2008年 7月 28日
津山市の製紙工場で火災
28日朝、津山市の製紙工場で火事があり、機械や建物の一部を焼いて5時間後にようやく鎮火しました。午前6時すぎ、津山市川崎の大成製紙第2製紙部で作業場の機械から煙が上がっているのを作業員が発見し、119番通報しました。火は工場内の機械や建物の一部、約3400平方メートルを焼き、約5時間後に消し止められました。出火した作業場はティッシュペーパーの製造ラインで、当時、4人が作業にあたっていましたが、全員避難して無事でした。現場はJR東津山駅のすぐ近くで周辺には住宅があり、一時、騒然となりました。警察と消防で出火原因を調べています。

燃油高騰で経営危機 緊急漁民大会
燃料費の高騰などで漁業が存亡の危機に立たされているとして、岡山県内の漁師が28日、岡山市で緊急集会を開きました。集会には岡山県内の漁師約500人が参加しました。漁船の操業やノリ養殖の乾燥に使う燃料は4年前の2倍から3倍に値上がりしていて、漁師の生活を圧迫しています。参加した漁師は「このままでは日本の漁業は消滅してしまう」、「魚の値段も下がり、悪い条件がいくつも重なっている」と訴えました。そして、国や県に対し、燃料費の値上がり分の補てん制度を設けることや、魚の値段が上がるよう、流通の改善策を取るよう求めた決議を採択しました。

笠岡市土地開発公社職員が7400万円横領
笠岡市土地開発公社の職員が、公社の金約7400万円を横領し、懲戒免職になっていたことが分かりました。横領していたのは笠岡市の外郭団体、笠岡市土地開発公社の深田琢樹元庶務係長(53)です。公社によりますと、深田元係長は2004年4月から今年3月までの間に、50回以上に渡り、公社の印鑑と通帳を不正に使って、預金口座から総額約7400万円を引き出していたということです。公社で昨年度の決算を見直していて、発覚しました。深田元係長は公社に対し、「横領した金はギャンブルに使った」と話していて、26日付けで懲戒免職処分になりました。これまでに返済はなく、反省している様子も見られないことから、公社では近く刑事告訴する方針です。

豊稔池でゆる抜き
日本で初めて石積みのアーチ型ダムを採用した観音寺市の豊稔池で28日、水を放流する「ゆる抜き」が行われました。豊稔池は昭和4年に完成した日本で初めての石積みアーチダムで、池の水は市内の農業用水として活用されています。ダムの水門を開くゆる抜きは下流の池の貯水率低下に合わせて、毎年この時期に行われている夏の風物詩です。周辺では今月に入りまとまった雨が降らず、今年は例年より1週間ほど早いゆる抜きとなりましたが、今のところ農作物への影響はないということです。ゆる抜きは29日の昼ごろまで続けられ、約40万dの水が田畑を潤します。

倉敷ターミナルホテルが民事再生手続き
JR倉敷駅に隣接する倉敷ターミナルホテルが借金の負担などを理由に民事再生手続きの開始を28日、裁判所に申し立てました。ホテルの代理人が岡山地裁に民事再生手続きの開始を申し立て、28日付けで財産の保全処分が決まりました。ホテル側は「12億5千万円に上る借金の利息が重い負担になっている上、施設の老朽化に伴う新たな設備投資が難しいため」と話しています。今後、ホテル事業は全国で63のホテルを運営する東京のアパグループに譲渡する方向で調整するということです。倉敷ターミナルホテルは1980年に開業し、瀬戸大橋が開通した1988年には約11億円を売り上げましたが、ここ数年は5億円程度に落ち込んでいました。

オーストラリア・フード・フェア
本場オーストラリアのラム肉が味わえるフードフェアが真庭市の蒜山高原にあるレジャー施設で開かれています。この「オーストラリア・フード・フェア」はヒルゼン高原センターで毎年この時期に開かれているもので、今年で7回目です。センター内のレストランでジンギスカンなどのメニューを注文すると抽選でラム肉1キロやミニ羊人形が当たります。子羊の肉「ラム」は低コレステロールで柔らかいのが特徴で、家族連れらが本場オーストラリアの味に舌鼓を打っていました。「オーストラリア・フード・フェア」は来月末までで、期間中、毎週日曜にはラム肉の無料試食会が開かれます。