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【コラム】 メスネコは複数のオスの子を一度に妊娠できるってホント!?

大島弓子先生の手塚治虫文化賞受賞作『グーグーだって猫である』(角川書店)の第4巻を読んでいたら、ちょっとびっくりするコマに突き当たりました。ネコのメスは1回の妊娠で違うオスの子供を同時に出産できるらしいんです! これまで2匹もネコを飼ってるのにそんなことちぃとも知らなかった! でもホントにホント? というわけで、飼いネコのかかりつけの獣医さんにうかがってみました。

「ネコは、交尾するとその刺激によってメスネコの排卵が誘発される交尾排卵動物です。また、複数の卵子を一度に排卵する多胎型でもあるので、メスが発情期間に複数のオスと交尾すると、それぞれのオスの子供を受精・妊娠し、同時に出産する“同期複妊娠”もありえます」(東京都杉並区グラース動物病院の小林豊和院長)

排卵が起こるのは交尾終了後約30時間以内で、その後卵子は受精する能力を100時間程度持ち続けられるそう。その間に別のオスと交尾すれば、再び妊娠する可能性があるのだそうです。どうやら単独行動をとり、発情期も年に1週間前後と短いネコの体は、妊娠しやすい仕組みになっているみたい。ちなみにオスネコのペニスにはトゲがあって交尾中なかなか抜けないようになっているのですが、交尾終了後、それを無理やり引き抜くときに痛みが生じ、その刺激で排卵が起こるのだとか(汗)。

ところでこれって、ネコ以外の動物でも起こりうることなんでしょうか?

「ネコ科のトラやうさぎなども交尾排卵動物です。一方、一概には言えませんが、犬やサル、人間は、定期的に排卵が起きる周期排卵動物とされています。ただ、周期排卵する動物でも、多胎型の犬などは同期複妊娠の可能性がありますよ」(小林院長)

人間やサルが基本的に卵子をひとつしか排卵しない動物なので意外に思いがちですが、動物生理学的には決して珍しいことではないみたいです。動物のからだってホント不思議…。
(R25編集部)

交尾排卵する動物の代表例はコチラ

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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