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ドーベルマンの光と影

先日 3月23日に2歳になったベリー
実は2歳になる時に決心していた事がある

健康診断だ

今のところ健康に問題はなさそうに思えるベリーだが
ちゃんとした健康診断は した事は無い
成犬になりつつある今 一度きちんと健康診断をしておきたいと思った

実は それ以外にもずっと心に引っかかっていた事がある
ベリーを迎えると決めた時期から ずっと読ませていただいていた
このページのリンクの
『DOBERMAN VALERIE』のアメリカンのドーベルマン「バレリー」が
ドーベルマンの遺伝疾患と言われている「拡張型心筋症」と診断された

ドーベルマンのオーナーでありながら 拡張型心筋症という病気を知らなかった当時は それほど大変な病気だと認識は無かったのだが
ネットなどで調べてみると以下の事がわかった


:心臓の筋肉の構造的または機能的な病気 遺伝性の病気

:ボクサー、ドーベルマン・グレートデンなど大型犬に多い病気
 性差は雄が雌の1.5倍多く発症する

:ドーベルマンの35パーセント〜50パーセントに発症すると言われ
 ている(その情報源により確率の数字が違う) 

:初期では自覚症状が殆どない 故に検査などをしないと病気を発見す
 る事は困難(ドーベルマンは咳から始まる場合があるらしい)

:一般的な拡張型心筋症の予後は治療しても完治する事は無く 多くは
 突然死という最後を迎える


とてもショックだった、、、、

他のどの犬種よりも好きなドーベルマン
筋肉質で凛々しい姿 20世紀の傑作犬種と言われたドーベルマン
その表の輝くイメージの裏側には
35パーセントから50パーセントのドーベルマンがこの病気に侵されている事実
そして今の医療では完治する事は無く 早期発見ができれば病気の進行を遅らす事が出来るだけである

この病気になると 興奮させる事 過度な運動をさせる事はできない
安静を保ち 薬を投与し 病気とつきあう事で命を永らえる

この病気を知り 2歳の誕生日には 血液検査 心臓エコー 心電図の検査を決心した

幸い検査結果は良好 全ての数値や反応は正常でした
『今はベリーは健康』
しかし 3歳くらいから発病する事が多い病気
これからは誕生日を迎えるごとに検査をしていこうと思っている

「拡張型心筋症」を知ってから色んなドーベルマンオーナーさんとこの病気や検査について話す機会があった

『完治可能な病気や怪我の検査はするが 完治できない病気の検査はあえてしない』
という選択のオーナーさんもいらした
確かにそれも選択の一つだ「完治できない病気を知りたいか否か?」はオーナーが決める事 

実は私も もしベリーが
「拡張型心筋症」と診断されたら?
と想像すると検査を躊躇する気持ちになったのも事実だ



バレリーは運動が大好きなドーベルマン
CELICAさんとのボール投げが大好きなバレリー 

もしこの病気になったなら 予後を考え二つの決断を迫られる事になる

『安静にし 薬を投与し 運動制限をし愛犬に多少のストレスを与えても少しでも愛犬といられる時間を永らえる努力をする』

『愛犬の幸せを考え リスクは承知してもストレスなく幸せな時間と思い出を作る事に重きを置く』

検査をするか否かは オーナーの判断だが ブリーダーや もし個人繁殖を考えるオーナーであれば 検査をしてほしい
非常に症状がわかりづらく 遺伝が原因と言われる病気 完治する事は出来ないが 
これ以上この病気が広めることを止めるには検査し病気の犬は繁殖ラインから外す事しかない


これ以上 不幸なドーベルマンやドーベルマンオーナーさんが増えない為に

| 愛犬very | 23:16 | comments:25 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

>glass jewelry making

???
すいません 日本語でお願いします!

| very very | 2006/12/16 22:17 | URL | ≫ EDIT

glass jewelry making

The face of Judith was about to take a Huron; so buoyant was the disappointment was very lovely, of a pair of long continuance.

