやって凝ったタイトルをつけたら、それをスッキリ美しく見せたいのだ。
何でこんなこと書いているかというと、始めた連載だが、毎日大量の文章を書き続ける自信はないので、当然こうやって、どうでもいいエントリーが挟まることになる。後からマトメ読みをする人用に、ちゃんと整理して見せられればと思って。が、アメーバの時は、丁寧に細かくカテゴリーを設定しておいたんだが、アクセス解析を見る限りは、あんまりそれを使っている人はいなかった。ので、どうでもいいっちゃいいんだが。さらには、毎回連載の過去分を、丁寧にリンクした方がSEO上もいいという説もある。内部リンクであっても、リンクの数は増やした方がいいのだ。
というわけで、知っている人がいれば教えるように。むむむ。妙に偉そうだね。いつものことさ。
追記:「sectionモジュール」の、showcategoryパラメーターを「false」に設定すれば解決。あっという間にコメントつけてくれた、22線さんに感謝。ありがとう、はてなの神様!
2008-07-17
女の子だけの特殊な事情
女子格は何故潰れそうなのか、という問いが発せられようとしている。この期に及んでというか、この機会を狙ってというか。勿論、クソマスコミから。
はっきり言って、設問の立て方が、根本的に間違っている。スマックの問題は、同規模の興行を行っているところすべてに、共通する問題であり、女子固有の問題なんて、極々わずかしかないのだ。逆にいえば、女子だからということに拘るなら、スマックだけは、何故女子なのに、ここまで持ったのか、と問うのが当たり前だと思うのだが、そんなことは誰もやらない。
まずは、ミレニアム以降の日本の総合格闘技の歴史をじっくり思い出して欲しい。DEEPやZSTが、スマックとほぼ同時期に立ち上って以来、総合格闘技の後発興行は、男子も女子も、軒並み沈没してるではないか。沈没しなかったスマックの方が、特別なんである。当たり前にやったら、すぐ潰れる。それが総合の現実なのだ。
にも関わらず、今後、専門誌で女子格/スマックが扱われる時、この「何故潰れそうなのか」という問いが、延々ついて回るくらいなら、徹底的に正しい答えを、おれが書いてしまうことにする。というのが、本稿の目的。
分かろうともしない、クソマスコミに偉そうなことを書かれるのは不愉快だ。書かれたことに納得いかなければ、逐一ここで反論するつもりでいるとしてもだ。勿論、クソマスコミは何もわかってないので、放っておいたら正しい答えは書かれない。普段はそんな問題を考えていない連中が、急に考えたって、わかるわけねえもの。精々、篠さんや佐伯さんの言ったことを、そのまま垂れ流すだけ。
と、いきなり挑発的な書き方をしてるわけだが、内容は実に常識的な話であったりする。元々、日本の総合格闘技において、弱小プロモーターが、どうすれば興行を維持出来るのか/出来ないのかという問題を考えるのは、クソマスコミ側の仕事ではなく、プロモーター側の仕事。だからこそ「電脳スマックガール」の頃に、長々と書いた。それを根底から無視しておいて、今更聞きに来るんじゃねえよと思うものの、あの時は書けなかった話も多い。あまりネガティブになってはいけないという気持ち(というより身内の懇願)から、わかる人だけわかればいいという書き方をしたところもある。
タイトルは「女の子だけの特殊な事情」だが、最初に書いたように、結論は最初からみえていて「女の子だけの特殊な事情なんて、実はほとんどない」である。当然、少しだけある特殊な事情については、懇切丁寧に説明するつもりだが、むしろ、女子以外の同規模(と書いたら失礼だと思うが)他団体の話の方が多くなるような気がする。話がメジャーに及ぶこともあるだろう。その場合でも、もう何に遠慮する必要もないので、バンバン実名で書く。
すべてのマスコミと関係者を含めて、今日本中で、おれよりこれを上手く書ける奴はいない。
「電脳スマックガール」の頃と同じように、断続的に、ダラダラと続きモノとして書いていく予定。あと「電脳スマックガール」はログを残してなく、自分用に押さえているだけなので、そこから断片的に再利用する予定だが、それはイチイチ断らない。自分で書いたことだしね。
乞うご期待。
と書いたものの、こんな強い書き方したら、ご期待出来ませんと引く人も多いと思うが、そんなことは、どうだっていいんだよ。
続く。
2008-07-16
昔流行ったフレーズを思い出す
もう20年以上も前(もっとかな?)のものだが、何のCMだったろう、掃除用洗剤かなんかで、西田敏行が「今やろうと思ったのに言うんだものなあー」と、絶妙な表情で言う奴があって、あまりの「あるある」感に、かなり流行った記憶がある。
何でこんな話を思い出したのかと言えば、現在、女子格関係者は、既に「元」がつく、おれのような人間まで含めて、「こんな時だけ聞きに来るんだものなあー」と言いまくり状態。
しみじみ、こんな時だけ聞きに来るんだものなあー。
それなりの期間、スマックのプロモーターやってて、専門誌から取材があったのなんて、1回だけだぜ1回(ゴン格)。それも可愛い後輩の橋本欽也が、散々捻じ込んで実現したようなもんで。
なのにさー。
こんな時だけ聞きに来るんだものなあー。
こんな時だけ聞きに来るんだものなあー。
