2008年7月29日 18時56分更新
大正時代を中心に女性の姿を描き続けた岡山県出身の画家、竹久夢二の作品を集めた展示会が29日から岡山市で始まりました。
会場の岡山市の「夢二郷土美術館」には竹久夢二が女性の姿を描いた日本画や水彩画などの作品およそ100点が展示されています。
このうち大正時代初期の「加茂川」という作品は着物姿の舞子が京都の加茂川を眺めている後ろ姿を描いたもので、草花の模様が入った長い帯が女性の魅力を引き立てています。
また、昭和初期に描かれた「星まつ里」という作品は着物姿の2人の女性が七夕の飾りつけをしている様子が表現されていて、2人がどのような関係なのか想像力をかき立てられます。
訪れた人たちは夢二独特のなめらかな曲線で描かれた作品をゆっくりと見て回っていました。
この展示会は岡山市の「夢二郷土美術館」で9月28日まで開かれています。