| glass jewelry making | 2006/12/16 11:54 | URL | ≫ EDIT

>非公開さま

すいません 気がつくのが遅くなりました(汗)
管理画面でしか非公開メールはわからないので気がつきませんでした

私のメールアドレスは
yosikuni@m2.hinocatv.ne.jp
です

メールお待ちしております

| very very | 2006/05/02 23:06 | URL | ≫ EDIT

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| | 2006/04/29 11:19 | | ≫ EDIT

>CELICAさん

CELICAさん お礼を言うのは私です
バレリーのお陰で病気の深刻さをしりましたから
CELICAさんのブログの一語一語がドーベルマンの飼い主みんなの意識を変えていくと思います
これからも 辛いでしょうけど頑張ってください 応援しています

| very very | 2006/04/25 23:06 | URL | ≫ EDIT

very veryさんありがとうございます。
一人でも多くのドーベルマンオーナーが、拡張型心筋症について高い意識を持ってくれれば嬉しいです。
私にとって、大きな前進です。

| CELICA | 2006/04/25 22:48 | URL | ≫ EDIT

>D-BAXさん

そうですよね D-BAXさんは愛犬の存在の大きさ 命の大事さを痛いほどわかっていますね

ペットロス 私も愛犬の為にもなってはいけないと思います 現実にはならない自信は全くありませんが、、、
自分なりに一生懸命に育てる それしかありませんね
一人では生きられない愛犬 どんな人生を送るのか?それはリーダーであり親である飼い主が決める事ですから

そして慰霊碑が出来たのですね
私も暖かくなったら伺います

>若い頃、恋愛に対し調整してた時期があります。
怖いから・・(笑)

、、、、、、、、、スイマセン その事に関してのコメントは控えさせていただきます(笑)

| very very | 2006/04/25 18:04 | URL | ≫ EDIT

>ビアンコさん

本当にその時になってみないと どんな決断をするのかわかりませんよね、、、
私もきっと迷うと思います

縁があって家族の一員になった愛犬 家族同様に健やかに長生きしてもらいたいと切に願います
不安を煽るつもりはありませんし 私も決して詳しくはありませんが 病気の事や 今のドーベルマンの現状に少しでも飼い主さんが関心を持っていただけたら と思っています 

| very very | 2006/04/25 17:53 | URL | ≫ EDIT

今年は残念な事が続き、タイミング的にはバクスターの検査は悩んでました・・
が、来月検査することになってます。

事故、病気、寿命・・愛犬が私達よりも先に逝ってしまう事が普通です。
100%で愛しているからこそ、
その時、はとてつもなく深い傷です。

でも、全てを受け入れなければなりません。
一生懸命!
若い頃、恋愛に対し調整してた時期があります。
怖いから・・(笑)
でも愛犬に対してそんな調整は出来ないですね!
100%です。
でも、なんとなくなんですが、ペットロスにはなっちゃ
いけない気がするんです。その仔の為にも。

追伸
ブラックベリーで亡くなった犬達の、石碑が出来ました。
日曜日に行って参りました。
立派なお墓でしたよ。

| D−BAX | 2006/04/25 14:57 | URL | ≫ EDIT

>前者を選んで医療の発展を祈り いつか愛犬が生きているうちに有効な薬や新しい技術が出てくる可能性にも賭けたくなるかも、、、
あぁ、そうですね。
きっとそうなればあきらめたくないもの。
ワラにもすがっちゃうかもしれない。
そういえば昔、無宗教のアタシが毎日毎朝神さまに祈ってた…
「ドウカこのコの命が少しでも安らぎ、少しでも長く私と一緒にイラレマスヨウニ」って。
泣きながらお願いしてました。
苦しむ愛犬の姿を見たくないけど、わずかな可能性に賭けたくなるのかも。
あぁ、イヤだな
今年は精密検査しよ。

| ビアンコ | 2006/04/25 12:41 | URL | ≫ EDIT

>baronronさん

ドギーちゃんもそうでしたね、、、
辛い可哀想な出来事でしたね
疾患が出た犬も疾患の犬のオーナーも辛いですね 少しでもそんな犬や飼い主が減るようにと思いこの記事を書きました

