2008年7月26日 19時12分更新
焼き物の里として知られる岡山県備前市で、備前焼の灯ろうを手作りする教室が開かれました。
この教室は、備前焼作家のグループと備前市の教育委員会が、大勢の人に岡山を代表する伝統工芸品の備前焼に親しんでもらおうと開きました。
会場の「備前焼伝統産業会館」には県内各地から小学生や主婦などおよそ70人が集まり、備前焼作家10人ほどが指導して、灯ろうづくりに挑戦しました。
用意されたのは、あらかじめ作家たちが作っておいた高さ20センチほどの筒型をした灯ろうで、ろうそくのあかりが外にこぼれるよう側面に窓をあけていきます。
参加した人たちは、作家のアドバイスを受けながら、クッキーの型抜きやナイフを使って、窓の形を整えていました。
26日に作った灯ろうは9月上旬から備前焼の薪窯で焼き上げられ、ことし11月8日に夜間ライトアップされる備前市の閑谷学校の敷地に飾られることになっています。