日経スペシャル ガイアの夜明け・毎週火曜夜10時放送・闘い続ける人たちの物語
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日経スペシャル「ガイアの夜明け」 10月12日放送 第130回

ゴミは金なり
〜世界が奪い合う日本の廃棄物〜


家電製品に鉄くず、プラスチック。使い捨て社会日本で生まれたゴミが今資源として世界を巡っている。

内容

【海を渡る家電ゴミ】

日本の住宅街を走る回収トラックに捨てられる家電製品…その行方は実はアフガニスタンだ。国境には、日本で用済みになった家電製品が所狭しと並べられたゴミが集められた巨大マーケットが…日本のゴミは、ここでは大人気商品だ!そんな活況の廃棄家電市場を走る日本人が1人・・・浜屋・小林 茂社長(50歳)。
この市場自体を作った男だ。日本の埼玉にある事業所には、日本の"ゴミ"を仕入れに世界中から様々な人種のバイヤーたちが集まってくる。捨てられた家電を大喜びで仕入れ、自国で3倍の価格で売るのだという。浜屋では年間100万台の廃棄家電を海外へ輸出している。使える家電も金を払って分解する…そんな家電リサイクル法の隙間でビジネスを見い出す小林の奮闘を追う。


【中国へ渡るゴミ】

一方、国内のゴミ捨て場に現れるのは、中国のゴミ商人。今、日本のゴミは中国へ渡っている!以前は産業廃棄物として埋め立てるしかなかったゴミが、中国では資源としての需要があり、高値で取り引きされているのだ。ゴミの輸出を手がける衆和産業の周 彪(シュウ バオ)社長(47歳)を追いながら、中国のゴミビジネスの実態を見て行く。中国・海門の港で次々に荷揚げされるのは、全て日本のゴミ…毎月100隻の船が日本から押し寄せる。ゴミを満載したトラックに付いて行くと、巨大リサイクル工場が!
一日1千トンが集まるここでは、数百人の労働者が働く。ゴミ山での厳しい選別作業。金属クズ、廃棄プラスチック、銅線・・圧倒的な人海戦術でゴミを完全分別し、再資源化。経営者はいう「ゴミの99%は資源にできる。もっと日本のゴミが欲しい!」


【悩む日本のリサイクル】

そんなゴミの国際市場形成の中…国内のペットリサイクル業者は悲鳴を上げていた「これじゃ倒産だ!」国内の廃棄ボトルを再資源化するはずの業者は、高値で買い取る中国人バイヤーのせいで、原料ボトルが全く集まらない!…日本のリサイクル業者、根来産業の根来 功社長(67歳)も苦しんでいた。高度な技術でペットボトルからカーペットを製造、シェア50%を築いたが「ペットボトルの仕入れ価格は去年の倍!もう買えない!」という。
中国・寧波。根来社長やリサイクル業者たちは、中国のリサイクルの現場へ視察に飛んでいた。実は、根来社長…天津市に7万平米の中古工場を買収。高度なカーペットプラントを中国に建設し、中国で調達したペットボトルを再生し、日本へ輸出しようと動き出していた。
「日本の誇る最新技術を中国に持ち込み、中国の原料を高品質のカーペットに再生する!」天津市とのペットボトルの仕入れ交渉も進み始めた。中国のゴミが、日本の技術で再生…新しい国際循環!
ゴミ・リサイクル戦争の第2ラウンドの行方は?




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