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2008.07.27 21:55 |  診療  |  NINA  | 推薦数 : 0

デイケアにできること。

毎日、あまりまとまらない話が続いていて恐縮ですが…。
昨日書いたとおり、デイケアに携わるようになってから、デイケアでできることにいろいろ考えを巡らすのが楽しくなってきました。。

通常の外来診察だけではできないことを時間を掛けてある意味「集団療法」的にやってみることもできるし、自分が主治医でない患者さんの場合には主治医としての判断や指示はできないのでデイケアだけでできることは限られてくるから、主治医でないという弱さをカバーする方法を考えることにも意味があると思うし。

そんななかで、今いちばん真剣に考えているのはご家族に対するアプローチ。

患者さん本人だけと関わるよりも、ご家族ともお会いしてお話が聞けるほうが情報収集もしやすいし、本人の治療にご家族にも参加していただいたほうが相乗効果で患者さんの変化もより起きやすいと思うのです。

そういう事情で、今スタッフと「家族ミーティング」のプランを作っています。

私は思いつくまま勝手にアイデアを並べ立てているのですが、それをスッと受け止めて、実現可能な形に作り上げてくれるスタッフたち。

本当にありがたいなぁ、と思います。

新しい何かを始めようとするとき、こんなにも積極的に受け容れてくれて、こんなにも柔軟に対応してもらえる職場は初めて。

これほど恵まれた環境だと、私もどんどん本気にさせられてしまいます。

患者さんにとってもご家族にとってもメリットがあって負担が少ない、…そんな介入方法をスタッフみんなでうまく計画できたらいいな、と思います。


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NINA さんへ
 いつも楽しく拝見させてもらっています。
 私も数年前までデイケアにも関わっていましたが、デイケアは楽しいですね。
 デイケアは、もともと、社会資源が充分で無い時代に「自己完結モデル」として始まって経過もあり、診療報酬の関係もあって、人員も少なく、スタッフが病院外となかなか連携を取れないと言う問題はあります。
 けれども、デイケアは、日本の精神医療の歴史の中で、さまざまな新しいものを提供してくれています。心理教育やSST、WRAP(元気回復行動プラン)など、完璧にはできませんが、やっていく中でこちらも勉強になります。
 思いつくままに発想する医師と、乗ってくれるスタッフ、とってもステキですね。また、いろいろと教えてください。(ちなみに、うちのスタッフもよく乗ってくれますので、こちらも楽しくやっています)
written by papamama / 2008.07.28 01:48

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