社会
ビアガーデン、家族連れに人気 「車使わず近場で」
好天続きで連日盛況のビアガーデン。今年は家族連れが目立つという=27日夜、神戸市中央区小野柄通8、そごう神戸店(撮影・大森 武) |
猛暑と晴天続きで、今年の夏はビアガーデンが大人気だ。ガソリン価格の高騰によるクルマ離れもプラスに作用し、郊外の外食店から流れた家族連れが増えるなど、前年同期の倍の売り上げを記録する店も。値上げに伴う消費の減退で今年上半期はビールの出荷量、外食産業の売上高とも落ちたが、ビアガーデンは好調が続いている。(西井由比子、森 信弘)
そごう神戸店(神戸市中央区)屋上のビアガーデンは、昨年七月は雨で計十日閉めたが、今年七月は晴天続きで無休。予約席が満席になる日も多く、八月の週末なども既に予約で埋まっているという。ビールや食品の値上がりを受け、料金は昨年より二百円アップの一人三千五百円(大人男性料金)となったが、客足に響くどころか、週末は家族連れで大盛況。他の外食店の値上げで、子ども料金(小学生千円)に割安感もあるようだ。売り上げは好調で、同店は「七月末までに昨年の二倍を超すのは間違いない」。
兵庫県内は二十七日も姫路や三田などで三五度以上の「猛暑日」となるなど、各地で厳しい暑さに。友人家族と子ども連れで訪れた会社員林英治さん(35)=神戸市灘区=は「みんなでキャンプに行こうかという話もあったが、結局ビアガーデンにした。近場で楽しめるのがいいですね」と話していた。
ヤマトヤシキ加古川店(加古川市)のビアガーデンも盛況で、七月に入り、売り上げは前年同期の二倍を超えている。
一方、日本フードサービス協会が二十五日発表した外食産業の今年上半期の売上高は、メニューの値上げやガソリン価格高騰によるクルマ離れが響いて前年同期比で1・2%減に。駅近くで利便性が高い百貨店のビアガーデンには、追い風となっているようだ。
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