■「一流会社の二流社員」か、「二流会社の一流社員」か?
link先は生涯賃金から見てどうかという話もあって面白いので一読をお勧めした上で、当ブログでは感情論だけで書きなぐる。資料もあたらない。全て自分の主観。
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今の自分なら間違いなく後者を選ぶ。
いや違うな、なるべく適正人数(少なめ)でプロジェクトを回しているところを選ぶ。
(ちなみに、俺が一流社員でないのは自覚してるから突込み禁止)
大手、人数が多いところでは意見の調整に最大のカロリーが使われる。ネゴシエーションとか根回しとか。
どうしてもそういうところにコストが使われる。
逆に人数が少なければ、ネゴする相手が少ない。もっと違うところにコストをはたける。
自分にとっては、意見調整がもっともファックでサックなので、そこのコストを省けるならば、ほかのリスクは背負ってやる。というのが本音だ。
中小ならば、自分の意見を通せる立場に立つまでに、追い抜くべき人数が少ないのもポイント。ガチで競争する相手も少ない。コケたら皆こける運命共同体だから。
大手は安定しているだけに、足の引っ張り合いを主戦場にしてる人とか居てウザイ。
さて自分の理由はさて置いて、人それぞれいろいろな芸風があって、それによって目指し所が違うと思う。
■マトリクス
大きい会社も小さいのも中ぐらいのも、登り調子も、下り調子も全部経験してきた。
とはいえ、すべての回会社を見てきたわけでないので、一般論として通用するわけではないけど、いちいち断りながら書くと長いので、そこら辺は差っ引いて読んでほしい。
会社の大小と社員のレベルは下のようなマトリクスで書ける。
これ、最強は、一流会社の三流社員だな!何もしなくても食ってけるぜ!
(ゲーム屋だと、大手のこの辺の社員が外注担当になって、中小企業を泣かす、というのがパターン化している。能力高ければ自社タイトル任されるものね。)
自分がどれぐらいの能力があるか、どういう仕事の仕方が出来るか、その辺を見極めて狙いどころを決めるのがいいんじゃないかと。
■大手の欠点と利点
人数が多いというのは、想像以上にロクでもない。
プロジェクトが50人を超えたぐらいからボロが出始める。
まず、とにかく意思疎通難度が上がる。人数が多いから全員の意思統一がほぼ無理になる。
それぐらいになると、チーム全体の幸せを考えられない奴、プロジェクトよりも、どうやって上司に気に入られるかばかり考えている奴等、困った奴も増える。悪気はなくても問題を起こすことだってある。
意思疎通問題は単純な人数増によるだけでなく、各自の専門性が上がってしまい、ほかの人の仕事内容が理解できない、といった状況から、さらに悪化していく。上司だってすべてを把握できない。 (例えば、車を作るとして、人数が多いと、もともと一人でやっていたネジ回しと溶接にそれぞれ専門家が出来てしまい、他の仕事をしないので、ネジ回しが職務の人は溶接のことをまるで理解しない。大勢の中の1人をやっていると、大勢全てに気を配らなくなる。) そう言う状況では、プロジェクトにまったく詳しくないエライ人の一存で、話がひっくり返ったり、莫大な無駄が発生しやすい。
また、仮に、自分の意見を通そうとした時にいったい何人にネゴすればいいのか、考えるだけで憂鬱になる。
パワーゲームに巻き込まれざるを得ない。能力のある人がパワーゲームに負ける姿もそれなりに見た。
逆にスキルがあって、さらにパワーゲームをやれるだけの能力があるなら、一番稼げて、一番面白いのは大手だと思う。
パワーゲーム特化型の人の方が勝ちやすいので難しいトコだけど。
とにかく、大手はその規模と信用で大きいお金を動かせるから、入れる能力があれば、中で干されても食えちゃう。
中で上に行く力があれば、その資本力にモノを言わせた大きいプロジェクトを動かせる。
世の中には、大人数を動かせない限りできない仕事ってのはあって、そういうものは大手じゃないと出来ない。
本当に力があれば、大手はメリットの塊。ひと握りに選ばれる猛者ならば目指すと良いんじゃね?