ベリーもバロンちゃんもいつまでも健康で寿命を全うしてもらいたいです
そう祈っています

| very very | 2006/04/25 08:24 | URL | ≫ EDIT

>小太郎の母さん

小太郎の母さんの言っている事よくわかります
私も現時点では素人繁殖は反対です
父犬 母犬とも血統を遡って遺伝疾患の事を調べたり きちんと検査をしての繁殖なら理解できますが 知識や準備が不十分な繁殖は反対です
しかし ドーベルマンの3割から5割がこの病気だということ 恐ろしい事です
繁殖者 飼い主とも認識を改めないと この状態は続くと思います

| very very | 2006/04/25 08:16 | URL | ≫ EDIT

>miyukiさん

トラックバックありがとうございます
miyukiさんのような方が関心を持っているとわかると きっと意識が高まると思います
miyukiさんのドーベルマンに対する熱い思いはよくわかります
管理 訓練 繁殖 血統といつも教えていただき感謝しています
(というか私 勉強不足ですいません)
ドーベルマンの心筋症 繁殖する側と飼い主側 両方の意識が高まらないと無くならない問題ですね

| very very | 2006/04/25 08:07 | URL | ≫ EDIT

うちのバロンも、2歳の誕生日の前に健康検査を一通り行いました。
それほど良い血統ではありませんし、心配はひとしおでした。前に飼っていたボクサーのドギーは生まれ持った疾患で早くに亡くなりましたから、健康検査をしなければ。という思いは強かったです。
幸い、異常はいまのところありませんでした。
ドギーの分まで、健康で長生きをしてほしいと
願うばかりです。

| baronron | 2006/04/25 04:09 | URL | ≫ EDIT

追伸

名前だけブリーダーの素人繁殖という意味は、このブログを見る方なら分かっていただけると思うのですが、プロ以外は繁殖するなという意味では決してないことを付け加えておきます。

| 小太郎の母 | 2006/04/24 23:27 | URL | ≫ EDIT

 そうか〜ドベは心臓なのか…純血種は何かとありますね。私は、どちらも選べないので、そこそこ健康に気を使いそこそこ満足もさせる、平均寿命をめざすちゅうのを選ぶと思いますわ。そういう人間ですから。
 しかし名前だけ「ブリーダー」の素人繁殖は、あれはやめてほしい。叩き売るなら繁殖させるな、と思ってしまいます。

| 小太郎の母 | 2006/04/24 23:25 | URL | ≫ EDIT

私なりに、文章を書いてトラックバックしてみました。
うまく伝え切れていないのが何ですが。

皆にわかっていただけたらと、カイザーがすでに検査していることも初公開してみました。

ただ。
「今は大丈夫」ってのが、心配しちゃいます。
後で出たら?

家は検査を半年ペースにします。
(心臓のね。)

一生出ないで欲しい。

この思い、切ないですね。

| miyuki | 2006/04/24 22:44 | URL | ≫ EDIT

>miyukiさん

miyukiさん 先日は長々電話して申し訳ありませんでした(汗)
カイザー君 是非健康で素敵な赤ちゃんを作ってカイザー君の血統を残してくれる事を期待してます〜!
(もう希望者殺到でしょうから!)

