編集長にDVDを借りて「300」を観た。
300人vs1,000,000人、真っ向勝負!
て、帯のキャッチコピーだけで夢があるじゃないの。
負けるとわかっていても、「でも、やるんだよ!」の精神。
男なら、こうありてえものだと、
途中まではオッス連呼の六尺気分で観てたのだが、
ペルシャ王・クセルクセスが出てきたあたりから、なんかちょっと違ってきた。
裏切り者が招き入れられたクセルクセスの陣所、なんですかあれ?
酒池肉林やん。全然戦争なんて雰囲気じゃない。
画面見てるだけで、なんか、い~匂いがしてきそうだったもの。
あんなん、絶対エロいことばっかしてるでしょう。
スパルタ軍は、なんか汗臭い感じだもんね。
そんなん、絶対ペルシャのほうがいいわ。というわけで、
【俺の300】
戦士の国・スパルタの王、レオニダス(俺)は、
服従をようきゅうしてきた大国ペルシャの軍勢を迎え撃つことにした。
どう見ても勝ち目はないが、100万の大軍に300人で挑んだのである。
のちにテルモピュライの戦いと呼ばれる戦いである。
大軍を展開できない狭谷で、ファランクスの必勝陣形を組むスパルタ軍。
その前に現われたペルシャ王・クセルクセスは、
よゆうしゃくしゃくでこう告げたのである。
「お前たちスパルタなど、わが国の兵が出るまでもない。
女たちだけで滅ぼせるわ!」
そのうしろには、300人のペルシャびじんが控えていた。
いずれも属国から集めた美女中の美女、大王直属の喜び組である。
死を覚悟したレオニダス(俺)は、1人で戦うことを決意し、
振り返ると配下のものたち優しい笑顔でこう言った。
「みすみす命を落とすことはない。この場は私に任せて
お前たちは国に帰りなさい」
戦いはし烈をきわめた。なにしろ、300人のペルシャ美女が
たった1人の王にいっせいに群がるのである。
当時、スパルタにおいては、
セックスとは生殖のためだけにするものとゆう認識があり、
勃起した陰茎を膣に突き立てるだけの、
いわば運動とでも呼ぶべきものだったのである。
このストレートさが、男って感じだったのである。
当然、フェラチオなどという風流な性文化はなかったのである。
そこをば、ペルシアの性鋭部隊ときたら、
風呂にも入れない戦場で汚れきったレオニダス(俺)のチンポを
くわえ、しゃぶりまわすのだからたまらない。
すみずみまでくまなく舐めあげられたレオニダス(俺)の身体は
戦闘開始からわずか数分後には、入浴後のようにピカピカになっていたという。
初めて味わう快感に、さすがのレオニダス(俺)も、すぐにイキそうになってしまった。
うらやましいと思うでしょ? はっきり言って、全然いいことなんてないんです。
イッたら負けという戦いだからさー。
騎上位とかだって、やつらベリーダンスみたいな動きしてくるでしょう?
ホント、すぐ出そうになるのに、ガマンしたもん。
で、どうにもイキそうになったら、「ちょっと待って」って身振り手振りで言って
岩場の影でヌイてから、何食わぬ顔で戻って、「待たせたな、さぁ来い!」とか叫んで。
もう、なんなの? とか思ったけどさー、そんなん国のためだけを思ってがんばったわ。
そんな感じで、レオニダス(俺)の逆しゅうが始まったのである。
幼少のころから戦士としての教育を受けて育つスパルタ兵たちにとって
生きることとは戦うことであり、戦いは槍でするものであり、
レオニダス(俺)も自分の命を懸け、自分の槍で敵を突きまくったのだった。
香をたいた天蓋付きのベッドでする
踊りのようなヌルい動きのセックスになれていたペルシアの女たちは
その戦いのような荒々しい突きにメロメロになり、
一度敗死(戦場においてイクこと)したにもかかわらず、
ふたたびレオニダス(俺)に挑みかかる不逞なやからが続出したという。
くんづほぐれつの乱戦は、いつしかルールもあいまいになり、
レオニダス(俺)も、おもうさま射精し続けたのであった。
生死をかけた戦いだけに精子をかけまくった、とでもいうの?
――2週間後、
足元には、300人のペルシア美女たちが、肩で息をしながらグッタリ横になっていた。
レオニダス(俺)が勝利した瞬間である。
戦いの帰趨を見守っていたペルシャ王・クセルクセスは半笑いでこう告げた。
「さすがは生まれながらの戦士、スパルタの王、よくぞ1人で戦いヌイた!
だけど、私の喜び組は、300人編制で300部隊いるから!」
クセルクセスのうしろには、残り299の部隊が、
股をビショ濡れにして舌なめずりしていたという。
あ~、もう、ホント、ペルシャ攻めてこねぇかな……。