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大うそだった検証・検討 水増し工事費で現地建替えを否定

[福岡市政ニュース]

患者家族怒りの声 緊急電話インタビュー

 こども病院の移転問題で、福岡市はこれまで人工島に移転する理由のひとつとして、同病院の現地建替えには多額の財政負担が必要なため不適切であるとしていた。しかしデータマックス取材班の調べにより、市は現地建替えの工事費を当初試算した額より1.5倍も大幅に水増しして公表し、人工島に移転した方があたかもコストが安いような検証・検討を作成していたことが明らかになった。

 福岡市が民間業者に委託した現地建替えのシミュレーションでは、現地建替えの工事費は85億5000万円だったが、市役所内部でこの工事費では安すぎるとして、ゼネコン3社に「口頭」で工事費を聞き1.5倍に水増し、128億3000万円という途方もない金額にして公表した。1.5倍にした根拠を示す文書も記録もないという。

 現地建替えの工事費をより高く公表することで、人工島以外の選択肢を排除したいという市の思惑。吉田市政は、六本松移転や現地建替えなど、人工島移転以外の選択肢を求める市民を、騙していたことにほかならない。

 このままこども病院の人工島移転が決まっていいのか。
関係者からは厳しい批判の声があがっている。

今回、患者家族の「谷口 典子 氏」に電話でインタビューを行なった。
音声はこちらから >>


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