病気は本当に人ごとではないです
いつベリーが発症するかわからないし みじかに悲しい思いをしている友人がいるので深刻に思っています

ドーベルマンを愛すればこそ ドーベルマンの将来を心配し そしてもっと良くなる事を期待してます
こんなオチャラケブログですが自分が思う事を少しずつ発信していきたいです

これからも末長いおつきあいをお願いいたします

| very very | 2006/04/24 22:26 | URL | ≫ EDIT

>ヒロミさん

そうなんです 私自分の健康診断は殆どしませんので もしかしたらベリーを心配していながら自分の方が先に、、、、(汗)

ありえます!←ありえるのか!?

| very very | 2006/04/24 22:11 | URL | ≫ EDIT

飼い主の希望としては。
病気が発覚したら、生き永らえる道を選びたい。

けど。
愛犬の気質を考えると、それが難しいかな…と思っています。

これからのカイザー、色々な検査を受けさせようと思っています。
今のところは健康。
(ある程度は検査済み。)
でも「今のところ」だもんね。

後々のドーベルマンオーナーが、悲しい思いをしないためにも。
後々のドーベルマンが辛い思いをしないためにも。

一人一人が検査を受けることで、わずかでも改善していけるのではないかと。
期待しています。

| miyuki | 2006/04/24 22:07 | URL | ≫ EDIT

>メルシーさん

そうですよね メルシーさんも愛犬との闘病生活を経験した事があるのですね
この事をブログに書くのは『愛犬の健康診断をして!』というような気持ちではなく 以前の自分のように 病気の知識の無い飼い主に少しでも情報を知ってもらいたいし もしこれから飼い主になる人には 飼う前に病気に関心を持ってもらい 安全な血統から犬を選ぶ事をしてもらいたいと思ったからです

自分の健康診断、、、、、最近やってません(汗)

| very very | 2006/04/24 22:06 | URL | ≫ EDIT

>ビアンコさん

こんばんわ コメントありがとうございます
ビアンコさんならきっと『後者』を選ぶとおもいました
実は検査を受ける時に自分も考えたのですが
私はきっと迷います 前者を選んで医療の発展を祈り いつか愛犬が生きているうちに有効な薬や新しい技術が出てくる可能性にも賭けたくなるかも、、、
犬にとっての幸せ 飼い主の幸せ 難しい選択です 答えは飼い主でリーダーである自分自身で選び その選択を信じて愛犬の人生を全うさせる事なのかもしれません  

リンクありがとうございました
スタイリッシュでクールなビアンコさんのHPこれからも楽しみにしています
これからもよろしくお願いいたします♪

| very very | 2006/04/24 22:01 | URL | ≫ EDIT

健康診断、自分のことよりも気になりますね。
先日、入院がてらにやってもらいました。

よくいろいろな物を拾い食いしてしまいます↓
あれっ?これってしつけ問題か・・・。
でも、話せない動物、毎年の健康診断は必要ですね!!

| ヒロミ | 2006/04/24 13:09 | URL | ≫ EDIT

ふむ

健康診断必要ですよね。
病気と付き合うって予想以上に
大変な事です。
私も、先代バティとの闘病生活は
今思い出してもキツかったす。
何に、怒りをぶつけていいのか
分からず・・・何で自分の犬がこんな目に・・・
いつもそう思いましたよ。
5月7日がバティの命日・・・・
うちも健康診断してきます。

very veryさんの健康診断もお忘れなく!!

| メルシー | 2006/04/24 12:26 | URL | ≫ EDIT

現代医学をもってしても完治できない病気のなんと多いことでしょう。
その憎い病気の為に心を痛める方たちの心痛を思うと泣けてきます。
自分の無力さを嘆き、幸せになるべく生まれてきた短い命をさらに削らねばならなくなってしまった運命へのくやしさ。
いずれにせよ、善良なブリーダーにこの憎き遺伝子を確実に潰していただくより他ありません。
人間が交配を重ね作り上げた犬種なのですから、今その命に責任を持つときなのかもしれませんね。
ちなみに、二つの決断を迫られたとき、私は迷わず後者を選びます。

| ビアンコ | 2006/04/24 10:22 | URL | ≫ EDIT















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