米国の国際交流団体「日米文化センター」の派遣プログラムで来日中の高校生7人が26日、周南市で太平洋戦争末期の特攻兵器「回天」を学んだ。大津島の回天記念館を見学して平和への思いを新たにしていた。
ワシントンなどの高校に通う16―17歳の7人。記念館では、回天搭乗員だった20歳前後の若者の遺書や遺影に見入った。回天の発射基地跡や訓練に使われた石段にも足を運び、同行した文化センタースタッフからの説明に耳を傾けた。7人は「国が主導して若者に特攻をさせるなんて許せない」「自分たちと同じ年ごろでショックだ」と語り合った。
【写真説明】回天搭乗員の遺影に見入る米国の高校生たち
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