洋野町、自動運用停止で緊急速報流せず岩手沿岸北部地震で震度6強を観測した岩手県洋野町で、防災行政無線を通じて緊急地震速報などを知らせる「全国瞬時警報システム」の運用を停止していたため、住民に速報を伝達できなかったことが26日、分かった。町によると、4月にシステム運用を開始。震度4以上の情報を伝えるように設定した。6月21日に大雨洪水注意報を警報と誤って流す設備不具合があり、手動に切り替え、自動的に流れないようにしていた。 当初は今月2日にソフトを変更して運用する試験を予定していたが、福井県での誤作動などの影響で、ソフト変更は29日、試験は30日に実施することにしていた。 システムは人工衛星を活用して気象庁の緊急地震速報や津波警報などを伝える仕組み。
2008年07月27日日曜日
|