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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第854回

ほぼ日編集部様

7月9日のニュースから

今日の新聞じゃないんだけど、8日の毎日新聞の夕刊に
興味深い記事が出ていたので報告しておきます。
夕刊の1面トップ記事だ。
と、いうことは
毎日新聞の特ダネの扱いだということを意味する。
こういう種類のニュースを1面トップにするには
そうした場合だろう。
それに見出しの活字がデカイ。

「ゲーム脳 ご注意
 『キレやすい』『集中できない』
 『つきあい苦手』」
「毎日2時間以上で 前頭前野が働かず」


日本大学文理学部の森昭雄教授(脳神経科学)が、
テレビゲームが人間の脳にどういう影響を与えるかという
脳波の測定実験をやったんだそうだ。
その結果、人間らしい感情や創造性を司る
大脳の前頭前野の活動が、テレビゲームをするときに
目立って低下することを突き止めたというんだねえ。

そして、ゲーム時間が長い人ほど低下の程度が大きく、
ゲームをしない時も
活動レベルが回復しないことも分かったという。
森教授はこういう大脳について
「ゲーム脳」
と名付けてこういう警告を発しているという。
「情操がはぐくまれる児童期には
 ゲームの質や時間に気を配って欲しい」

実験の細かいデータについては私にも理解が出来ないので、
詳しくは是非毎日新聞7月8日の
夕刊1面トップの記事をお読み下さい。
記事の最後にはこう書いてある。

「また、実験対象者に対する聞き取り調査で
 『ゲーム脳』の人に
 『キレ安い』『集中できない』『友達づきあいが苦手』
 という自覚が多いことも判明した。森教授は
 『テレビゲームは緊張や恐怖心をあおるものが多く、
  自律神経などへの影響も心配だ。
  子供時代はゲームではなく外で友達と遊ぶことが一番だ』
 と話している」
 
この実験がどの程度有効性があるのか、
私にも判定はつかない。
ただ、ゲームだけの生活を続けて大きくなっていくのは
やはり問題なんだろうなあ・・・という感じはする。
大脳か・・・・・時代の影響を受けるんだろうな・・・

これからメジャーリーグのオールスター戦が始まる。
それを見て仕事へ。
まだ依然として風邪は治らず。
明日は金沢へ行かなければならないのに台風だ。
どうなるのだろう???

2002-07-10-WED

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