2008年7月26日 19時12分更新
国の天然記念物で「アユモドキ」というユニークな名前をした魚を紹介する展示会が岡山市瀬戸町で開かれています。
アユモドキはドジョウの仲間の淡水魚で成長すると体の表面の色がアユの色に似てくることからこの名がつけられました。
岡山県内の河川と琵琶湖・淀川水系だけにしか生息が確認されていない珍しい魚で、国の天然記念物に指定されています。
展示会は、岡山市教育委員会が文化庁の許可を得て開いたもので会場の水槽には10匹のアユモドキが展示されています。
いずれも去年の夏、人工ふ化させた体長5センチほどの子どもで、口ひげのある可愛らしい姿をしています。
会場にはニッポンバラタナゴなど県内の川に棲む20種類、およそ70匹の淡水魚もあわせて展示され、夏休みの子どもたちが熱心に観察していました。
展示会は27日まで岡山市瀬戸町のキリンビアパーク岡山で、また7月29日からは瀬戸公民館で開かれます。