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【国際】

五輪時に日中首脳会談 中国側『対日重視の姿勢』

2008年7月25日 朝刊

 【北京=鈴木孝昌】中国の胡錦濤国家主席と温家宝首相が、八月八日の北京五輪開会式に出席する福田康夫首相と、それぞれ会談する方向で調整していることが二十四日、分かった。世界の首脳が集まる開会式の“五輪外交”で、中国のトップ二人が会うのはごく少数とみられ、中国政府筋は「日本重視の姿勢を示す」としている。

 同筋によると、開会式には世界の国家元首や首相ら計九十人が出席する。胡錦濤主席はこのうちブッシュ米大統領ら元首クラスの数人と個別に会談し、福田首相とも三十分程度の会談を予定している。首相と胡主席の首脳会談はことし三回目。「改善された最近の日中関係の総括と、今後の進展を話し合う」としている。

 チベット問題をめぐり欧米諸国で開会式ボイコット論が強まる中、福田首相はブッシュ米大統領とともに早くから出席の意向を表明。中国側では「恩人」として尊重する雰囲気が強い。

 

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