2008-07-25-金
新○さんと、メシ喰いに行くならば何処にしようか、鉄板焼に行きたいのだな、などとメールのやりとりをしていると、妻が「ところで我が家はどうなってんのよ、鉄板焼屋さん最近行っていないじゃないのよ、どうよ今日の昼にでも」と畳み掛けられ、ま、そうだな、行くか、とロイヤルパークホテル地下の鉄板焼屋さんへ。父がヒマそうなので、呼んで奢ることに。この店は夜には行けない、値段が倍以上違うから。
出かける前は昨日に引き続きPARAとbiceを繰り返し聴く。
PARAは格好良いのだが、前作『X-GAME』〜特に4曲目「ARABESQUE」みたいな〜全曲10分以上を力で聴き通させるって感じが薄くなり、良くも悪くもサクサクした感じ。調べると10分以上の曲は5曲中1曲のみ。
妻がピアノ弾きに興じているうちに聴いたbiceは、聴き手を恋に恋する妄想系野郎(即ち俺みたいなヤロウ)どもと設定している。全曲作詞作曲編曲プロデュースはbice、胸をキュンとさせるのはbice本人のよう。小西康陽はまんまと乗せられている一人でもあるのだが、視覚戦略とプロモーションには積極的に関与していると思われる、リーフレットやCDトレイ側のイヤらしい写真などに。
KORG DS-10が届いたので帰宅してから遊ぶ。
ペンでなぞるとループ音がどんどん変わってゆく。これは面白い。BPM弄ったり、シンセモジュールを弄っていろんな音色や曲調を楽しめる。ちょっとヒマ潰しに長らく遊べそう。
2008-07-24-木
今日はボスがお休みなので、やっぱり塩漬けで退屈な日中。色々あったが書いてもあまり面白くないから、いざとっとと帰らん。妻が朝日朝刊に載っていたジャージャー麺に挑戦、成功。ナイトスクープを観る。カチカチ山の泥舟は一生懸命作れば浮く等の話。いつも近辺の視聴率はどんなもんか?という話題になる。
昨晩届いたPARAの新譜を聴く。これはいいなあ。ザッパ『アンクル・ミート』〜『チュンガの復讐』辺りに入っているインスト曲に近い感、要は体育会系変拍子の基礎トレーニング。
更に同じく昨日届いたbiceを聴く。初めてピチカートを聴いた時と重なる、即ち胸がキュンとなるのは小西氏が関わっているからだ、と指摘するのは簡単だが、+αはなんだろうと探っていたら、妻から『何だ、このヘタクソは!?何でこんなのを聴くのか!』と叱られ、ま、これまた予想通りなので、妻がいない時に聴くしか無い。
昨晩は新○さん以外にも沢山の方々に電話をかけまくったことが分かり、少し落ち込む。やっぱり呑んだら呑まれている感。
アメトーク「餃子の王将芸人」観て、皆の「王将愛」に一々頷く。前任事務所では一時期頻繁に王将に行ったが、今の事務所近辺に王将が無いから昼飯喰わなくなったのではないかと自己分析。
2008-07-23-水
セリー不在の為、一日事務所内部に張り付け。退屈。おまけに閉める間際とその後にいつものクレーマーが来て、何故怒っているのか理解に苦しむがやむを得ず屈辱的に謝りまくる(コイツ、いつか仕返ししてやるからな)。
夜は初任地事務所の面々と呑み会。初任地近辺の呑み屋で。総勢9名、何年経っても(15年!)一番下っ端。高○先輩(当時のボス)とはご無沙汰でしたが、相変わらず俺が2年目の時に遭遇した悲惨な「死亡」事件のことを思い出されて笑っていた。隣に座った山ちゃんに断煙自慢。皆タスポは作っていないが、俺のように徹底抗戦しているヒトはいなかった。越○さんなんか喫煙復活してしまっている。
帰り道、たまには、と思い立ち新○さんに電話。お元気そうで何より。久しぶりに声を聞いた。酔っ払っていて殆ど覚えていないが楽しかった。
2008-07-22-火
機器更改は特に混乱も無く完了。
仕事は基本的にヒマ。先週金曜日の件、ウチのボスが関連会社の社長に会いに行きM&Aの担当交替を申し入れ。俺の描いた筋書き通りになったが担当(かなりの上の先輩)には申し訳なかったかな。ま、俺もこうして外されたことは度々あり。
