2008年7月27日 21時10分更新
広島や長崎で被爆した人を原爆症と認定する基準がことし4月に緩和されたのをうけて、原爆症の認定に関する相談会が岡山市で開かれました。
これは広島や長崎で被爆し病気にかかった人の支援を行っている団体が岡山市で開いたものです。
原爆症の認定基準はことし4月に緩和され、爆心地からおよそ3・5キロ以内で被爆した人や、原爆投下からおよそ100時間以内に爆心地からおよそ2キロ以内に入った人、それに爆心地からおよそ2キロ以内に1週間以上滞在した人について、その後がんなの病気にかかった人を積極的に救済することになりました。
会場では被爆者などから相談が寄せられソーシャルワーカーらが、被爆の状況やなどについて聞き取りを行いました。
そして、認定基準を満たしている人に対しては、申請を行うよう勧めていました。
岡山県内には被爆者手帳を持つ人は2500人余りいますが、原爆症の認定を受けた人はこれまで13人にとどまるということです。