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福田首相「なんか言うと、また大変だからきょうも言わない」 (1/2ページ)

2008.7.28 21:51

 福田康夫首相による月内の内閣改造が28日、困難な情勢となった。スイス・ジュネーブで開催中の世界貿易機関(WTO)新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の閣僚会合に出席している甘利明経済産業相と若林正俊農水相の帰国が31日以降の見通しとなったためだ。首相は引き続き8月上旬の改造を模索するが、同時期には別の閣僚の海外出張や首相自身の政治日程がある。首相が8月下旬召集を目指す臨時国会の日程も確定できず、切羽詰まった状況に陥りつつある。

 首相は28日夕、首相官邸で平成21年度予算の概算要求基準(シーリング)に関する政府与党政策懇談会の終了後、公明党の太田昭宏代表らと会談した。WTO交渉が難航していることが話題になったという。

 首相は会談後、記者団に対し、改めて太田氏と会談する考えを示した上で「(会談の時期は)まだ明確に申し上げられない。改造の話はまだしていない。なんか言うと、また大変だから、今日も言わないことにする」と語った。

 首相は当初、甘利、若林両氏が27日に帰国予定だったこともあり、30日に改造を断行する意向を固めていた。だが帰国が31日以降となったことで、計算が狂った。

 改造に不可欠な閣僚の辞表とりまとめは「閣僚が外遊で不在でも可能」(政府筋)とはいえ、「首相は変則的なことはやらない」(政府高官)とみられる。自民党の伊吹文明幹事長も28日昼の政府・与党協議会で改造の判断は両氏の帰国後になるとの見通しを示した。

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