[AML 20263] とほほさんへ

永好 248z7y at bma.biglobe.ne.jp
2008年 6月 30日 (月) 19:36:03 JST


永好です。ご無沙汰しております。私の投稿に以下のご意見をくださいましてありがとうございます。お互いに少々誤解があるように思えますので私の意見を述べさせてくださいませ。

----- Original Message ----- 
From: "とほほ" <tohoho at t-t-japan.com>
To: "Alternative Information for People's Movements Mailing List" 
<aml at list.jca.apc.org>
Sent: Monday, June 30, 2008 1:21 PM
Subject: [AML 20261] Re: 人が人として成長するのに必要なものは?


> amlの皆さんこんにちは とほほです。
>
> in article "[AML 20257] Re: 人が人として成長するのに必要なものは?"
> 永好 wrote:
>>●北朝鮮人より。。。
>>やっぱり日本人は始皇帝死状態なんじゃぁないでしょうか。2000万のアジアの人 
>>
>>びとを虐殺して数億の無辜の人民に塗炭の苦しみを味わわせておきながら、ほとんど 
>>
>>罪の意識がないんですから。それどころか最悪の戦争犯罪人がなんら責任を問われな 
>>
>>かっただけでなく、『平和国家ニッポンの象徴』になっちゃうんですから。。。国民 
>>
>>は巨悪の戦争犯罪をすべてごく一部のA級戦犯になすりつけて平然としています。戦 
>>
>>争中毒アメリカのポチになって朝鮮戦争、ベトナム戦争、インドシナ半島における破 
>>
>>壊行為などに加担して富を蓄えてきたんですからね。最近でもアフガン・イラクでア 
>>
>>メリカの侵略戦争のお手伝いをやってますね。
>
> 以下の文章は中国で日本と中国のサッカーの試合が行われた時に発生した一部中
> 国サポーターの乱暴を批判する日本世論に私が反論したものです。
> 昨今の北朝鮮バッシングや総連への弾圧など永好さんの怒りが日本人全体へ向か
> ってしまうことも、この社会傾向をとめることの出来ない我々の責任であると思
> います。
> でも決して思考停止せずに頑張っている日本人もいることも知っていただきたく
> 私もその一人でありたいと願っています。
>
> 以下昔の記事より抜粋、全文はこちら
> http://t-t-japan.com/tohoho/talk/gyougi.htm
>
> ================================================
>
 私が自分の怒りを日本人全体に向けているように思われておりますが、これは誤解です。本当に怒っているのは被害者であるアジアの人びと、在日韓国・朝鮮人、沖縄人など日本の理不尽きわまりない暴力で弾圧・迫害されている人びとであって私ではありません。わたしたち日本人はこれらの人びとに対して甚大な加害者であり、『怒られて非難されるべき立場』であり、『責任を取らなくてはならない立場』であるからです。

 私はこれらの被害者の怒りを真摯に受け止める努力をして、日本社会に対して伝えようとしているだけです。あるいは、これらの人びとの気持ちを代弁しているといってもいいでしょう。もちろん自分の意見を述べたり批判もしますけれども、決して日本社会に対して自分自身の怒りを向けているわけではありません。

 とほほさんのおっしゃるように、わたしたち一般市民は思考停止せず、差別偏見、飢餓貧困がないよりよい社会を求めて広く連帯して闘っていかなければなりません。そのためには情報や意見を交換しあい相互理解を深めていく必要があり、幅広い意見を取り入れ、自分と異なる意見を理解しようとすることや相手の過ちに対して寛容であることが大切ではないでしょうか。サヨクとよばれている人たちだけでなく、ウヨクとよばれている人たちとも相互理解をする努力をしていかなければならないと思います。

 韓国の大統領を糾弾するロウソクデモや、中国の日本に対するデモ、沖縄における集団自決改竄反対デモなどをみておりますと、日本の市民運動が如何に貧弱なものかを痛感させられます。韓国、中国、沖縄では市民が団結して不正義と闘って社会を動かしている。日本では年間3万を優に超す人びとが自殺し、30万の自殺未遂、社会福祉は切り捨てられ、社会格差は広がり、多くの社会的弱者が喘いでいます。そしてこのような社会的弱者の多くがウヨクであったり、石原慎太郎や安倍晋三のような極右政治家を支持したり、『救う会』などに踊らされている人たちなのです。

 このような点を理論的に多角的に考察し、市民運動のあり方について試行錯誤していく必要があるのではないでしょうか。闘うべき相手は誰か、団結・連帯すべき相手は誰か。団結・連帯すべき人たちどうしが闘ってしまっては、本当に闘うべき相手の思う壺ではないでしょうか。

  



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