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2008年1月

2008年1月30日 (水)

ハンチングって何?

Img_0559 管理人はモスマイナ-のエルロンサ-ボとしてJR DS161デジタルサ-ボを使うつもりです。

高性能グライダ-のエルロン用としてよく使われるサ-ボですが横積みなのでスケ-ル機に最適です。

しかしデジタルサ-ボの欠点としてカタログにも書かれているとうり大舵面に使用するとバタバタとハンチングが起こります。

F-14のオ-ルフライングテ-ルにもテストしましたがやはりハンチングが起こります。そこでF-14のオ-ルフライングテ-ルと可変翼にはアナログサ-ボを使った経緯があります。

ヒンジを渋くすると収まりますがやはり不安が残るのでデジタルサ-ボは大舵面には使わないように心がけています。デジタルでニュ-トラル性を追求した結果と思われますがメ-カ-さんには研究、改良をお願いしたいです。

2008年1月27日 (日)

プアマンズミラ-コピ-!

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管理人は40年以上の模型飛行機製作の経験の中でフリ-フライト、Uコン、ラジコンのバルサキットを100機以上製作していると思いますがその中で設計図面の主翼平面形が左右とも描写されていたキットはほんの数機しかありません。

もちろん紙代節約のためですがこのために左右同じ方向の主翼を作ってしまったことが一回だけあります。反対側の主翼の図面を描写するためにはものが大きいだけに家庭用コピ-機ではできません。

コピ-屋さんへ行ってミラ-コピ-すれば一番簡単なのですがこれだけの大きさになると数千円します。そこで管理人は野暮ったい方法なのですが昼間に窓ガラスに図面を貼り付けてエンピツでなぞっています。

ちなみに設計図面には必ず「図面には紙の収縮により誤差があります、カット済みの部品をもとに製作してください」と書かれてあります。

リブとリブの間隔等がわずかにずれているのはほとんど問題になりません。問題なのは図面が歪んでいた場合です。その場合には主翼根元のリブと最翼端のリブそして前、後縁材から図面にもっとも近い平面形を割り出します。

肝心なのは左右対称の主翼を作ることで多少平面形が図面と違っていても問題になりません。

それにしてもキットメ-カ-さんにはちょっとコストアップになるでしょうが左右の主翼が描写された図面をお願いしたいですね。

2008年1月23日 (水)

飛行機にカンザシ?

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カンザシ(模型飛行機用語で主翼の結合部品のことです。)はARF機等では完成している左右の主翼をエポキシ接着剤を充填しておいてカンザシを挿入して左右の主翼を結合するという方法を使いますが管理人はあまり好きではありません。

というのは例え完成状態がちゃんと上半角が合っていて主翼にネジレがなかったとしても極端に言えばカンザシがエポキシの中できちんとスパ-に密着せずあらぬ方向を向いて浮かんでいるかもしれないからです。

管理人はバルサキットの場合は先にカンザシをスパ-に正確に接着して左右の主翼を上半角を合わせて結合してから最終プランクをする方法を採っています。

したがってカンザシは完全にスパ-に密着して接着されます。

バルサキットを作る場合には工程をよく吟味して正確かつ最大強度が得られるように工程の優先順位を付けています。

2008年1月19日 (土)

ハリネズミよ永遠に!」

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以前にもブログに書いているように管理人はプランク材の固定は昔ながらのピンが好きです。

ヒノキ材を何本もスパン方向に並べてゴムで固定する方法がありますが飛行機の翼型というものは円筒よりもむしろ平面に近い形なのでゴムを使うと前縁と後縁には大きな圧力をかけられるのですが中ほどが圧力不足になります。

薄翼ほどそれが顕著になってリブにプランク材が密着しない可能性があります。

管理人はプランク材はプランクする前にあらかじめ平らな板の上でサンデイングしておきプランク後はほとんどサンデイングしません。

その理由はプランク後にサンデイングするとリブがある所だけが削れて翼面が波打ってしまうからです。

プランク材はキットに入っているバルサ板を一枚一枚重量を量って左右に振り分けて少しでもアンバランスを解消します。

バルサ会社にコネや財力のある方は最も軽いバルサだけを選別して購入するらしいですが管理人にはそんなコネや財力もありませんからキットに入っているバルサだけを有効に使います。

2008年1月16日 (水)

かしら~右!

