大分県の教員採用汚職事件の続報です。おととしの試験の際、体育の実技試験を受けなかったにもかかわらず、得点を加えられて不正に合格していた受験者がいたことがわかりました。
おととし実施された試験では、収賄の罪で起訴されている元大分県教育委員会参事の江藤勝由被告が、受験者の得点を改ざんして20数人を不正に合格させました。このうち、贈賄の罪で起訴された元県教参事の矢野哲郎被告の長女は、体育の実技試験を受けませんでした。
実技は30点満点で、本来は0点ですが、江藤被告が20数点に改ざんし、長女を合格させたことが、関係者の話でわかりました。矢野被告の長女は、大分県佐伯市の小学校に勤務していましたが、今月23日に退職しています。(29日11:37)