今日の夕刊フジ一面は危ない会社108社(百八つの煩悩の数字は即ち俺の社員番号でもある)だったが、ウチの会社は結構取引あるんじゃないか?びくびくしながらカネを貸すくらいならば、とっとと帰宅してリー・ペリーだな、最近は。漸く届いた『MUSICAL BONES』、凄い。『KUNG FU MEETS THE DRAGON』と同じ(頃の)セッションらしいが、吹きまくるVIN GORDON、まるでソロ作品でありリード・トロンボーンがボフボフと鳴りまくって、気持ち良い。いい湯加減のフレッド・ウェズリーとかブルース・フォウラー。
シェウン・クティのCDも届いたので早速聴く。いいんじゃないか。
中村とうようと意見を異にするところは、フェラ・クティという、パンツ一丁で隙ッ歯の奥から臭い息と煙を吐き出しつつお尻ペンペンしているオヤジというトリック・スターを少なくとも俺は求めており、そっくりの息子が継承・発展してくれるのではないか?という期待を持っているところか。2世タレントって難しいな、というのは万国共通のようでもあるが、よく分からないがスーパー歌舞伎並みに盛り上がればいい。トニー・アレンはヤワっぽいしフェミはパンツ一丁になりそうもないが、とにかくシェウン・クティはオヤジに似ている。究極的には演奏はどうでもよくて。アンティバラスが面白くないなと思うのはメンバーのキャラが弱いから。覆面しているくらいだし。アフロビートっていうのはよく分からないがフェラ・クティが好きなのだ。こういう音楽好きは沢山いるだろう。ところでスーズセイヤーズはどんな感じなのだろう。
フェラ・クティは今年生誕70年。
2008-07-21-月
MM読んで、早速フェラ・クティの遺児シェウン・クティの作品を発注。楽しみ。
あと、アート・リンゼイ制作なるアドリアーナ・カルカニョット『マレー』も。
あと、ジャケからして妻に絶対嫌われそうな音を発していそうなビーチェ『かなえられない恋のために』。
更に調子に乗って、Kito Mizukumi Rouber『boseki ni tatazumu KMR』。
藤掛正隆、早川岳晴、山本精一『弱虫 FROM GAKEPPUCHI SESSION』。
MILES DAVIS『LIVE IN COPENHAGEN & ROMA 1969』、マルチバイ価格にする為にクラシックアルバムシリーズの『キャッチ・ア・ファイヤー』。以上、二日酔いの勢いで。
積立傷害保険の5年満期返戻金が来月入ってくることが先週金曜日、保険代理店からの電話で分かったからいい気になっている。5年に一回、忘れた頃の喜び、入社して以来3回目の喜び。
今日は一日中、コンゴスとかヘプトーンズとかプリンス・ジャズボとかリー・ペリー関連とカエターノ・ヴェローゾとカルトーラをとっかえひっかえ聴いて過ごす。暑いから涼しい音を求めて。
ボラ・デ・ニエベの唄で知ったVETE DE MI(去っておくれ)のカエターノ版、スタジオ録音にもライヴ録音にも、相変わらずウットリ。でも実に哀しい唄。
『きみよ すべてを喜びと若さで満たすひとよ
光あふれる夜に亡霊を見つけ
青い薫りのする歌を聞くひとよ
わたしから去って行っておくれ
立ち止まって見ないでおくれ
ばらの枯れた枝を
それは花を咲かせずに枯れてゆくのだ
愛の景色をごらん
それは夢を見るための
そして愛するための理由
わたしは もうすべての悪に対して闘ってきた
わたしの手は握りしめてくだけてしまい
きみをつかまえておくこともできない
わたしから去っておくれ
わたしはきみの人生の中で
過ぎし日の美しい霧になろう
きみがわたしを忘れることができたその時に…
あのいちばんすばらしい詩を
わたしたちは思い出せないのとおなじように』
ボラ・デ・ニエベ版も引っ張り出して聴く。