Img_0540_2 やっかいな下準備を終えてリブ組み作業にいよいよ入りました。

このキットでは主翼は翼端エルロンとなっていますが41機しか作られなかったといわれる実機の写真を見るとフルエルロンとなっていて格納庫に収容の際はエルロンを跳ね上げて主翼を後に折りたたんでいます。

管理人はこのまま翼端エルロンで製作しますが翼端エルロンの主翼の場合作り方は2種類あって一体ものの主翼を作ってから後でエルロンだけ切り離す方法、主翼本体とエルロンを別々に作る方法がありますが正確に作るという意味からは前者のほうが優れています。

後者の場合後縁に仮止めするジグが分割となってしまうため誤差を生じやすいのです。

このキットでは後者の方法で作るようになっているので細心の注意を払って製作することにします。

2008年1月13日 (日)

弔い合戦!

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ついにデハビランド モスマイナ-の製作を始めました。この希少なキットが管理人が救い出さなければバッタ屋に1キロいくらで持っていかれるところでした。

この機体を製作して飛ばせば長年お世話になったO模型店さんが不本意にも閉店せざるをえなかった弔い合戦にもなると思って気合をいれて製作するつもりです。

管理人はいつも主翼から製作しますが最初の第一歩は管理人独自の製作法でまず前、後縁材、リブにセンタ-ラインを入れます。これは製作中常にセンタ-ラインを基準とするためで機体を正確に作るための基本なのですがなぜか昔からキットにはセンタ-ラインが引いてありません。

現在のレ-ザ-カットのキットも同じです。簡単なことなのでキットメ-カ-には是非お願いしたいと思います。

前、後縁材にセンタ-ラインを入れるのはちょっとテクニックが必要です。前、後縁材は自然材料のバルサでできているために決して真っ直ぐではありません。

それにセンタ-ラインをいれるには金尺をジグにして工作台に直線状態でピンで仮止めしてからラインを引きます。

このキットは20数年前のキットですがこの当時のバルサキットの前縁材は台形加工がしてありました。最近のレ-ザ-カットのバルサキットはこの前縁材までバルサシ-トのレ-ザ-カットの中に入っていて非常に困ります。唯一のレ-ザ-カットバルサキットの不満点です。

2008年1月12日 (土)

初級飛行過程再編入命令!

Img_0493 管理人はあまりの飛行技術未熟のため戦闘機乗りをリストラされ練習機搭乗を命令されてしまいました。

というのも管理人いきつけの模型店が閉店することとなり(その理由も今後の模型界の行く末を案じるような悲しいお話でした。管理人の大好きな模型飛行機が空の彼方へ消えていってしまうような気分でした。)閉店セ-ルで極めて希少なキットを見つけました。

デハビランド タイガ-モスの単葉版、モスマイナ-です。管理人はこのキットを見るまでタイガ-モスに単葉機があったことを知りませんでした。

機種も文字どうりマイナ-ですがこのキット自体も極めて希少です。20年以上前のOK模型のキットですがこの当時のOK模型は非常に精巧な上級者向けスケ-ルバルサキットを販売していました。

図面を見ると一目で管理人の劣悪な飛行技術でも飛ばせることが分かりました。資料の収集に苦労しそうですが管理人はこの機体を時代に逆行した絹張り、ド-プ、ハケ塗りで仕上げるつもりです。

この手のオ-プンコクピットの機体のスケ-ルアップポイントはパイロットです。元玩具メ-カ-勤務の管理人の腕の見せ所です。

2008年1月 9日 (水)

飛行機野郎ヘリに浮気!