■中小の欠点と利点
中小は欠点だらけ。欠点がなければ大手になってる。
意思疎通が早いというのも、そもそも、人材が足りない為に一人が2役も3役もやっていたりするから。
そりゃ他の人の仕事内容も把握してるし、良く解る。その代り、重要メンツがバイクで事故れば会社ごとひっくり返る可能性すらある。
そもそも金が無いのは首が無いのと同じ。どんだけ中小の会社が能力的に優れていても、契約段階で大手に買い叩かれる運命にある。上り調子で無い中小に入ると地獄を見る。 大手の理不尽なパワーゲームを避けて中小に来たら、大手のクライアントの理不尽を丸ごと背負う事になるのはよく有る話。
ただ、能力の評価に関しては、会社自体の食える/食えないに直接かかわる分、腕に覚えがあるなら生きていきやすい。
中小は欠点だらけだが、いずれその欠点が減って一流の会社に向かうならば、そこで苦労するのは得難い経験になるだろうし、美味しい目にもあえる。転がり落ちる中小にいると、一緒に転がり落ちるから、気をつけろ。
■さて
最初のマトリクスだけど、あれに則って考えると、大手から中小へ、中小から大手へ移動した方がトクな可能性があるのは、二流社員の場合が多い。
大手三流は留まった方がいいし、中小三流はそもそも死んでる。大手一流は動く意味がないし、中小一流は、その能力と、大手での社内政治で勝てる力があるかどうかで躊躇せざるを得ない。
でもね、大手で上を目指すのなら、下からたたき上げるより、外から地位をもったまま転職したほうが早かったりもする。微妙な話だけど。
■冒険は若いうちにどうぞ
要するにどっちに転ぶか分かんないんだから、人生のリカバリーが効きやすい若いうちにバクチを打とうということなんだろう。
歳食ってからバクチに負けると痛々しいから。
でも、最近は、生涯1つの会社って人の方が少ないだろうから、昔よりは転職に抵抗が無いんじゃないだろうか。
自分の事だと、「もう、どうにでもなあれ!」という印象を受けることが多くなったよー。
いや違うな、なるべく適正人数(少なめ)でプロジェクトを回しているところを選ぶ。
(ちなみに、俺が一流社員でないのは自覚してるから突込み禁止)
大手、人数が多いところでは意見の調整に最大のカロリーが使われる。ネゴシエーションとか根回しとか。
どうしてもそういうところにコストが使われる。
逆に人数が少なければ、ネゴする相手が少ない。もっと違うところにコストをはたける。
自分にとっては、意見調整がもっともファックでサックなので、そこのコストを省けるならば、ほかのリスクは背負ってやる。というのが本音だ。
中小ならば、自分の意見を通せる立場に立つまでに、追い抜くべき人数が少ないのもポイント。ガチで競争する相手も少ない。コケたら皆こける運命共同体だから。
大手は安定しているだけに、足の引っ張り合いを主戦場にしてる人とか居てウザイ。
さて自分の理由はさて置いて、人それぞれいろいろな芸風があって、それによって目指し所が違うと思う。
■マトリクス
大きい会社も小さいのも中ぐらいのも、登り調子も、下り調子も全部経験してきた。
とはいえ、すべての回会社を見てきたわけでないので、一般論として通用するわけではないけど、いちいち断りながら書くと長いので、そこら辺は差っ引いて読んでほしい。
会社の大小と社員のレベルは下のようなマトリクスで書ける。
一流社員 | 二流社員 | 三流社員 | |
大手 | ・実務能力がある。 ・ネゴシエーション能力がある。 ・社内出世競争にも強い。 ・超儲かる。 |
・そこそこ仕事はできる。 ・儲かる。 |
・入社する能力は有ったらしい。 ・能力はクソ以下。 ・食える。 |
中小 | ・一応能力はある。 ・食える |
・そこそこ仕事はできる。 ・ギリギリ食える。 |
・クビになってる。 ・食えない。 |
(ゲーム屋だと、大手のこの辺の社員が外注担当になって、中小企業を泣かす、というのがパターン化している。能力高ければ自社タイトル任されるものね。)
自分がどれぐらいの能力があるか、どういう仕事の仕方が出来るか、その辺を見極めて狙いどころを決めるのがいいんじゃないかと。