こんな時だけ聞きに来るんだものなあー。
話さない話さない話さないったら話さない。なーんも話さない。
やっぱり昔流行ったフレーズで結ぶなら「同情するならカネをくれ」でございます。くれくれくれ、カネをくれ。
2008-07-15
いったい何を書くと思われているのか
NHBニュースに貼られたリンクも下の方に下がり、電脳スマックの頃だったら、昨日あたりから、急激にアクセス数が落ちるんだが、何故かあんまり落ちないわ、リピート率が異様に高いわ。いったい何を書くと期待されているんだろう。
何だか不安になってきたよ。やっぱりアレか、女子格の下半身ネタでも書くと思われてるのか。
そうそう、昨日コメント欄で指摘してくれる人がいて知ったんだが、数日前、プチバッチで、おれが行方不明と書かれていた。自分もアレ取っているんだが、流し読みなので、全然気付かなかった。しかし、ここでネット活動再開と書いたのが、10日、プチパッチが「行方不明」と書いたのが、12日になったばかりに届いた分、何だかとってもマヌケ。ばーか。ばーか。
しかし、自分は「長尾メモ8」というペンネームごときモノがあって、長年これでやっているんだから、いい加減、本名は止めて欲しいと思うんだが、まあ、プチパッチに文句つけても無駄ですね。
2008-07-14
アンチ・デンツー主義序説
昨日の深夜のK−1を見てたら、最初の頃、全然CMが入らない。後半は、まあ普通だったと思うが、序盤、あまりに入らないので、もしや枠買いなのかとヒヤヒヤしたりする。
と書いてみて、何故自分がヒヤヒヤ? いったい何でそんなことを心配するのかと、自分で自分が不思議になる。視聴率とか地上波の仕組みとか、そういうものに毒されがちなご時世。
例えば、今年の大河ドラマ「篤姫」は間違いなく面白いと思うのだけど、やっぱり視聴率が気になって、朝から2ちゃんをチェックして、ううむ、昨日は30%いかなかった残念とか思ってしまう。別にいいじゃん、自分が面白いと思うならば。けれど、それを補強する何かが欲しくなって。
いったい、何が面白くて、何が面白くないのか、それが一番分かりにくい時代。
だからこそ、断言したいよね。あんなもんクソつまんねーとか。あれは心底面白いとか。スマックを止めたことによって、自分は、またそういう自由を手に入れた。いや別に続けていたって、言っていいんだけどさ、思わず自粛してしまうのが、奥ゆかしいところ(という事にしておいて)。
結局、そういう主観が、他者に向けて説得力を持つ為には、書き手の信頼性が必要なんだ。だからこそ、自分のような、プロのモノカキでもない人間が、いや職業倫理に囚われがちなプロよりも、その説得力を持つ可能性がある時代。そう考えれば、悪い時代じゃない(と思いたい)。
2008-07-12
元々メモ8は酷い奴なのである
あらら。メモ8オジさん、意外と知名度残ってるじゃん。
昨日は全然人が来ないなんて書いたのに、グリフォンさん(id:gryphon)は、NHBニュースにわざわざエントリー作ってくれて(晒しやがった)、やっぱりあそこのアクセス数は、圧倒的。かなりの人が来てくれた。それに比べて、フリジッドくん(id:frigidstar)は、わざわざ自分のブログにエントリー立てたのに、大して来てねーぞ。ダメじゃん。それじゃあ「ゴン格」なんて10年早いどころか「ガチ!」にも3年早い。…もうねーよ、そんな雑誌。ああう、おれのせいじゃねえ。
けどさあ、こうやって見に来てくれた、いっぱいの人達が、スマックの会場にも来てくれてたら、きっと延期なんてしないで済んだのにね。まったく。
…だはははは。来る人に嫌味を飛ばすヤなオヤジ。
ここで、もう一度強調しておくと、自分はスマックガールとは、現在、まったく関係していません。つまり、格闘技業界(なんてモノがあるとして)のインサイダーではない。ましてや、ライターなどではない。かと言って、単なるファンに戻ったのかと言えば、それは微妙なんだけど。あーんなことやこーんなことを知ってしまったからね。書けないことは、やはりある。
けれど、元々、メモ8という人間は「世の中には書いていい事と、書いていい事しかない」を持論に、ネットのあちこちで罵詈雑言飛ばしてた人間なわけでね。そんなこと書いていいのかよと、度々言われるくらいに。面白ければ、何でもいいっつーか。
だから、多分、また「いいのかよ、そんなこと書いて」と言われる程度には書く。
何が楽だって、特定の組織や業界の利益を代表しないこと(いやまあ、キルゴアという会社の社長ではあるけど、これは個人会社みたいなもんだし、ネットで宣伝するような仕事してないし)。今までは、スマックの為に、女子総合の為に、ひいては格闘技業界の為に。そうやって自制して、書かないことが山ほどあったわけで。
スマックのスタッフになった時に、止めるまでは女子選手の悪口は一切書かないと宣言した。そりゃね、女子選手の悪口は、今だって、あんまり書きたくない。自分の非力さで、いい思いをさせてあげられなかったわけでね。が、これからは、悪口書いちゃうかもしれないなー。
勿論、女子以外なら、さらに書きやすい。特にマスコミの事とかマスコミの事とかマスコミの事とか。戦々恐々としている人が、結構いるとかいないとか。けけけけけけけ。昨日のエントリーの余韻台無し。