岡山放送局

2008年7月28日 19時54分更新

漁業者が支援アピール


燃料価格の高騰と、魚の値段の低迷で漁業の経営が悪化していることを訴えるため、岡山県内の漁業者が28日、岡山市で集会を開き、支援を呼びかけました。

岡山県漁業協同組合連合会が岡山市で開いた集会には、およそ600人の漁業者が集まり、漁業者の代表5人が漁業の現状や厳しい生活について意見を述べました。

このうち玉野市の藤原良二さんは「燃料の高騰で、漁業に出れば出るほど赤字になる上、漁でとれた水産物にコストを上乗せすることもできません。このままでは若い人が漁業から離れ、岡山県の漁業は消滅してしまいます。」と苦しい状況を訴えました。

このあと燃料価格が昨年度並みの水準となるよう補てん制度をつくることや、経営を続けられるよう税や金融の措置を求める決議を行いました。

大会のあと参加者たちは「政府は日本の漁業を真剣に守れ」と書かれた横断幕を手に「赤字で漁に出られない」とか「県は漁業を守れ」と声を上げて県庁の周辺を行進し、広く支援を呼びかけました。