■大手の欠点と利点
人数が多いというのは、想像以上にロクでもない。
プロジェクトが50人を超えたぐらいからボロが出始める。
まず、とにかく意思疎通難度が上がる。人数が多いから全員の意思統一がほぼ無理になる。
それぐらいになると、チーム全体の幸せを考えられない奴、プロジェクトよりも、どうやって上司に気に入られるかばかり考えている奴等、困った奴も増える。悪気はなくても問題を起こすことだってある。
意思疎通問題は単純な人数増によるだけでなく、各自の専門性が上がってしまい、ほかの人の仕事内容が理解できない、といった状況から、さらに悪化していく。上司だってすべてを把握できない。 (例えば、車を作るとして、人数が多いと、もともと一人でやっていたネジ回しと溶接にそれぞれ専門家が出来てしまい、他の仕事をしないので、ネジ回しが職務の人は溶接のことをまるで理解しない。大勢の中の1人をやっていると、大勢全てに気を配らなくなる。) そう言う状況では、プロジェクトにまったく詳しくないエライ人の一存で、話がひっくり返ったり、莫大な無駄が発生しやすい。
また、仮に、自分の意見を通そうとした時にいったい何人にネゴすればいいのか、考えるだけで憂鬱になる。
パワーゲームに巻き込まれざるを得ない。能力のある人がパワーゲームに負ける姿もそれなりに見た。
逆にスキルがあって、さらにパワーゲームをやれるだけの能力があるなら、一番稼げて、一番面白いのは大手だと思う。
パワーゲーム特化型の人の方が勝ちやすいので難しいトコだけど。
とにかく、大手はその規模と信用で大きいお金を動かせるから、入れる能力があれば、中で干されても食えちゃう。
中で上に行く力があれば、その資本力にモノを言わせた大きいプロジェクトを動かせる。
世の中には、大人数を動かせない限りできない仕事ってのはあって、そういうものは大手じゃないと出来ない。
本当に力があれば、大手はメリットの塊。ひと握りに選ばれる猛者ならば目指すと良いんじゃね?
■中小の欠点と利点
中小は欠点だらけ。欠点がなければ大手になってる。
意思疎通が早いというのも、そもそも、人材が足りない為に一人が2役も3役もやっていたりするから。
そりゃ他の人の仕事内容も把握してるし、良く解る。その代り、重要メンツがバイクで事故れば会社ごとひっくり返る可能性すらある。
そもそも金が無いのは首が無いのと同じ。どんだけ中小の会社が能力的に優れていても、契約段階で大手に買い叩かれる運命にある。上り調子で無い中小に入ると地獄を見る。 大手の理不尽なパワーゲームを避けて中小に来たら、大手のクライアントの理不尽を丸ごと背負う事になるのはよく有る話。
ただ、能力の評価に関しては、会社自体の食える/食えないに直接かかわる分、腕に覚えがあるなら生きていきやすい。
中小は欠点だらけだが、いずれその欠点が減って一流の会社に向かうならば、そこで苦労するのは得難い経験になるだろうし、美味しい目にもあえる。転がり落ちる中小にいると、一緒に転がり落ちるから、気をつけろ。
■さて
最初のマトリクスだけど、あれに則って考えると、大手から中小へ、中小から大手へ移動した方がトクな可能性があるのは、二流社員の場合が多い。
大手三流は留まった方がいいし、中小三流はそもそも死んでる。大手一流は動く意味がないし、中小一流は、その能力と、大手での社内政治で勝てる力があるかどうかで躊躇せざるを得ない。
でもね、大手で上を目指すのなら、下からたたき上げるより、外から地位をもったまま転職したほうが早かったりもする。微妙な話だけど。
■冒険は若いうちにどうぞ
要するにどっちに転ぶか分かんないんだから、人生のリカバリーが効きやすい若いうちにバクチを打とうということなんだろう。
歳食ってからバクチに負けると痛々しいから。
でも、最近は、生涯1つの会社って人の方が少ないだろうから、昔よりは転職に抵抗が無いんじゃないだろうか。
自分の事だと、「もう、どうにでもなあれ!」という印象を受けることが多くなったよー。
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