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管理人は飛行機の他にラジコンヘリコプタ-も楽しんでいます。

F-14トムキャット製作のためにいくつかの部品を手持ちのJR エルゴ50タイプ2から流用したため機体はバラバラになっていたのですがまた飛ばしたくなり再組み立てを始めました。

下の写真はメインマストの取り付け部分ですがF-14の可変後退翼のピポット部分はこの構造を参考にしています。

可変後退翼を動かす力は主翼の空力的な抗力よりもピポットの軸抵抗のほうがはるかに大きくヘリのマスト支持のベアリングとベアリングケ-スを自作のカ-ボン製シャ-シで挟みそれをカンザシとする構造を採りました。

2008年1月 7日 (月)

キャデラックか?

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これはユニオンモデル製ドボワチンD510の製作図面です。上の図面に乗っているのは1950年式キャデラックのテ-ル.................ではなく本機のカウリングです。

実機は第二次世界大戦直前の機体で日本も一機輸入したという記録が残っているそうです。フランスとしては初期の全金属製戦闘機ですが性能的には同時期の日本の96艦戦とは比較にならないでしょうが模型として見ると実にユニ-クなフオルムです。

今管理人はこの機体をほんとうに全金属製の模型として製作できないか考えています。それでいながら全備重量が標準重量で収まればこの機体のデイメンションから見て非常に飛ばしやすい機体だと思います。

そんな初夢を昨晩管理人は見ていました。正夢になるかは今後の管理人のブレ-クスル-次第です。

2008年1月 5日 (土)

マスタングよストレガにトランスフオ-ムせよ!

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これは管理人が途中まで製作した、ハウスオブバルサ製マスタングの主翼と製作説明書です。

管理人はこのマスタングをリノエアレ-スで活躍しているストレガに改造中です。ですので主翼の平面形はノ-マルマスタングとは大幅に異なり翼形もキットとは異なっていてほとんど自作です。

引き込み脚装備で全備重量1000g以下を目指しておりパワ-ユニットはエンジンの4スト30クラス程度のパワ-を発揮する電動ユニットを搭載するつもりですので相当の高性能機になることが予想されます。

下の写真はキット同封の製作説明書ですがご覧のとうりのまるで家電のような立派な取り説です。ほとんどの国産のキットは白黒でせいぜい斜視図で書かれてある程度ですからいかに同社が初心者に手厚い姿勢かが分かります。

ハウスオブバルサ社は他にも初心者向けバルサキットのラインアップが豊富でARF全盛の時代に貴重な存在です。

管理人のように特殊な改造を施さずキットどうり作っても初心者が十分工作の楽しみを味わえる商品だと思います。

2008年1月 3日 (木)

中島 誉21型発動機?

Img_0455 これは紫電改に搭載を予定している「中島 誉21型発動機」............?ならぬYS FZ53です。マフラ-はすでにハットリ製スケ-ルマフラ-を調達してありますがもう一つの選択肢として電動化があります。

しかし管理人は実機どうりのフアウラ-フラップを始めとして数々のギミックを装備するつもりです。

雷電のペ-ジでも述べましたが管理人の雷電を電動化するとエンジン仕様に比べて燃料も含めて200グラム近い軽量化が可能です。

ところが電動化した機体の方は飛行時間が約3分強しかありません。一方SAITO FA40仕様は飛行時間はなんと14分以上です。

なぜこんなことになってしまうかというと機体自体の重量オ-バ-分を電動パワ-ユニットの軽量化に頼っているからです。

つまり機体自体が重量オ-バ-のままで飛行時間と軽量化を両立するためには現在のリポバッテリ-の単位重量あたりの容量をさらに上げてもらう必要があります。

しかし管理人の情報では現在のリポバッテリ-ではこれ以上単位重量あたりの容量を上げるのは難しいとのことです。

そこに管理人のスパイラルジレンマがあります。この状態を打破するにはギミック満載でありながら機体重量を増やさないブレ-クスル-が必要です。

尊敬する零戦の主任設計者堀越技師に少しでも近ずく努力が必要だと思います。

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