【独女通信】独女は山本モナに同情的！?

　巨人軍の二岡智宏選手との不倫騒動が報じられ、キャスター復帰したニュース番組「サキヨミ」を実質、降板となってしまった山本モナさん。スキャンダルを報じた『女性セブン』によれば、ゲイバーで意気投合したふたりはその後、タクシーに乗り込み、五反田のラブホテルに消えたという。
　
　モナさんは「別につきあっている男性もいて、二岡選手には強引に誘われた。ホテルでは酒を飲んだだけでやましいことをしていない」と釈明したが、世間の目は厳しい。「サキヨミ」の公式ホームページを始め、各局には苦情が殺到、モナさんは現在、謹慎中の身である。

「山本モナへの処分、どう思う？」としたYahoo!JAPANの意識調査でも、「妥当」が46％、「甘すぎる」28％に対して「厳しすぎる」は28％と少数派。いやしかし。独女に独自取材をかけたところ、「かわいそう」との意見が目立った。

　モナさんと同い年で女性誌編集者の愛子さん（33歳）も「処分は厳しすぎる」との意見を持つひとり。

「互いの恋愛関係に継続性があるものが『不倫』。一度だけホテルに行ったのなら、単純にニ岡が浮気したってだけのことでしょう。彼はすでに一軍に復帰していますよね。乱暴な野次はあったのでしょうが、丸刈りにすれば許される男は気楽でいいわねって思います。で、男は奥さんが許せば、世間にも許される。許してくれる人がいない独女は、ネチネチとイジめられるんですよ。コレって割があいません」

　モナさん側に否はなかったのか？
「あえて言うのなら、二岡に『この女は落とせる』と勘違いさせてしまったところではないでしょうか？　本当にモナさんが逃げようと思えばいくらでもチャンスはあったと思う。だけど男にしつこくされるのは、女性としては気持ちがよいもの。『一度くらいいっかー』と、軽い気持ちでついていってしまったのかもしれませんね」

　民主党議員との騒動のときもそうだが、モナさんには不倫につきものの男性に対する執着心が感じられない。「愛人体質」と報じる向きもあるが、彼女の恋愛観はもっとカラっとしていないだろうか。愛子さんは「モナは男に夢を見させるホステス体質」だと言い切った。

『ニュース23』降板以来、モナさんの仕事に対する熱意をつぶさに感じていたという美和さん（35歳）は、だからこそ「今回の件が残念でならない」と話す。
「モナさんもニ岡選手も恐ろしく自覚が足りない。周囲の関係者へかけた迷惑やファンへの影響を考えると、怒るというよりあきれます。モナさんに関しては、もうキャスターとしては厳しいけど、ああいう天然魔性タレントとしてなら、バラエティではすごくおもしろいのでないか？　禊が済んだら、また芸能界に復帰してほしいですね。キャスターでなければ、むしろあのキャラが生きてくるでしょう」

　テレビとアイドルが好きな雅恵さん（35歳）は、スキャンダルの女王と言われる松田聖子さんと山本モナさんを比較する。

「芸能人にはやっていいスキャンダルといけないスキャンダルがあると思う。聖子ちゃんは昔から世間をにぎわわせているけど、郷ひろみとの熱愛＆破局、口パク騒動、ビビビ婚、うそ泣きなど、罪にならないネタが多い。あえてお茶の間に話題を提供してくれているような気がして、スターならではの要領の良さが感じられるんです。

　反対にモナさんは、笑えないスキャンダルばかり。学はあるけど賢くないタイプなのではないでしょうか？　ただし、画面越しに本音が感じられるモナさんは人間的で好感が持てます。このまま彼女の姿が見られなくなるのは惜しい！」

　厳しくはあるが、同じ未婚女性たちのモナさんへのエールは強烈なものがある。それは、モナバッシングから独女に対する世間の風当たりの強さを感じるせいもあるのではないか。男性が「不倫は文化」と公言しても許されるが、女性はほとんど許されない。そんな風潮を変えてくれるのは、恋愛に自由奔放な山本モナ、その人であろう。

　二度の不倫スキャンダルをバネにすれば、女性タレントとしてもはや怖いものなし。世間が何を言おうと、少なくとも独女たちは、山本モナさんを温かく迎え入れること請け合いだ。独女通信の記者としては、ここで働く女の意地を見せてほしいところである。（中沢夕美恵）