「天皇が来る意味って?」 毎日記者発言ネットで騒動毎日新聞の記者が記者会見の場で佐賀県知事に「かみついた」ことが、インターネット上の掲示板2ちゃんねるを中心に、話題になっている。天皇皇后両陛下の「来県」の出費について、知事を批判する内容だったが、佐賀県で配信している記者会見の動画が、この記者の発言に絞って加工・編集され、動画投稿サイトYouTube(ユーチューブ)にもアップされた。 2006年10月29日に佐賀県で開かれた水産振興と海の環境保全について考える「第26回全国豊かな海づくり大会」に天皇皇后両陛下を招待することを発表する佐賀県知事の臨時記者会見での出来事だ。知事のパワーポイントを使った説明のあと、毎日新聞記者は、 「今回の行事にですよ、天皇と皇后が佐賀に来ることの意味って何ですか」 などと発言し、知事に「かみついた」。 知事も、度重なる追及に苛立つ毎日記者の「かみつき」シリーズはYouTubeにもアップされる さらに、記者は天皇皇后両陛下の「来県」の出費について追及。「私が言いたいのは、天皇皇后、2人の関係でいくら経費がかかっているのかということです」などと発言。 「普通に県民の感覚として、(経費が)仮に1,000万円だとしましょう、天皇皇后に対して係る経費負担が。今の県の財政状況を考えたら、それすらもったいない気がするんです、僕。もっと有効な成果が出ると思うんです、海づくりよりも。別に海づくりのためだけじゃなくて、天皇皇后がここに来なくても、海の大切さ以外にも伝えなきゃいけない、教育でも福祉でも困っている人がいっぱいいるわけですよ。世の中の弱者というのは。そういった人たちに目を向けられないのかなと私、疑問に思うんですね」
最初は冷静に応対していた知事も、度重なる追及に苛立った様子さえ見せた。 「公の場で天皇皇后両陛下に対して敬称もつけず敬語も使わず、随分と無礼な物言いだな」 2ちゃんねるではこんな具合に記者を批判するカキコミが並ぶ。 プライバシー情報までもが書き込まれる佐賀県の広報に「この記者はいったいどんな人なのか」と聞くと、 「個人の評価になるので、それについてはお答えできない」 と答えるにとどまった。
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