2007/11/13

"いいひと"はブログに向かない

蛇足と僅かな後悔

普通の人は、「お前の書いた記事が不愉快だ!」と言われれば、とりあえずその記事を削除するんだよね。
でも、こんどは削除したことを叩かれる。
勝手に転載されたり、魚拓とられたりする一方で「復活して」という人も出てくるし、削除することが「無責任」といわれるなら、と復活する。
で、復活すると叩かれて、なんとか説明しようと言い訳しても「媚びてる」と叩かれる。
結局、何をしても目を付けられた時点でもうどうにもならないってことに気付いて、疲れきってブログを閉じる。

まぁ、パターンです。

閉鎖しても「だったら最初から記事だけじゃなくて、ブログごと閉鎖しろよ!」と無茶を言う人もいます。

人の言葉を真摯に受け取って対応しようとする人ほど、泥沼にはまっていきます。

ブログではないですがレンタルホームページサービスに勤めていたときにも、よくこのパターンで閉鎖するユーザーを沢山見ました。

右から左へ受け流すとか適当に放置しておくとかが一番良い方法なんですが、"ちゃんと対応しよう"とする生真面目な人ほどもちません。

「ブログは続けたい、でも責められる」この葛藤で神経をすり減らしていくのです。

ブログを続けるには、人に何を言われても適当に流せる、図太い神経(良くいうと"人の意見に左右されない"ってことになります)や「なぜ? こんな目にあわなくちゃいけないんだ?」とか「正直しんどい」とかに打ち勝てる強い自己顕示力が必要です。

というわけで、もしこれからブログを始めようと思う人は、「自分に向いているかな?」とそこら辺を考慮してからにするといいと思います。

【余談】
しかし、「子供ができたよ! 嬉しい!」って記事を書いたら沢山の人から反響があった、ってだけのことでもブログって荒れるんだなぁ。

「名文すぎてキモイ」とか「それに"おめでとう"とか"感動した"っていっている奴らもキモイ」とかにいたっては、言いがかりもいいとこだとおもうけど。

やっぱりブログって怖い。
っていうかネット怖いw

【update】
ふと、おもったのだけれど、今回の騒ぎって、乙武さんのブログが炎上したときと、まったく逆の理由だね。

「めでたいの?」発言で 乙武ブログ炎上